- 10 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
20:56:19.70 ID:kNDZxMf3O
- ( ^ω^)はあらゆるチート達と戦うようです
第二十二話。
『前回までのあらすじ』
最強能力決定戦と称し様々なチート能力者と戦うはめになったブーンは、安価内容をそのまま使える能力【気分次第《アンカーテイク》】を駆使して強敵を倒していく。
この戦いの裏側に気付いた荒巻を殺した、母者との戦闘に勝利したブーン。そして…
今回の敵は!?今回の安価は!?
やっぱり何度見直しても作者の酉の最後がくぱぁあになっているが大丈夫なのか!?
- 18 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
21:00:41.88 ID:kNDZxMf3O
- 一応、登場人物とその能力
( ^ω^)【気分次第《アンカーテイク》】(vip)
( ´_ゝ`)【強制規制《ストッパーテイク》】(vip)
( ∵)【???】(???)
/ ,' 3【都合のいい模写《コピーアンドペーストテイク》】
(vip)
・戦闘終了
( ФωФ)【終了《シャットダウン》】(プログラム)
(´・ω・`)【弱者のパラダイム】(PSYREN)
lw´‐ _‐ノv【オニヨン】(ピクミン)
川 ゚ -゚)【火水木金土日月を操る程度の能力】(東方)
・???
_
( ゚∀゚)【本質晒し《フシアナテイク》】(vip)
( ´∀`)【百式観音】(HxH)
(,,゚Д゚)【荒々しい空気《ラドンテイク》】(vip)
ξ゚听)ξ【拳王ラオウ】(北斗の拳)
( ・∀・)【世界《ザ・ワールド》】(ジョジョ)
・戦闘中
('A`)【一方通行《アクセラレータ》】(禁書)
(#゚;;-゚)【幻視】(SIREN)
(´<_` )【電人HAL】(ネウロ)
・???
- 20 : ◆BnhUepkPaA
:2010/11/27(土) 21:52:44.96
ID:TxGEUcWBO
- ※ブーンの能力【気分次第《アンカーテイク》】について
指定アンカーにかかれていた能力をそのまま使える能力
「〜能力」と、最後に能力とかかれていなければ再安価。
一人の敵につき一回ずつ出来、その戦闘が終了した時点で能力は消える。
今まで出てきた能力
『手から溢れんばかりのコーラを出す能力』
『座布団を一週間近く回し続けられる能力』
『髪の毛を急速に成長させる能力』
『超反射神経が身に付く能力』
『アンサートーカーを取得しそれを100%使いこなす能力
』
『手の平からピクミンを無限に出現させる能力』
『指定した範囲の空間の疎密を固定する能力』
『ワリバシを上手に割れる能力』
『尻から毎秒50トンの土石流をほとばしらせる能力』
『目視したものを任意で捻る能力』
『口からもの凄い勢いで腐った牛乳を出す能力』『どんな状況下においてもフワッフワのパンケーキを作ることができる能力』
『体外に射出した自らの精子をミニサイズのキタキタおやじに変化させる能力』
『すべての攻撃の対象をドクオに変える能力』
『自分の爪を折ると相手の歯が折れる能力』
『脈絡なく死を与える能力』
『FFに出てきた全ての黒魔法が使える能力』『明日の正座占いが一位になる能力』『スタンド”ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム”を自分に発現さ
せ、120%使いこなす能力(オリジナルも超える)』『未元物質 の能力』『理想を現実に変える力を100%使える能力』
『同じ物を4つ以上揃えると消せる能力』
- 23 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
21:53:46.01 ID:TxGEUcWBO
- 『殲滅眼(イーノ・ドゥーエ)を使いこなす能力』
『任意の寓話付きになれる能力』
『ガッキーを召喚する能力』『btcmに出てきた全ての指輪の力を自由に使える能力』
『両腕がドクオに股間がモララーになる能力』『大嘘憑きを100%使いこなせる能力』『事象の確率を操作する能力』『体がものすごく臭くなる能力』
『チープ・トリックを目の前に山積みにする能力』『自分の黒歴史を一つ言うごとに相手の攻撃を一回無効できる能力』
『オナニーしている最中ステルス状態になる能力』『人間サイズのデモンベイン(フル装備)に変身できる能力』
『手から任意の大きさの文房具を出す能力(何個でも出せる)』『七鍵守護神を使用できる能力』
『蟲を自由に呼び出し、自由に扱う能力』『対象に不安を植え付け増長させる能力』『プレインズウォーカーになる能力』『物体の大きさを自由に変えられる能力』
『相手をふたなりにする能力』『奇跡を起こす程度の能力』『ものすごい速さで頭突きできる能力』『アドン・サムソン並にマッチョになる能力』
『イマジンブレイカーが使えるようになる能力』『周囲で発生した音を記憶し、音の発生源で起こった現象を相手に発生させる能力』『任意の人物に下痢を伴う猛烈な腹痛(※だがうんこは絶対に出ない)を与え続ける能力』
『チャリオッツ・レクイエムを使える能力』『任意の仮面ライダーに変身する能力』『デリヘルをいくらでも呼べる能力』
『物理的なダメージを無効にする能力』『能力を100%扱えるようになった渡辺を再びこの世に存在させる能力(能力が消えても渡辺は消えない)』
『金玉袋を四時元ポケットにする能力』『息を止めている間自分以外誰も能力が使えなくなる能力』
』『既存の法則を無視できる能力』『「ブーン系」のSSに出てきたブーンが使ったことのあるすべての能力』『ドラえもんの四次元ポケットに入ってる道具が使えるようになる能力』『ピカピカの実の能力』
『魔法律の使者を召還し自由に使役できる能力』『相手の髪の毛が急速に発達する能力』『手から洗剤を出せる能力』『光の速さで縦横無尽に飛び回れる能力
- 26 :
◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
21:54:35.84 ID:TxGEUcWBO
- 『黒魔神闇皇帝を呼び出し、自由に操れる能力』『(
,'3 ) 中嶋が有する主謀者《オリジナル》任意の空間への入口(URL)を設置、触れた者をそこへ強制移動させる【未知への誘い《ジャンプテイク》】が選択者《アレンジ》になった時の能力』
『「盗」を距離制限無しで使える能力』『相手の頭の中をピンク色にする能力』『↓の能力を無効化する能力』『熱気バサラ以上の歌エネルギーを用いて歌で争いを終わらせることができる能力』『ガイルの能力』
『涅槃寂静・終曲を完全に使いこなす能力』『一度だけ好きなタイミングでベヘリットを使用できる能力』『右手からドラクエの全呪文を左手からドラえもんの秘密道具を出す能力』
『T.M.RevolutionのHOT LIMITの衣装を着て、PVのダンスを完璧踊りきるとスタンドが解除される能力』
『安価で決めたことがそのまま起きる能力』
『今まで出会った人たちの全ての能力』
以上。
- 34 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
21:56:39.81 ID:TxGEUcWBO
- 『驚いたな…』
『なにが?ドクオの発狂ぶりか?』
『違うよ。お前だよ』
『平面的存在《グラフ》の方のお前の事を言ってるんだよ、ロマネスク』
『……ふん。まぁ、凄いかもな。なんせ初めてだ。自分が製作者《プログラム》に気付いた、など…』
『【終了《シャットダウン》】は、確か自発的に行えないんじゃなかったのか?』
『知らんな。自発的に使おうなど、考えた事もない』
『………でもさ、もしかしたら今回のこの戦いさぁ』
『…もし、あいつが強制終了に成功したら……』
『………初の無効試合になるんじゃね?』
『………』
- 36 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
21:57:33.46 ID:TxGEUcWBO
- 『それもこれも、あのイレギュラーのせいかな?』
『………ブーン、か?』
『そうそう』
『どこの馬の骨ともわからん人間が、あんな………』
『……いや、どこの馬の骨かは、意外とわかってるかも知れないぜ』
『?』
『【管理《マネージメンツ》】の俺だから、よくわかってるだけかも知れないが…』
『は?お前、何を言って』
『教えてやるよ』
『え?』
『あのブーンってイレギュラーが、生まれたわけを』
- 40 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
21:59:23.38 ID:TxGEUcWBO
- 「あははははははははははははははははははは!!!」
これは、最高だ。
力がみなぎるという表現があるが、そんなもんじゃない。
例えば、裸眼で物体を見る方法しか知らなかった人間が、いきなり双眼鏡を渡されたかのように。
例えば、殴る事しか知らなかった人間が、いきなり銃を渡されたかのように。
世界が、変わる。
「ははははははははははははははははははは!!」
笑いが止まらない。
もはや何が楽しいのかもわからない。
いや………もういい。
とにかく、笑え。
('∀`)
は は は は は は は は は は は は は は
は は は は は は は。
- 47 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
22:03:28.51 ID:TxGEUcWBO
- (;#゚;;-゚)「………」
でぃは物陰に隠れつつ、思考模索。
さて、どうしたものか。
事の発端は、簡単だ。
ドクオが選択者《アレンジ》に覚醒し、そして狂ってしまった。
いや、正確に言うなら……狂ったのは選択者《アレンジ》に目覚めたから、じゃない。
ドクオが弟者を、脳内に取り込んだから。
- 51 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
22:06:05.72 ID:TxGEUcWBO
- 弟者の所在地は、ドクオの脳内。
ドクオは急速に進化する最中、その過程でなんと弟者を自身の脳内に取り込んだ。
簡単に言うなら、弟者を電子信号という形にし、無理矢理にベクトル変換させて脳内に『送らせた』というのが正しい。
弟者は今や、ドクオの脳内でただただ途方もない演算を肩代わりするだけの存在になっている。
(#゚;;-゚)(や、別に、だからって可哀想とか思わないけどさ………)
実のところ、弟者も弟者でベクトル演算の為にドクオと交錯させている電気信号の中に
洗脳を促すようなものを織り混ぜていたらしいし。
まぁ、どちらにしろ
自分がピンチな事に変わりはない。
- 56 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
22:09:49.56 ID:TxGEUcWBO
- ('∀`)「ははははは………はは………」
('∀`)「隠れなくていいよ」
('∀`)「そこにいるんだろ?でぃ」
(#゚;;-゚)「………」
(* ∀ )
('∀`)「わかるんだよ。ベクトルを完全に支配した、『力の流れ』を読む事が出来る今の俺なら」
(;#゚;;-゚)(………)
('∀`)「お前が俺の視界をジャックしながら逃げ惑ってる事くらい」
(;#゚;;-゚)「………」
ふざけんな、と言いたい。
まったく、どこまで進化すりゃそんな事が出来るというのか。
('∀`)「ま、その気になれば、お前のその視界ジャックも反射で弾けるんだけどな!あゃはははは!!」
ここまでで、はっきりした事が一つ。
それは、勝てるわけがないと言う事。
- 66 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
22:13:28.96 ID:TxGEUcWBO
- (;#゚;;-゚)(……逃げよ、つーちゃん!)
(* ∀ )
感応視でつーを操り、全力で地を蹴る。
当たり前の、逃走。
('∀`)「お、地面を蹴るのか?」
('∀`)「じゃ、その力をこっちに向けて」
「こっちに来いよ」
(;#゚;;-゚)(え――――――)
この時確かにつーは――操つられているので正確にはでぃだが――足を前に進むように蹴り出した。
が。
進んだ先は、なぜかその逆方向。
後ろへと――――――
('∀`)「あは」
(;#゚;;-゚)「――――――!!」
- 76 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
22:19:30.04 ID:TxGEUcWBO
- ――――――
ギコは、早々と地に伏せた敵を見下していた。
(,,゚Д゚)「………」
(,,゚Д゚)「呆気なかったな」
(; ∀ )「………こふっ」
ありゃりゃ。口から血が溢れてきた。過度のストレスで体にガタがきてるんだろうか。
こいつはマジで、気持ち、悪い。これは、尋常じゃない。
例えるなら、黒板を爪で引っ掻くあの不協和音を
CDにして無理矢理ヘッドホンで直接耳にずっと流されているような。
………わかりにくいかな。まぁいいか。
(,,゚Д゚)「何かと思えば、ワンパターンな時間停止のみ。くだらん。実に下らんよ」
(; ∀ )「……ごちゃごちゃ…」
(; ∀・)「…うるせェ…ぞ…!!」
それでも。諦められるわけがない。
後ろには………
ξ )ξ
………守るべき仲間が、いる。
- 91 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
22:26:02.33 ID:TxGEUcWBO
- (,,゚Д゚)「どちらにしろ、この物理を無視する【荒々しい空気《ラドンテイク》】を前に、物理攻撃しか出来ないお前が挑む事自体が間違いなんだよ」
(;・∀・)「うるせぇっつってんだろ!!」
(;・∀・)「【世界《ザ・ワー………」
(; ∀ )「うぐう゛っ……!!」
時を止める。それすらをも阻害したのは、【荒々しい空気《ラドンテイク》】『ブラウザクラッシュ』。
ギコに攻撃を向けた敵に、ラドンテイクの片鱗を与える力。
つまり、攻撃すればそれだけで自分が傷つく絶技。
それが、ここに来てモララーの動きを止め、そして………
(,,゚Д゚)「…もういい。とどめと行こうか」
(,,゚Д゚)「【荒々しい空気《ラドンテイク》】――――――」
「――――――『スクリプト・ファイア』」
(; ∀・)「――――――!!」
………黒いオーラは無数の弾丸となり、モララーを、辺り全てを飲み込む大きさで
その場に、蹂躙の限りを尽くした。
- 113 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
22:35:30.06 ID:TxGEUcWBO
- (,,゚Д゚)「………」
(; ∀ )「あ…あぁ……」
(,,゚Д゚)「……もう無理か」
(; ∀ )「がっ…お゛ぇ……!!」
たまらず、嘔吐。
しかし吐き出す気力もあまりなく、それは「ただれ出た」という表現の方が正しいのかも知れない。
とにかく、もはや
モララーには、動く気力すらない。
(,,゚Д゚)「………」
(; ∀ )
無言のままに近付くギコ。ザッ、ザッというアスファルトを蹴る音だけが嫌に耳に残る。
今のモララーには、そんな音も不快に思えた。
(; ∀ )「おれ、の…ま、けか……」
(,,゚Д゚)「あぁ、負けだよ」
(,,゚Д゚)「新技披露に付き合ってくれてありがとうな、噛ませ犬」
言いながら、右手を高々と上げる。
勝利宣言ではない。その手には、あの負の黒いオーラ。
モララーにとどめを刺す為の、最後の一撃。
- 130 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
22:41:42.43 ID:TxGEUcWBO
- (,,゚Д゚)「悪いな。俺も、とまれないんだよ。弟に勝つまではな…」
(; ∀ )「はは。噛ませ犬、ね………」
(,,゚Д゚)
(; ∀ )「それなら、さぁ。ギコちゃん」
(,,゚Д゚)「……?」
(; ∀ )「最後に、もう一回だけ」
(; ∀・)「噛まれに噛まれて、泣いてもらおうか………?」
(,,゚Д゚)「なん………」
(; ∀・)「【世界《ザ・ワールド》】」
モララー、最後の悪あがき。
それは自身のスタンド【世界《ザ・ワールド》】で
ギコ
ではなく。隣に立つビルを。
………こつん、と頼りない力で、一発。
殴った、だけだった。
- 142 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
22:47:37.22 ID:TxGEUcWBO
- (,,゚Д゚)「………?なにを」
(;・∀・)「『時を止める』――――それ最大の利点は」
(,,゚Д゚)
(;・∀・)「止めている間何をしているか、俺しかわからないところにある」
(,,゚Д゚)「………ま」
(;・∀・)「お前がスプリクトなんちゃらを俺に向ける前に、俺がぶっ倒れた時さ」
(;,,゚Д゚)「まさかッ……!!」
(;・∀・)「あれ、ホントに倒れたと思った?」
(;・∀・)「実は時を止めていて、その間に何かして、そしてやられたフリしながらまた時を再開させただけだった、とか」
(;・∀・)「考えなかったのか?」
ゴゴゴゴ………!!と、ビルが。
衝撃に耐えかねたかのように、不吉な音を立てる。
- 152 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
22:52:32.79 ID:TxGEUcWBO
- (,,゚Д゚)「ばっ………!!」
(;,,゚Д゚)「馬鹿なっ!お前は!お前は既にズタボロだったはず!」
(;,,゚Д゚)「能力を使う体力なんか、どこに!!」
(;・∀・)「あ、言ってなかったっけ?」
「――――――俺は、ドSもいじめ疲れて泣き始めるくらいのドMだぜ?お前の攻撃なんか、ご褒美の範疇だっつの」
ビルが、馬鹿げた質量のコンクリートの塊が、こちらへと迫ってくる。
(;,,゚Д゚)「ら、【荒々しい空気《ラドンテイク》】!」
(;・∀・)「馬鹿かあんた」
(;・∀・)「あんたの攻撃の利点の一つって、確か物体を透過しちまうとこだろ」
(;・∀・)「だったらもう、いくら攻撃しても止めようがないじゃん」
(;,,゚Д゚)「きっ………貴様ァァァァァァァァァァ!!!」
- 173 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
22:59:03.56 ID:TxGEUcWBO
- (;,,゚Д゚)「ふざけるなァァァァァァァァァァ!!」
(;・∀・)「さて、一つ誤算があるとしたら、今からこっちにビルが倒れてきてるけど」
(;・∀・)「…おれ、動けないんだよなぁ。ちょっといじめられすぎて腰がたたねぇや。はは…」
(;,,゚Д゚)「なっ!!」
(; ∀ )「だからさ、一緒に仲良くご臨終といこうぜ。ギコちゃん」
(,,゚Д゚)「――――――!!」
(; ∀ )「あ、名乗ってなかったっけ。じゃあ、最後に……」
「………名乗らせてもらおう。俺は、モララー。…世界《ザ・ワールド》を持つ、大胆不敵で獅子奮迅。疾風迅雷の電光石火……。臥薪嘗胆のナイスガイ…一発逆転の一撃必殺、一騎当千の一番人気」
「さぁ蹂躙の狼煙を上げろ。ここからは俺が支配する『世界』。さぁ不変の運命を変えろ。ここから俺が支配する『時間』」
「………このモララーと『一緒に』、押されて伏されて倒されな☆」
(;,,゚Д゚)「あ――――――」
――――――決着。
- 209 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
23:05:16.98 ID:TxGEUcWBO
- ――――――図書館前。
ζ(゚ー゚*ζ「………」
図書館の屋根から、ブーンと母者の戦いを途中から見ていた人物がいる。
デレ。
ζ(゚ー゚*ζ「…心配になってきて見たら……まさか、母者さんまで………」
( ><)「まったくなんです」
(*‘ω‘ *)「ぽ」
ζ(゚ー゚*ζ
ζ(゚ー゚*ζ「なんでいるのあんたら」
( ><)「デレさんの『飛雷神の術』に捕まって来ちゃったんです!」
ζ(゚ー゚*;ζ「……ハァ…」
- 215 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
23:08:25.39 ID:TxGEUcWBO
- ζ(゚ー゚*ζ「来なくていいって言ったのに…」
( ><)「許して欲しいんです。内藤さんが会いたいってほどの人間が、どんなやつか知りたいんです」
ζ(゚ー゚*ζ「………」
( ><)「ま、僕にやられるような相手なら、それこそ内藤さんに会わすような価値はないんです。ね?ちんぽっぽちゃん」
(*‘ω‘ *)「ぽー」
ζ(゚ー゚*ζ「……無理は、しないでね」
( ><)「さ、行くんですちんぽっぽちゃん」
( ><)「僕達の愛を、見せてやりましょう」
ちんぽっぽがその少年…ビロードを担ぎ上げ
(*‘ω‘ *)「ちんぽっぽ!」
ぽいん!と可愛らしく、屋根上から跳ね降りた。
- 226 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
23:13:04.11 ID:TxGEUcWBO
- ( ^ω^)「兄者、大丈夫かお?」
( ´_ゝ`)「ああ、まぁなんとか…な」
( ^ω^)「【強制規制《ストッパーテイク》】は?使えそうかお?」
( ´_ゝ`)「それはちょっと、休ませて欲しいかな。まぁ出来る事は出来るかもしれないが、さすがにこれ以上はきつい」
( ^ω^)「そうかお……なんかごめんお。兄者の働きを、無下にしちゃって」
( ´_ゝ`)「謝んなよ。結果的に、勝ったんだ。それだけで十分さ」
( ´_ゝ`)「それより、今は休みたい。今敵が襲いかかってきたら、どうしたらいいか………」
――――――どごん、と
地面に響く、重たい音。
(*‘ω‘ *)
( ´_ゝ`)
- 248 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
23:17:32.33 ID:TxGEUcWBO
- ( ´_ゝ`)
(*‘ω‘ *)
( ´_ゝ`)
(*‘ω‘ *)「………ちんぽっぽ!」
( ´_ゝ`)
(;^ω^)「……あ、あに、じゃ…?」
( ´_ゝ`)
( ´_ゝ`)「………なぁ、どうしようブーン」
(;^ω^)「?」
- 263 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
23:21:27.57 ID:TxGEUcWBO
- ( ´_ゝ`)「おれ、あの子えげつないほどに好みのタイプだ。超ドストライクだわ」
( ^ω^)
( ^ω^)「…え」
( ^ω^)「ええええええええええええええええええええ」
( ^ω^ )「ええええええええええええええええええええ」
(^ω^ )「ええええええええええええええええええええ」
( )「ええええええええええええええええええええ」
(;^ω^)「えええええええっ!!!?」
( ´_ゝ`)「おいなんだ今の」
(;^ω^)「待て!あれはない!あれはない!なさすぎる!」
(;><)「くるぁあ゛!!人の彼女をそんなにないない言うななんです!!」
(;´_ゝ`)「あ゛!彼氏いんのかよチクショウ!」
(;^ω^)「ないないないない!ないわ!マジないわ!」
(*‘ω‘ *)「…ぽ……」
(*;ω; *)「……ぽぉ…」
- 278 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
23:26:58.39 ID:TxGEUcWBO
- (;><)「ああっ!ちんぽっぽちゃん泣かないでなんです!大丈夫なんです!僕がついてるんです!」
(*;ω; *)「……ぽっぽ、ぽぉ…」
( *><)「えっ…あ、ちょ、いきなりそう言われると恥ずかしいんです…参っちゃうんです…」
( ^ω^)「ないないないないない」
(#><)「いい加減死にてぇのかそこォォォォォ!!!」
( ´_ゝ`)「……かわいい…」
(#><)「はぁー!はぁー!」
(#><)「……もういいんです。後悔しても遅いんです」
(#><)「行きますよちんぽっぽちゃん。格の違いを、見せつけるんです………」
ビロードが取り出したのは、分厚い本。
しかし、もちろんただの本ではない。
透明に、輝いている。
- 304 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
23:32:10.15 ID:TxGEUcWBO
- (;^ω^)「ん……?」
一番先に気付いたのは、もちろんブーン。
ビロードの手元にあるそれを見、いち早く察知する。
その、身の危険を。
(*‘ω‘ *)「………」
( ´_ゝ`)
(;^ω^)(あれ、もしかして…)
( ><)「………『ラージア』」
(;^ω^)「まずい!横に飛べ兄者!!」
(;´_ゝ`)「!!」
( ><)「『ラディス』!!」
ブーンが叫んで直ぐ。
馬鹿でかい波動が、二人のいた場所を埋め尽くした。
- 324 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
23:37:49.57 ID:TxGEUcWBO
- (*‘ω‘ *)「ちんぽっぽぉー………」
( ><)「………」
( ><)「よく反応できたと、誉めておくんです」
(;´_ゝ`)「な…なんだよこりゃあ」
二人のいた場所には、既に地面がなかった。
(;^ω^)「驚け、兄者。あれは全部お前の好きな、あのちんぽ女から出てきたものだお…」
消滅、しているのだ。
そう、それは消滅の呪文を司る魔物の子の能力。
(;^ω^)「ガッシュに出てくる最後の魔物……【クリア・ノート】、と【透明の本】………だお」
( ><)
(*‘ω‘ *)「ぽ」
- 340 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
23:44:25.88 ID:TxGEUcWBO
- ちんぽっぽの【クリア・ノート】
それと、ビロードの【透明の本】。
金色のガッシュの、最後のボス。
本から生まれる呪文を駆使して戦いを繰り広げる中でも、最強の敵。
司る呪文は、『消滅』。
(;^ω^)「よく聞けお兄者。あいつの呪文は大きくわかれて2つ、だお。一つは敵の攻撃を消す『スプリフォ』系の技。もう一つは物質を消す『ラディス』系の技」
(;^ω^)「後者はおそらく…僕らただの人間なら、一発当たれば終いだお………」
(;´_ゝ`)「………」
( ><)「……ちょ、なんでそんなに知ってるんですか?逆に気持ち悪いんです…」
( ^ω^)「………………なぁ、それ、聞きたいか?」
( ><)「………ごめんなさい、だいたい察したんです」
- 366 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
23:51:17.02 ID:TxGEUcWBO
- (;´_ゝ`)「待てよ、それ、やばくないか?」
(;^ω^)「……正直、やばいお。消えちゃうとか洒落になんねぇ」
( ^ω^)「よりによってあんな、『ないないちんぽ女』なんかに」
(#><)「お前、消されたいですか?消されたいんですか!!?」
( ^ω^)「………あ、『ちんぽないない女』………」
(#><)「わざわざひっくり返すな!別の意味に聞こえるんです!!なんか卑猥っていうか、当たり前なんです!」
(#><)「つーか殺す!『ランズ・ラディス』!!」
ビロードの叫びに反応し、ちんぽっぽの頭上には巨大な槍が出現。
(*‘ω‘ *)「………ちん、ぽっ」
その槍を一気に
(*‘ω‘ *)「ぽぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」
投擲。
(;^ω^)「ッ――――!!」
- 384 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
23:56:12.52 ID:TxGEUcWBO
- しかし、迫り来る消滅の槍を眼前にも、ブーンは落ち着きながら呟く。
(;^ω^)「あーらら………どうやらこいつら、ボケる暇すらくれないみたいだお」
(;^ω^)「仕方ない。見せ場あんまりなかったけど、もう使っちゃうか」
( ^ω^)「覚悟しな!『ちんぽないない女』と、『ちんぽないないんです男』!」
(#><)「混ぜんな!僕はあるんです!」
( ^ω^)「【気分次第《アンカーテイク》】っ!!」
- 413 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/27(土)
23:58:56.63 ID:TxGEUcWBO
- ( ^ω^)「どうも、安価の時間だお」
( ^ω^)「ちんぽとか、ないわ。まじないわ」
( ^ω^)「………はい、能力決めましょっか。指定アンカーは………」
――――――>>425
- 425 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/27(土) 23:59:04.41 ID:13qb+18j0
- ウィジャ盤を瞬時に完成させる能力
- 509 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/28(日)
00:01:46.92 ID:a8Q/XJe6O
- 『能力が決定しました。』
>>425 ウィジャ盤を瞬時に完成させる能力
( ^ω^)「………」
( ^ω^)「あの4ターンの緊張感をなんだと………」
- 540 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/28(日)
00:06:44.81 ID:a8Q/XJe6O
ウィジャ盤。
遊戯王で一時期物議を醸し出した、罠カード。
まずウィジャ盤が開かれると、Dの文字が現れる。
そして発動してからの4ターンにて、E、A、T、Hの死のメッセージが並べられていき
『DEATH』の文字が揃った時点で勝利確定。
これだけでもかなりのチート。
しかもそれが瞬時に揃うんだから、もう。
例えるなら遊戯が5枚ひいた時既におすし。はいエグゾディア。海馬社長涙目。
そんな感じ。
つまり
( ^ω^)「はいDEATHお前ら負け」
(;><)「ぎゃああああああああああああああああ゛あ゛あ゛!!!」
(;*‘ω‘ *)「ぽぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおお゛!!!」
- 608 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/28(日)
00:12:35.88 ID:a8Q/XJe6O
- ( ^ω^)「………」
勝利。
二人の負け方は、皮肉にも『消滅』だった。
そうだ。ブーンの能力の怖さは、ここにあった。
例えるなら、『勝つ能力』が来た時点で勝つ。
そんな危うささえ秘めている。
( ´_ゝ`)「………」
ζ(゚ー゚*ζ「………あーあ」
それに気づかなかったのが、ビロードの敗因………
( ^ω^)「………いや、違うか。まぁいいお。とにかく、勝ったお兄者」
( ´_ゝ`)「………あぁ、勝ったな」
- 637 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/28(日)
00:16:34.40 ID:a8Q/XJe6O
- 「二人とも、お疲れさま」
( ^ω^)「!」
( ´_ゝ`)「っ!」
後ろから、聞いた事のある声。
ζ(゚ー゚*ζ「お疲れさまでした」
一部始終を見守っていた、デレだ。
( ^ω^)「いや、ぜんぜん疲れてないお」
ζ(゚ー゚*ζ「今消えていった二人に言ったの」
( ^ω^)「皮肉か」
ζ(゚ー゚*ζ「そう」
( ´_ゝ`)「………なんのようだ?」
- 652 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/28(日)
00:21:19.20 ID:a8Q/XJe6O
- ζ(゚ー゚*ζ「まぁ、落ち着いてよ」
ζ(゚ー゚*ζ「私は戦いに来たわけじゃない」
( ^ω^)「お?」
ζ(゚ー゚*ζ「ブーン」
ζ(゚ー゚*ζ「あなたに、会いたいって人がいるの」
( ^ω^)「!?」
( ´_ゝ`)「……あらあら、えらくおモテになりやがるな、ブーン」
ζ(゚ー゚*ζ「だから、着いてきて欲しいの」
( ^ω^)「着いていくって、どこに?」
ζ(゚ー゚*ζ「それを今から言うんでしょーが」
- 677 : ◆BnhUepkPaA
:2010/11/28(日) 00:26:56.36
ID:a8Q/XJe6O
- ――――――
「やれやれ、参ったやつらだモナ」
(;,,゚Д゚)「おおおおおおおおおおおおおおおおおおお………」
(,,゚Д゚)「おお………お?」
(; ∀ )
ビルが崩れる最中。
ギコが聞いた声があった。
――――――「百式観音、参之掌」
ぱん、と
大きな手が頭上に現れる。
(,,゚Д゚)「――――――」
空から迫り来る災厄の全てを、観音の如き力で打ち払った。
(;´∀`)「一瞬でもあんたが負けそうになるとか、思いもしなかったモナ」
(,,゚Д゚)「………モナー…」
- 708 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/28(日)
00:32:04.96 ID:a8Q/XJe6O
- (,,゚Д゚)「俺の負け、か?」
_
( ゚∀゚)「だな」
( ´∀`)「モナ」
(; ∀・)「………」
_
( ゚∀゚)「さ、そろそろ俺らもあそこへ行かないとな。もしかしたら出遅れてんのかも知れない」
_
( ゚∀゚)「製作者《プログラム》としての血が、そう言ってるぜぇ…」
( ´∀`)「お前、今日は一段と厨二臭いモナ…」
_
( ゚∀゚)「うっせ。気にすんな」
(,,゚Д゚)「……ふん」
- 718 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/28(日)
00:34:52.64 ID:a8Q/XJe6O
- (; ∀・)「まて、よ…お前ら……」
(; ∀・)「どこ、行く気だ……?」
_
( ゚∀゚)
_
( ゚∀゚)「ん、あぁ………」
_
( ゚∀゚)「………」
(; ∀・)
_
( ゚∀゚)「そういや、ブーンの仲間だったっけか」
_
( ゚∀゚)「着いてくるか?」
- 735 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/28(日)
00:37:46.33 ID:a8Q/XJe6O
- ――――――
( ФωФ)「元々、私達製作者《プログラム》というのは5人いる」
ロマネスクが先頭に、3人を歩ませながら語る。
( ФωФ)「名前だけでも紹介しようか。私を含めて…
【起動《ウェイクアップ》】。
【開始《スタートライン》】。
【運営《メンテナンサー》】。
【管理《マネージメンツ》】。
【終了《シャットダウン》】。
………の、5人がいる。私はその最後、【終了《シャットダウン》】を司る」
(´・ω・`)「……すいません、よくわからないんですが…」
( ФωФ)「わからなくていい。とりあえず耳を傾けていてくれ」
( ФωФ)「とにかく、私達はその製作者《プログラム》…皆が言うマスターなのだが、力を著しく失っている」
( ФωФ)「その、内藤ホライゾンによってな」
- 751 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/28(日)
00:44:11.41 ID:a8Q/XJe6O
- ( ФωФ)「元々、この能力はゲーム自体には何ら影響のないものなのだ。自発的には使えないし、役に立つものじゃない」
( ФωФ)「回りのプログラムどもは別の能力を隠れ蓑にこの能力を持っているが、我輩なんかはこの【終了《シャットダウン》】しか持っていない」
( ФωФ)「バランスが、大きく崩れているのだ。恐らく、我輩に力を持たせないようにして戦いを強制終了させたくないのだろう」
( ФωФ)「【開始《スタートライン》】を司る、内藤ホライゾンは」
( ФωФ)「我輩は耐えた。抗う事の出来ぬ敵に堪え忍んだ。しかし、今回は違う」
( ФωФ)「内藤ホライゾンを、打つべき時が来ている。あのブーンという少年が、やってくれると信じている」
( ФωФ)「我輩は、我輩のやる事をやる」
( ФωФ)「今から向かう場所、でな…」
- 760 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/28(日)
00:48:49.49 ID:a8Q/XJe6O
- ――――――
('∀`)「………あは」
('∀`)「感じる」
('∀`)「強い力の流れを、感じる」
('∀`)「これは、どこだろう。えっと、ここから10kmほど離れた場所……高さ、40m………えっと………えっと」
('∀`)「あぁ」
('∀`)「なるほど、なるほどな」
('∀`)「あははははははははははははははははははは!!!」
(;;※メ)
('∀`)「じゃあ、でぃ!行ってくるわ!」
(* ∀ )
('∀`)「この奴隷は借りるぞ!!」
- 767 : ◆BnhUepkPaA :2010/11/28(日)
00:51:20.72 ID:a8Q/XJe6O
- ――――――
( ФωФ)「この戦いを制御する中枢塔、VIPタワーにな」
lw´‐ _‐ノv川 ゚ -゚)(´・ω・`)
――――――
ζ(゚ー゚*ζ「内藤ホライゾンさんのいる場、VIPタワーへ」
(;^ω^)( ´_ゝ`)
――――――
('∀`)「この町の中心に位置する巨大な塔、VIPタワーだな!」
――――――
_
( ゚∀゚)「恐らく全ての戦いが終わる場所、VIPタワーへ」
(,,゚Д゚)( ´∀`)ξ )ξ(; ∀・)
――――――終局へ。
第二十二話、終わり。
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