150 名前:第二部その[ ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/12/19(火) 20:42:38
◆◇◆◇◆◇◆朝◆◇◆◇◆◇◆

( ^ω^)「…………お」

窓から朝日が差し込み、鳥の鳴き声が聞こえてくる。
今日は目覚ましは何もセットしていないので静かに目覚めた。

いや、その前にここは自分の家の屋根裏部屋――。昨日はツンの家で眠りについたはずだ。
なぜ自分はちゃんと家に帰ってきているのか――。

( ^ω^)「う〜ん……」

気がつけば、顔の腫れはすっかり引いている。だが、まだ若干痛みはある。

すると、一階から物音が聞こえてきた。

( ^ω^)「お? 誰かいるのかお?」

ブーンは一階に降りていった。

151 名前:第二部その[ ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/12/19(火) 20:43:11

( ^ω^)「ふぁ〜…おはようだお」

(´・ω・`)「やあおはよう」

( ^ω^)「お、ショボンさんでしたかお」

ショボンは朝食を作っていた。

( ^ω^)「どうしてここにいるんだお?」

(´・ω・`)「昨日君はツンの家でぐっすり眠り始めたからね。僕がここまで運んできたのさ。
      で、ケガの方も心配だから一応朝ご飯とかは用意させてもらったよ」

( ^ω^)「お、それはありがとうございますお」

(´・ω・`)「おや、ケガの方はもう大丈夫みたいだね。
      ほら、朝ご飯出来たから食べたまえ」

テーブルにはトーストとハムエッグが並べられている。

( ^ω^)「うほっ♪ 美味しそうだお! いただきますお!」

152 名前:第二部その[ ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/12/19(火) 20:43:45
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

( ^ω^)「ハフッ、ハムハフハフハムッ」

(´・ω・`)(変な食べ方だな……)

( ^ω^)「モグモグ……あ、ふぉぅだうぉ」

ブーンは口の中の物を飲み込み、一昨日来た母親の手紙について話し始めた。

( ^ω^)「――という事なんですお」

(´・ω・`)「ふむふむ。つまりせっかくだから村の人といっしょにでブーン君の家に行こうという話だね」

( ^ω^)「そうですお。なんなら村のみんなで行こうと思ってるところですお」

(´・ω・`)「いいのかい? 迷惑になったりしないのかね?」

( ^ω^)「構いませんお! 僕の家は広いお」

(´・ω・`)「ならこちらも遠慮なく。
      ところでブーン君の実家はどこに?」

( ^ω^)「都会ですお。 ニチャンシティーの郊外のあたりですお」

(´・ω・`)「そうか。 それじゃあ僕が村のみんなに来れるかどうか聞いてきてあげるよ」

( ^ω^)「ありがとうございますお。 あ、後片づけは僕がやりますお」

(´・ω・`)「そうか、悪いね。ああそれと食材は僕が持参したものだから心配ないからね」

と、ここでブーンは一つ気になってることを思い出した。

( ^ω^)「そういえば、食材はどこで手に入れるんですかお? この村にはないみたいだお」

(´・ω・`)「ああ、それはね。都会の方にある市場から買ってきているんだ。この村からはそんなに遠くないからみんなちょくちょく行ってるのさ」

( ^ω^)「そうなんですかお」

(´・ω・`)「じゃあ行ってくるね。 とりあえずまた戻ってくるから」

( ^ω^)「わかりましたお」

ショボンは部屋を出た。

153 名前:第二部その[ ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/12/19(火) 20:44:09

  ―20分後。

(´・ω・`)「やあ、ただいま」

( ^ω^)「お! おかえ…」


('A`)「うぃーす」

(*゚ー゚)「お邪魔しま〜す♪」

( ^Д^)「邪魔するぞ」

( ゚∀゚)「うっす!」

川 ゚ -゚)「お邪魔します」

ξ゚听)ξ「上がらせてもらうわよ」


(;^ω^)「おおお!? これはどういうコトだお!?」

(´・ω・`)「みんな予定空いてるから行く事ができるけれど、せっかくだからみんなでいろいろ話をしようと思ってね」

( ^ω^)「だからみんないっぺんに押し寄せたのかお……」

川 ゚ -゚)「家具が少ないな」

ξ゚听)ξ「そうね」

('A`)「お? お前いつの間に『イシダイ』なんか釣ったんだ?」

( ^Д^)「お! スズムシとか置いてあんじゃん!」

(;^ω^)「おっお。あんまり漁らないでほしいお」

154 名前:第二部その[ ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/12/19(火) 20:44:32

('A`)「お前都会出身だってな」

( ^ω^)「そうだお。ニチャンシティーの郊外だお」

(´・ω・`)「そういえばブーン君。家族はどんな感じなんだね?」

( ^ω^)「家族は 父さんと母さんと僕の三人家族ですお」

('A`)「ふーん。兄弟とかいねぇんだな」

( ^ω^)「そういえばみんなの家庭事情とかいろいろ知りたいお
     ドクオから話してほしいお」

('A`)「俺? 俺の実家は都会で寿司屋やっているぜ。で、俺はその一人息子だからそのうち後を継ぐんだ。そのため今は村でいろいろ修行しているんだ」

( ^ω^)「そうなのかお」

・・・・・
・・・

――そしてブーン達はその後いろいろ雑談をし、気がつけば夕方になっていた。

( ^ω^)「お! もうこんな時間だお」

( ゚∀゚)「じゃあそろそろお開きにするか」

川 ゚ -゚)「それじゃ、また明日」

全員一緒にブーンの部屋を出た。

155 名前:第二部その[ ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/12/19(火) 20:45:18
今日の話の中で、みんなの家庭状態がだいたい把握できた。

kwskは追々説明するとしよう。

ブーンは母親に手紙を書いた。
ニチャンシティーはそこまで遠くはないはずなので、今日中には届くだろう。

( ^ω^)「さて、今日はもう寝るかお」

ブーンは眠りについた。


 第二部その[  終わり
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