- 124 名前:第二部そのY ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/12/07(木) 20:28:23
- ◆◇◆◇◆◇◆朝◆◇◆◇◆◇◆
「キューピー 三つ数えてみろ…! クッキング
てれれってててて
てれれってててて
てれれっててててて てん てん てん
(この辺の音声は気にしないでください)
アタタタタタタタタタタタタタ!!!
ズガッ、ドガシャッ!!ズバババババ!
毎日の食卓でおなじみの
グシャッッ グアァァッ ドガガガガ
ビュンッ!!!キューピーマヨズガシャッ
ドスッ ズガガガガ!!!
グハッ!?ネーズの提ウグァッ!供でアベシッッ
バシッお送りしまドゴッズガンッ
ドスドスドスッ ズドドッ バゴンッ
ドガバシュシュシュゥッッッッ!!!
ギュイイィィィィィイインギュイイィィィィィイイイィィィィィン
ジュドオオォォォォオオオォォォォオオオォォォォォオンンン!!!!!!!
「 北 斗 !!
百 方 斬 !!! 」
「もう、料理は終わった……」
「こしゃくな〜!
食ってやる!! 」
fksぢtkgfdgっふぃじゃい
jkfへdtぎdghgひうげ
明日のこの時間は
夏バテ防止にぴったりの
悪党!!
を使った炒め物。
人の生き血…
を取り合わせ、ピリカラージュに仕上げます。
毎日の食卓でおなじみのキューピーマヨネーズの提供でお送りしました。」
カチッ
( ^ω^)「とりあえず最後まで聞きたかったおw」
『キューピー三つ数えてみろクッキング目覚まし』で、割といい目覚めだったブーン。
※キューピー三つ数えてみろクッキング※
ttp://www.potyacom.net/cgi-bin/flash/debate.cgi?90
- 142 名前: ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/12/10(日) 20:17:27
- ( ^ω^)「さて、今日はフリーマーケットだお!」
ブーンは窓から外を見た。ちらほらと家を出入りしている姿が見られる。もう始まっているようだ。
( ^ω^)「うほっ♪もう始まってるお!それじゃ僕も早速行くお!」
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン
( ^ω^)「じゃあまずはクーの家に行くお」
*〜*〜*〜*クー宅*〜*〜*〜*
川 ゚ -゚)「いらっしゃい」
( ^ω^)「お邪魔しますお」
中にはすでに数人の客がいた。みんな他の村の住人であった。
川 ゚ -゚)「よかったら何か買っていってくれ」
クーの家は、昨日来た時とは違い、どことなく店の雰囲気があった。もとからある家具は片付けられ、売り物だけが部屋に置かれている。
売り物である家具には値札がつけられている。どれもお買い得な値段だ。
川 ゚ -゚)「ブーン、何か欲しいものはあるか?」
( ^ω^)「う〜ん、特にないお」
川 ゚ -゚)「そうか、まあゆっくり見ていってくれ」
( ^ω^)「お!これなんかよさげだお」
そこには『ログクロゼット』があった。
価格は750ベル。お得な値段だ。
( ^ω^)(今おかねはいくらあったっけかお?
……お、5860ベルあったお)
川 ゚ -゚)「それにするのか?」
( ^ω^)「これ買うお!」
川 ゚ -゚)「毎度。750ベルだ」
ブーンは『ログクロゼット』を手に入れた。
川 ゚ -゚)「そういえばブーンは主にどんな服を着るんだ?」
( ^ω^)「お? なんでそんなこと聞くのかお?」
川 ゚ -゚)「いや、別に……」
( ^ω^)「そうかお」
ブーンは、もう冬になるというのに薄着でいる。
そのため腕の筋肉の筋が浮き出ている。
川*゚ -゚)(普段からこんな風に筋肉が……)
( ^ω^)「それじゃあもうほかのところに行くお」
川 ゚ -゚)「あ、ああ。それじゃあな」
クーの熱視を浴びながら、ブーンはクーの部屋を出た。
- 145 名前:第二部そのZ ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/12/14(木) 20:00:39
- ( ^ω^)「そういえば僕の部屋は広くなったけど家具が全然ないお
これを機にいろいろと家具を買うお」
( ^ω^)「次はジョルジュの家に行くお」
*〜*〜*〜*ジョルジュ宅*〜*〜*〜*
( ^ω^)「お邪魔しますお」
( ゚∀゚)「おう、なんか買っていってくれや」
ジョルジュの部屋は『プロレスのかべ』と『プロレスのゆか』で構成されており、今は売り物しか並べられていないので確定はできないが、おそらくトレーニングルーム風な部屋なのであろうと予想できる。
ブーンは、ここでも何か一つくらい家具を買おうと思って来た。
( ^ω^)「それじゃ早速拝見させていただきますお!」
ジョルジュの部屋にもたくさんの家具があった。しかしクーのものとは違い、若干違和感があった。
(;^ω^)「なんというか……ガラクタっぽいお…」
( ゚∀゚)「そりゃああちこちの村の不要品回収ボックスから集めてきたんだからな」
不要品回収ボックスとは役場に設置されている大きな木製の箱で、要らない物をそのボックスの中に入れると毎週月曜日と木曜日の朝6時に回収するという
ゴミ捨て場として使われるものだ。
家具は葉っぱに出来たり服もかさばることはないためこんなにコンパクトな箱でも十分村全体のゴミを収めることができるのだ。
(;^ω^)「というかそんなことしていいのかお……?」
( ゚∀゚)「ん〜大丈夫ジャネーノ?」
( ^ω^)「………そうですかお」
さすがにゴミを使う気にはなれない。
と、思ってたら一つだけ綺麗な像があった。
欧州などでよく見かけるような白い女性の像だ。
( ^ω^)「お! これは綺麗だお!」
( ゚∀゚)「ああ待て。そいつぁ売り物じゃねぇんだ」
(;^ω^)「お…そうかお…」
( ゚∀゚)「悪ぃな。だが素晴らしいと思わないか?」
( ^ω^)「確かに綺麗だお」
( ゚∀゚)「だろ? この(おっぱいの)形! 最高だろ」
と、熱く語り始めたが特に興味がないし、いい家具もないのでブーンは部屋を出ることにした。
( ^ω^)「それじゃそろそろ帰るお」
( ゚∀゚)「んあ? お目当てのモンがなかったか?」
(;^ω^)(さすがにゴミを部屋に飾りたくなんかないお……)
ブーンは部屋を出た。
- 146 名前:第二部そのZ ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/12/14(木) 20:02:31
- 残るはツンの家だ。
何度も言うが、ツンが用意した家具の量は半端な量じゃない。軽く30〜50個は買っていた。
たかがフリマでそんなにも力を注ぐものなのだろうか?
フリマでそんなにも売れるのだろうか?
というかたぬきちの店に50も家具が陳列してあったのだろうか?
様々な疑問が浮かんでくるが、とりあえずツンの家に向かった。
*〜*〜*〜*ツン宅前*〜*〜*〜*
予想外なことに、ツンの家にはものすごい人だかりがあった。
ざっと20人くらい並んでいる。
( ^ω^)「これなんてバーゲンセール?」
とりあえずブーンも中に入ろうとしたが、中にも人はたくさんいるのでとても入れる状態ではない。
('A`)「よう、ブーン」
( ^ω^)「お? ドクオかお」
('A`)「今回もたくさん来てるな。ツンの家」
(;^ω^)「いつもこんなに来てるのかお?」
('A`)「ん〜、どっちかってーと今回は若干少ないな。こないだはもっとたくさん来たそうだ」
(;^ω^)「うぇwwww」
('A`)「入るんなら今のうちに並んでおけよ。この後もじゃんじゃん人来るだろうから」
そう言うとドクオは去っていった。
( ^ω^)「それじゃあ並ぶお」
・・・・・
・・・・
・・・
・・
・
――30分後。
(;^ω^)「ま、まだかお? たかが買い物するのになぜこんなに時間かかるのかお?」
列は一向に前に進まない。中を眺めてみるとさっきよりも人が増えているように見える。
( ^ω^)「お! よく見るとみんな割り込んでいるお!
だったら僕も力尽くで突っ込んでいくお!」
(#^ω^)「うおおぉぉぉぉぉおおお!!!!」
:
:
:
:
「あうっ!! 痛いお!! 押すなお!! 殴るなお!!
誰だお足踏んでるの!! あっ、そんなトコ触らないで!
痛い板い遺体異体!!!! もうやめてお!! 死んじゃうお!!
アッーーー!!!! 」
- 147 名前:第二部そのZ ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/12/14(木) 20:02:41
- *〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
夕方―。ようやく売り物もなくなり、客も引いていったので店じまいとなった。
ξ゚听)ξ「ふぅ〜。今回もまあまあね。
………ん?」
(メ:;メ:ω;)「………い……お……」
ξ;゚听)ξ「ちょ、ブーン!?」
(メ:;メ:ω;)「ら……わ………お……」
ξ;゚听)ξ「どうしたのよ!? なんでそんなボロボロなのよ!?」
(メ:;メ:ω;)「…お……ツ…ン……」
ξ;゚听)ξ「ブーン!! 一体どうしたのよ!?」
(メ:;メ:ω;)「……い……」
ξ;゚听)ξ「え!? なになに?」
(メ:;メ:ω;)「フリマ……怖い……」
…………ガクッ
ξ;゚听)ξ「きゃあ!? ちょっと!! しっかりして!!」
・・・・・・
・・・・
・・
・
・
−−−−−−−
(メメメω^)(………お? ここはどこかお?)
目が腫れているせいか、視界がぼやけてよく見えない。
だが、水の流れる音が聞こえる。
(メメメω^)(水の音……? も、もしかしてここは……!)
視界が少し晴れてきた。
するとたくさんの花が目に映った。
(;メメω^)(は、花畑!! じゃあやはりここは三途の川!? 僕は死んでしまったのかお!?)
まだはっきりしていないが、花畑に川とくれば向こう岸には死んだおじいちゃんが……
「 ブーン!! 」
(メメメω^)「………お??」
その瞬間、視界がハッキリした。
かすかに見えた花は、花畑ではなく布団や壁紙の模様で、水音は水道水が流れる音だった。
そしてすぐ側にはツンの姿があった。どうやらここはツンの家のベッドのようだ。
ξ;゚听)ξ「よかった、目が覚めたわ」
そして水道水を止める音がし、もう一人こちらに近づいてきた。
(´・ω・`)「大丈夫かい?」
ショボンは、ブーンの額にのせてあったおしぼりを替えた。
冷たい感覚が額と腫れている右目に伝わった。
(メメメω^)「お? 僕はどうなってたんだお?」
(´・ω・`)「気を失ってたんだよ。よっぽど客にもみくちゃにされてたみたいだね。ケガも割とひどい
3時間も目を覚まさなかったからね。心配したよ」
ξ゚听)ξ「まったく、人の家でいきなりぶっ倒れるからビックリしたじゃない」
(´・ω・`)「おやおや、でも君は涙目で必死に僕に助けを求めたんじゃないかい?」
ξ///)ξ「なっ、べ、別にそんな涙目なんかじゃないわよ! そりゃ誰だって人が倒れたらビックリするじゃない!」
しかし、ブーンの顔をのぞき込んでるツンの顔はいまにも泣きそうなカンジであった。
(メメメω^)(お……何があったかよくわからないけど……なんだか…力が………)
…………ドサッ
「ぶ、ブーン!?」
「落ち着け。ただ疲れて眠っただけだ」
「そう…よかった…」
「フフフ そんなに彼のことが心配なのかい?」
「べ、別に心配なんて……///」
そしてブーンは力尽きたように眠りについた。
第二部そのZ 終わり