530 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/06(月) 23:50:57.32 ID:12eY3XciO
五人はドクオの家族が来るまで、無言でニュースを見ていた。


みんな言葉には出していないが、もう生きることも諦めているんじゃないだろうか・・・・

みんなショボンと同じ考えなんじゃないだろうか・・・・・

カーチャンなら・・・・・こんな絶望でも、希望に変えられる、そう言うのかな・・・・・・


ピンポーン


インターホンが鳴る。
ドクオのカーチャンと妹が来たようだ。


J(´・ω・`)し「いらっしゃい・・・・・・すいません。突然お呼びしちゃって・・・・・・」

(`・ω・´)「こんな時は、みんなでいたほうが安心だと思いまして・・・・・」

8('A` )8「いえいえ、助かります。うちの娘もずっと怖がっていて・・・・・」
547 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/07(火) 00:03:15.04 ID:FSK3/u8TO
8('A` )8「うちの娘の、ドクコといいます・・・・・ほら、挨拶しなさい・・・・」

川'A')「こ・・・・こんばんわ・・・・・」

J(´・ω・`)し「こんばんわ、ドクコちゃん」

(`・ω・´)「こんばんわ。じゃあ早速居間に集まろう・・・・・・」


全員が居間に集まった。

そしてこれからの日本は、世界はどうなるか、そしてどうやって生きていくかを話し合った。
564 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/07(火) 00:19:03.43 ID:FSK3/u8TO
(`・ω・´)「じゃあこれから、私たちはどうするべきか話あう」

( ^ω^)「・・・・・・・・・・」

(`・ω・´)「話あうと言っても・・・・・・核戦争がこのまま続いたら・・・・私たちが何をしても
     無駄になってしまう・・・・・・・・今は最悪の事態は考えないようにしよう」

J(´・ω・`)し「そうね・・・・・・人間も馬鹿じゃないわ・・・・・このまま核を使い続けたら
       どうなるかぐらい分かってるはずよ・・・・・・ブウェート王国の人たちだって」

('A`)「そうですよね・・・・・・」
585 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/07(火) 00:52:10.12 ID:FSK3/u8TO
(`・ω・´)「それと、もしかしたら核は使われなくても、新宿や六本木のようにミサイルで攻撃される
     可能性もある。家族ではぐれたりしたときの集合場所は決めといた方がいいな」

8('A` )8「そうですね・・・・・・・高校とかですかね・・・・」

(`・ω・´)「あぁ。広い場所はこの辺にはあんまり無いからな。ショボンたちの学校でいいだろう」

('A`)「たしかうちの高校の校庭は、この地域のいざという時の避難場になってたはずだよ」

(`・ω・´)「なら丁度いいな・・・・・・緊急時には人も沢山あつまるだろう」
602 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/07(火) 01:16:08.04 ID:FSK3/u8TO
(`・ω・´)「それと・・・・・・みんなはドッペルゲンガーを知っているよね?」

8('A` )8「はい・・・・・・」

('A`)「はい・・・・」

(`・ω・´)「外に出る時は、これに気を付けてもらいたい・・・・」

(´・ω・`)「・・・・・・・・・」

(`・ω・´)「うちの子は・・・・・・・今こそはここまで普通にしていられるが・・・・・・前は大変だったんだ」

8('A` )8「うちの主人も、おそらくドッペルゲンガーにやられました・・・・・・・」

( ^ω^)“カーチャンもだお”

(`・ω・´)「そうか・・・・・・・全員が被害にあっていたんだね・・・・・・・・・」
614 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/07(火) 01:51:18.18 ID:FSK3/u8TO
川'A')「・・うぇ・・・うぇ・・・・・・カーチャン・・・・私たち、死ぬの・・・・?」

8('A` )8「なに言ってんの・・・・・カーチャンとにーちゃんがついてるから大丈夫よ」

川'A')「だけど・・・・・・・・トーチャンだって死んじゃったし・・・・・・・・・・」

('A`)「ドクコ、泣くな。にーちゃんと一緒にいれば大丈夫だからな・・・・・・・」

川'A')「うぅ・・・・・・・・・おにーちゃん・・・怖いよ・・・・」

8('A` )8「ドクコ・・・・・・・・・・・・」

(`・ω・´)「・・・・・・・・・・・」
620 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/07(火) 02:06:10.53 ID:FSK3/u8TO
(´・ω・`)「・・・・・・・そんなに・・・死ぬのが嫌なのか・・・・?」

川'A')「・・うぅ・・・・うぇ・・・うっ・・・うぇ・・・・・・・・?」

(´・ω・`)「もう本当に生きてても意味ないじゃないか・・・・・・・」

J(´・ω・`)し「ショボンやめて・・・・」

(´・ω・`)「死んだ方が楽になれる・・・・・・そうはみんな考えないのか・・?」

J(´・ω・`)し「ショボン!!」

(´・ω・`)「生きていればいいことがあるって言うけどさ・・・死んだっていいことがあるかもしれないだろ?」

J(´;ω;`)し「ショボンもうやめてよ!!!」

川'A')「やだ・・・・・死にたくないよ・・・・・・うゎぁぁああああん!!」
624 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/07(火) 02:16:25.23 ID:FSK3/u8TO
J(´;ω;`)し「いい加減にしてよ!!みんな頑張ってどうやったら生きていけるか
       考えてるんじゃない!!!誰も死にたい何て思ってないし、みんなだってショボンに死んでほしくないのよ!!!」

(´・ω・`)「・・・・・・・・・・・・ごめん・・・」

( ^ω^)「・・・・・・・・・」

(`・ω・´)「おいおい・・・・・・・・落ち着けよ・・・・」

J(´;ω;`)し「うぅ・・・・・・ごめん・・・・・なさい・・・・」

川'A')「うっ・・・・・・・・・うっ・・・・・うっ・・・・・・うぅ」

8('A` )8「ドクコも・・・・・・・・・落ち着いて・・・・・」





その時、ずっとつけっぱなしだったテレビの画面がぱっときり変わった。
634 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/07(火) 02:44:06.28 ID:FSK3/u8TO
《たった今、大阪に核兵器らしきモノが落とされたようです・・・・・》


( ^ω^)「・・・・・・・・・・・・」

('A`)「・・・・・・・・・・・・」


《大阪とは・・・・・今は連絡が取れない状況です・・・・・・》


J(´;ω;`)し「うわぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああ・・・・」

(`・ω・´)「・・・・・・・・・・・・・」


《繰り返します・・・・・・大阪に・・・・・核が・・・・・・・・・・》


アナウンサーの人も泣いていた。
だれか知り合いでも、へたをしたら家族が、大阪にでも住んでいたんだろう。


(´・ω・`)「もう・・・・・・・・だめだ・・・」
643 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/07(火) 03:03:41.16 ID:FSK3/u8TO
(`・ω・´)「ちくしょう・・・・・!!なんでなんだよ!!!!」

川'A')「うわあああああああああああああああああああああああああああああん」

8('A` )8「ドクコ・・・・泣かないで泣かないで・・・・・カーチャンがついてるからね・・・」



アナウンサーは泣きながら続けた。


《今入ってきた情報です・・・・・・・東京の都心部に・・・ミサ・・・ミサイルが・・・・》

(´・ω・`)「・・・・・・・・」

《ミサイルが次々と・・・・・あぁ・・・・》

( ^ω^)「・・・・・・・・・・」
651 : ◆xJiyHZHPtM :2006/02/07(火) 03:16:30.35 ID:FSK3/u8TO
《東京都民は・・・・・指定されている避難所へと速やかに避難してください・・・・・・》

('A`)「俺達のことだ・・・・・・・どうするんですか??」

(`・ω・´)「言われた通りにしよう!!」

8('A` )8「さっきの・・・・・・高校でいいんですか??」

(`・ω・´)「そうだ!!食糧は持てるだけ持って、いらないものは全部置いて行く!!」


《都民以外の・・・国民は・・・・各自の・・・ザーーーーーー・・・》


テレビの音声は突然途絶え、画面は砂嵐となった。


('A`)「くそっ・・・!!!・・・・・急ごう!!!」
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