3 :CHRONO ◆EQpNrRZmb. :2006/04/27(木) 19:11:28.49 ID:bSxd+1R90
−同時刻
妃の部屋に光が灯っていた。

キィィィィィィィィィィィン・・・・
シュバッ!

ξ゚听
)ξ「いたぁ・・・・・。」
そう言い見回すと周りには誰もいない。
ξ゚听)ξ「(さっきブーンが来た場所だ・・・。)

そんな事を思いながら何か無いか部屋を探り出した。
ξ゚听
)ξ「何これ?
それは箱に古代の遺物と書かれていた。開けてみると・・・
ξ
;゚听)ξ「!?
そこには見慣れたペンダントが入っていた。
ξ゚听
)ξ「(どうしよう・・。二つ持っててもしょうがないわね。)
ツンは箱にペンダントを戻し廊下を走っていった。
ξ゚听)ξ「ブーンを探さなきゃ!


!!!??
王女様は下にいるんじゃ・・・!?
途中メイドがそんな事をぼやいてた。
5 :CHRONO ◆EQpNrRZmb. :2006/04/27(木) 19:20:12.80 ID:bSxd+1R90
カエルと別れブーン達は城門近くで考えていた。
( ^ω^)「これからどうするお・・?
(*゚ー゚)「兎にも角にも帰ろうよ。あっちじゃ騒ぎになってるかもしれないし。
少年ら行方不明とか・・・・。」そうしぃがいい終えると
( ^ω^)「あ!ツン!!!!
そう言いブーンは走っていった。
(*゚ー゚)「(王女居たこと忘れてた・・・。 )
しぃはそんな事を思いつつブーンを追う。
ξ゚听)ξ「キャッ!!!いた〜・・・

( ^ω^)「ツン!!無事だったかお!
ξ゚听
)ξ「ブーン!!
そういいツンはブーンを殴る!
(;゚ω゚)「ぷげらっ!
ξ
#゚听)ξ「もっと早く来なさいよ!馬鹿!ぶつかって早々何!?
ξ゚听)ξ「でもありがと・・・。

(;*゚ー゚)(どっちなのよ。 )」
しぃがそうぼやいていた。
女ってよくわからんお・・・。でもモエスw
ブーンも同じ?ような事を考えていた。
9 :CHRONO ◆EQpNrRZmb. :2006/04/27(木) 19:32:18.86 ID:bSxd+1R90
(*゚ー゚)「ともあれ王女様が無事で良かった・・。
ξ
;゚听)ξ「王女?え?アーッ!
ツンは驚いた形相をしてしいの方を向いた。
ξ゚听
)ξ「ばれてたのか・・・。
(*゚ー゚)「まぁそういう事でございますね。王女様。

ξ#゚听)ξ「王女と呼ばないで!

(;^ω^)「ど、どうしてまた怒るんだお・・・。
いきなり変わったツンの態度に驚きブーンは答える。
ξ゚听
)ξ「ハッ・・・御免なさい。
ツンは歩きながらブーン達に言う。
ξ゚听
)ξ「とにかく・・・あるきましょ。
(*゚ー゚)「ま、待ってください!
ξ゚听
)ξ「敬語もやめて!
(;*゚ー゚)「ひゃっ!ご、ごめんなさい・・。
12 :CHRONO ◆EQpNrRZmb. :2006/04/27(木) 19:46:29.42 ID:bSxd+1R90
ξ゚听)ξ「急にごめん・・・・。」
(*゚ー゚)「一体どうなさr・・・一体どうしたの?」
ξ゚听
)ξ「・・・昔からね、私はお父さん以外に“王女“としか呼ばれなかったの。
だから・・・ほんと嫌いなの。自分の身分てのが・・。
私はあなた達とは近くて遠いの。
身分というものが超えられない関係なの・・・。」
涙目のツンが言う。
ツン・・・。二人は哀れむようにツンを見たがすぐ目を背けた。
そして再びツンを正視し口を開く。
( ^ω^)「友達に身分は関係ないお。」
その言葉にツンは驚いき振り向く。
( ^ω^)「ツンはほんと寂しかったんだと思うお・・・。
自分と対等に接する人が
一人も居なかったからだお。
だけどそれは今までの事だお。
今はブーン達がいるお。
ブーン達が友達じゃ駄目かお・・?」
19 :CHRONO ◆EQpNrRZmb. :2006/04/27(木) 20:14:05.85 ID:bSxd+1R90
・・・・。
(;^ω^)「!?な・・御免お!何か悪いことを言ったかお!?」
とうとう泣いたツンにブーンが駆け寄り言う。
(*゚ー゚)「王z・・・・ツン!」
ξ;凵G
)ξ「・・・ほんとにいいの?私が今までブーンと話したりしてたのは
自分の事を隠してたから・・。ほんとは私なんか嫌なんじゃ・・・。」
( ^ω^)「嫌なら助けたりしないお。」
ξ;凵G
)ξ「!」
( ^ω^)「助けるのにも友達にも身分も理由も関係ないお。
良ければいいんだお。ただ僕らが良ければいいんだお。」
その言葉を聞いてツンは考えた。
ξ゚听
)ξ「(・・・変な人w城に私の遊び相手に呼ばれた子の中でそんな事いう人なんて
居なかった。みんなみんな私の事意識して・・。)

そしてツンは口を開く。
ξ゚听)ξ「・・・友達に・・なってくれる?」
( ^ω^)「何度言わせるお。当たり前だお。」
素早い回答にツンは微笑み小さく「ありがと・・・。」と言うと
「行こ!」と大声を出し走り出した。
20 :CHRONO ◆EQpNrRZmb. :2006/04/27(木) 20:31:23.61 ID:bSxd+1R90
(*゚ー゚)「・・・ごめんね。」
ξ゚听)ξ「ん?」
突然のしぃの問いかけにツンは振り向く。
(*゚ー゚)「さっきあんな事言って・・。」
しぃはもう一回ちゃんと謝ろうと思い言った。
ξ゚听
)ξ「・・もういいのよ。悪かったのはこっちよ・・。」
ツンはそういいしぃの手を握る。
ξ゚听)ξ「けど・・・これからは・・・。」
(*゚ー゚)「友達・・だよね。」
しぃがそう言うとツンが頷き
ξ゚听)ξ「じゃあもう辛気臭い話は終わり!これからよろしく!」
(*゚ー゚)「・・・うん!」
そう言いしぃも強い返事を返して再び走り始めた。


21 :CHRONO ◆EQpNrRZmb. :2006/04/27(木) 20:37:14.88 ID:bSxd+1R90
( ^ω^)「・・・で、どうするんだお?これから。」
ブーン達は山の頂上まで来たのだが何やら変な穴があるだけで
どう帰ればいいかわからないのだった。
(*゚ー゚)「心配御無用!」
そう言ったのはしぃだった。
ξ゚听
)ξ「何か手があるの?」
ツンが問いかけるとしぃは問いかけた。
(*゚ー゚)「うん、ようは行きと同じようにここに飛び込めばいいのだけど・・・。」
( ^ω^)「じゃあ早速行くお。」
ブーンが飛び込もうとすると
(*゚ー゚)「急がば回れ!ちょっと待った!」
( ^ω^)「ty・・・ちょwwwwwwwなんだお?」
(*゚ー゚)「無闇に飛び込んだら危ういのよ。」
( ^ω^)「行きは安全だったお。」
(*゚ー゚)「あれはたまたまよ・・・・。これはね私が名付けたのだけど“ゲート“って言うの。」
ξ゚听
)ξ「ゲートって?」
(*゚ー゚)「つまりはね・・・まぁなるべく分かりやすく説明するわ。」


22 :CHRONO ◆EQpNrRZmb. :2006/04/27(木) 20:42:57.33 ID:bSxd+1R90
(*゚ー゚)「ここが数百年前の世界って事は知ってるよね?」
( ^ω^)ξ゚听)ξ「うん(お)。」
(*゚ー゚)「つまりはタイムスリップしちゃったのよねえ。だけどそんな事
出来ると思う?普通。」
ξ゚听
)ξ「無理無理。」
(*゚ー゚)「普通はタイムスリップなんてのは宇宙が収縮したり、
なんかならない限り出来るわけが無いのよ。」
( ^ω^)「じゃあ何でこれたんだお?」
(*゚ー゚)「いい質問。じゃあ1つ問題、重力が歪んだりなんかすると何が出来ると思う?」
( ^ω^)「いきなりそんな事言われてもわからんおwwwwww」
(*゚ー゚)「まぁそりゃそうね、じゃあヒント、宇宙にある大きな物よ。」
ツンはまさかと思い答えた。
ξ゚听
)ξ「・・・ブラックホール?」


23 :CHRONO ◆EQpNrRZmb. :2006/04/27(木) 20:44:42.85 ID:bSxd+1R90
(*゚ー゚)「正解☆」
しぃはそういうと説明を再びし始めた。
(*゚ー゚)「宇宙がどうかなる・・・重力が歪む・・・ブラックホール・・。
つまりは何らかの理由で宇宙がどうかなって重力が歪んで
小さいけどここにブラックホールが出来てるのよね。
んでそこは恐らく時も歪んでる為に私達は中に入ったら
この時代まで来たのよね。
そう言うとブーンは逃げた。
(*゚ー゚)「大丈夫、小さいから危険はそんなないわ。」
ξ゚听
)ξ「なら・・・。」
(*゚ー゚)「けどブラックホールってのは重力の塊?みたいな物だから
入ると普通は潰れるわよ。」


24 :CHRONO ◆EQpNrRZmb. :2006/04/27(木) 20:49:33.27 ID:bSxd+1R90
( ^ω^)「ちょwwwwwwwwwじゃあなんで大丈夫なんだお?僕らは。」
(*゚ー゚)「何か特殊な力が働いたかなんか・・・そこらへんはわからないわ。
けど次は大丈夫な保障がないわよ。」
ξ゚听
)ξ「じゃ・・じゃあどうすんの!?」
そうツンが驚き声を上げるとしぃは腕に付いた物を見せる。
(*゚ー゚)「ゲートホルダーって言うの。この事を考えて作っといたの。」
( ^ω^)「具体的に使ったらどうなるか三行で。」
(*゚ー゚)「使えば危険がなくなる。
 テレポッドを応用させた。
 私は天才」
( ^ω^)「把握wwwwwwwww自意識過剰乙wwwwwwww」
ブーンはそれを言い終えるとしぃに殴り飛ばされた。


25 :CHRONO ◆EQpNrRZmb. :2006/04/27(木) 20:53:53.07 ID:bSxd+1R90
(*゚ー゚)「じゃ・・・これで帰れるし行こ!」
ξ゚听
)ξ「うん!」
そう言いしぃはゲートホルダーを使いゲートを開けた。
( ^ω^)「ちょwwwwwwwww置いていくなwwwwwww」
しぃに吹っ飛ばされたブーンも急いでゲートに入り三人はこの時代に別れを告げ
自分の居るべき場所へと帰っていった。

26 :CHRONO ◆EQpNrRZmb. :2006/04/27(木) 20:56:36.10 ID:bSxd+1R90
・・・・ガコッ!
静寂の中何かが突然うごめいた気がした。
チッ・・チッ・・チッ・・チッ・・・・ゴーン・・・
時計のようだった。
「!遂に動いたのか・・・。」
老人はそうつぶやくと時計台の方に向かっていった。
(遂に始まるのか・・・。暇じゃなくなるのう・・。)
十二時から時計は少し動いたかと思うと一時に針が合わさった時また止まった。
(いずれ来るのかのう・・・。ほほ・・。)
老人はそう言いつつ笑みを浮かべていた。
そして杖をつき、眠りに付きはじめた・・・。
ここはどこででもあってどこでも無い場所のお話。
ここにブーンが来るのはまた先の事・・・。
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