96 名前:第二部そのX ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/28(火) 22:32:25
◆◇◆◇◆◇◆朝◆◇◆◇◆◇◆
*〜*〜*〜*ブーン宅*〜*〜*〜*
『僕プーさんダヨ。
朝ダヨ。起きる時間ダヨ。
早く起きないと鼻クソほじくった手を
ハチミツに突っ込んで
それ食わしたろかゴォルァ!!!!!!!!!』

  ドグァシャッ!!!

(#^ω^)「ウゼェwwwwwwwwwwwwwww」

『プーさん?目覚まし』は破壊し、またもや不快な朝を迎えるブーンだった。


(;^ω^)「う……若干頭イタス……」
やはり飲酒はやめた方がいいのだろうか。いや、昨日は二人でビール大瓶を開けたくらいだ。大した量ではない。

( ^ω^)「まあいいお。早速プギャーのとこに行くお」
ブーンは外に出た。

(;-ω-)「う…段々痛くなってきたお……」
するとしぃが通りかかった。
(*゚ー゚)「あ、ブーンくん。どうしたの?」
( ^ω^)「お?いやちょっと頭が痛いだけだお」
(*゚ー゚)「大丈夫?じゃあ……」
しぃはブーンの頭を撫でた。
(*゚ー゚)「痛いの痛いの、飛んでけーっ☆」
(;^ω^)「……って子供扱いしないで欲しいお」
(*゚ー゚)「ふふふ♪あんまり無理しちゃダメだよ? じゃあね」
しぃはブーンと別れた。
(*^ω^)(でもなんか嬉しかったお…やっぱりしぃさんは癒し系だお)
( ^ω^)「おっと、早くプギャーのとこに行くお!」
98 名前:第二部そのX ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/29(水) 18:03:15
*〜*〜*〜*プギャー宅前*〜*〜*〜*
( ^ω^)「おはようだお!」
( ^Д^)「おう。朝からテンション高ぇな」

( ^Д^)「まだ8時前か…たぬきちの店は空いてないからそこらでチョイチョイっと手本見せてやるぜ」
( ^ω^)「わかったお」

*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

(^Д^)9m「発見!プギャー!!」
  バサッ!
 『ショウリョウバッタ』を捕まえた!

( ^ω^)「おお!スゴイお!」

キーンコーン…
( ^Д^)「お、もう8時だ。んじゃたぬきちの店行くか」

*〜*〜*〜*たぬき商店*〜*〜*〜*
( ,'3 )「いらっしゃいだなも!」
( ^ω^)「虫網を下さいお」
( ,'3 )「毎度ありだなも!」
虫網も、釣竿と同様シンプルな作りだ。
網の部分はとても丈夫でどんな虫でも捕まえられるらしい。
( ^Д^)「んじゃその辺でぶらぶらしてくるか」

*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

( ^ω^)「なかなかいないお…」
( ^Д^)「まあな。魚と違って出現場所がさまざまだ。木に止まってたり、その辺飛び回ってたり、地面の中にいるヤツもいるからな。」
( ^ω^)「そうかお」
 ギィーッ ギィーッ
( ^ω^)(お?)
( ^ω^)「お!なんかいたお!」
ブーンはあみを構えた。
( ^ω^)「…………」
 ギィーッ ギィーッ
( ^ω^)「えいっ!!だお」
  バサッ!
 逃げられてしまった……
(;^ω^)「お……意外と難しいお…」
( ^Д^)「惜しかったな。もう少し間合いを詰めないとな」
 リーン リーン
(^Д^)9m「発見!プギャー!!」
  バサッ!
 『スズムシ』を捕まえた!
( ^Д^)「こんな具合だ」
( ^ω^)「わかったお!参考にするお!」

 ギィーッ ギィーッ
(^ω^)9m「発見!プギャー!!」
  バサッ!
 『キリギリス』を捕まえた!

( ^ω^)「やったお!」
(;^Д^)「いや、俺の真似をしなくても……」
( ^ω^)「でも捕まえられたお!」
( ^Д^)「まあ良かったな。じゃあどんどん捕るぜ!」

*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*

( ^ω^)「たくさん捕れたお!」
( ^Д^)「そうだな。
      今は秋だから木に止まっている虫はそういないが、夏ならセミや甲虫類がいっぱいいるぜ」
( ^Д^)「捕まえた虫は売ってもいいが、魚ほどは高くないから鳴く虫とか綺麗な虫は飼った方がいいぜ。」
( ^ω^)「把握した。」

( ^Д^)「おっと、もう昼か。ちょいと俺用事あるから行くわ」
( ^ω^)「ばいばいだお!」
プギャーはブーンと別れた。

99 名前:第二部そのX ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/29(水) 19:56:24
( ^ω^)「とりあえずスズムシとかは家に置くお」


ξ゚听)ξ「あら、ブーン」
( ^ω^)「お、ツンかお」
ξ゚听)ξ「ちょうど良かった。ちょっとあたしと一緒に来てくれる?」
( ^ω^)「喜んで行くお!」

*〜*〜*〜*関所*〜*〜*〜*
(´<_` )「やあ、よく来たな。出掛けるのか?」
ξ゚听)ξ「ええ。行き先はどこでもいいわ」
(´<_` )「把握した。兄者、よろしく頼んだ」
( ´_ゝ`)「任せろ弟者」
すると門番はコンピュータらしきものを使った。
 カタカタカタカタカタ…ピッ
( ´_ゝ`)「ラウンジ村なら行けるぞ」
(´<_` )「そこなら徒歩で十分だな」
ξ゚听)ξ「ありがとう。ほらブーン、行くわよ!」
( ^ω^)「わかったお」

 スタスタスタスタスタ……

( ´_ゝ`)「…………」
(´<_` )「? どうしたんだ兄者」
( ´_ゝ`)「……アベック…」
ゴゴゴゴゴゴ……!!
(´<_`;)「落ち着け兄者!多分違うから!」
( ´_ゝ`)「…………」

100 名前:第二部そのX ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/29(水) 23:44:49
( ^ω^)「ところで何しに行くんだお?」
ξ゚听)ξ「ちょっと買い物。で、アンタは荷物持ち」
(;^ω^)「そうですかお……」


*〜*〜*〜*ラウンジ村*〜*〜*〜*

( ^ω^)「おおお……」
風景、木、草…それらはVIP村のものとそんなに変わらなかった。いや、むしろ全く同じと言ってもいいくらいだ。
しかし、明らかな違いがあるように感じる。何だろうか…雰囲気、といったところだろうか。
ξ゚听)ξ「ほら!ボサッとしてないで早く行くわよ!」
(;^ω^)「わ、わかったお」

歩いていると、川の形などの地形が違うことに気が付いた。
そして店も違っていた。
『スーパーたぬき』
VIP村の木造トタン屋根の商店とは違い、立派な造りだ。さらに玄関は自動ドアだ。
*〜*〜*〜*スーパーたぬき*〜*〜*〜*
中に入ると商店の幾数倍であろう広さだ。
( ,'3 )「いらっしゃいだなも!
     あ、ツンさん!毎度どうもだも!」
どうやらツンはここのお得意様らしい。
ξ゚听)ξ「ほら、どんどん買ってくからしっかり持ってなさいよ」
そう言うと、ツンはすごい勢いで買い始めた。次々と購入される商品は次々とブーンに手渡された。
(;^ω^)「ちょwwww前見えねぇwwwwwww」
積み重ねられた商品はもはやブーンの視界を奪っていった。
なぜこんなに買うのか以前に、お金はあるのか。よく見るとどうやら今はタイムバーゲンらしい。
なるほど、それでわざわざ他の村に来たのか。
ξ゚听)ξ「こんなもんね。さ、ブーン。行くわよ」
(;^ω^)「歩けねぇwwwwっうぇwwwww」
( ,'3 )「ありがとうございました!」
104 名前:第二部そのX ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/30(木) 19:27:28
 グラ… グラ…
(;^ω^)「お…おおお……」
今にも倒れそうなほど積み重ねられている荷物を、何とかバランスを保って倒れないようにして歩いている。
(;^ω^)「ツン、これじゃ落としてしまうお」
ξ゚听)ξ「しょうがないわね。少し持ってあ…」
( ^ω^)「ありがとうだお!じゃあこの上の一個だけ持ってくれればいいお」
ξ゚听)ξ「え?一個だけ?」
( ^ω^)「だお。それさえ持ってくれれば上手くバランス取れるお」
ξ゚听)ξ「う、うん(ホントに大丈夫かしら…?)」
ちなみにその荷物の重さは結構ある。が、ブーンは重さには屈していないようだ。
( ^ω^)「ありがとうだお。じゃあ早く行くお」
ξ゚听)ξ(すごい…軽々と持ってる…)
ξ*゚听)ξ(あ…よく見ると結構筋肉質…)
( ^ω^)「? 何見てるんだお?」
ξ////)ξ「な、なんでもないわよ!」

すると一人の男のオオカミが話しかけてきた。
( ゚∀゚)「おっ?よその村の人か?」
( ^ω^)「そうですお。VIP村から来ましたお」
( ゚∀゚)「VIP村!?そいつぁ奇遇だな。俺明日VIP村に引っ越すんだ」
( ^ω^)「マジかお!それはよろしくお願いしますだお!」
( ゚∀゚)「ああ、よろしく。俺の名はジョルジュ」
( ^ω^)「ブーンですお」
ξ゚听)ξ「あたしはツン」

( ゚∀゚) ジ―――……
ξ゚听)ξ「?」
( ゚∀゚)o彡(おっぱい!おっぱい!)
(;^ω^)ξ;゚听)ξ「……??」
( ゚∀゚)「いや、気にしないでくれ。じゃ、明日からよろしく頼むな」
( ^ω^)「こちらこそよろしくだお。それじゃ失礼しますお」

 スタスタスタスタ……
二人は関所に入っていった。
( ゚∀゚)(なかなかいい形のおっぱいだった。ただ、ちょっと小さかったのが残念だったな……)ブツブツ…
107 名前:第二部そのX ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/12/01(金) 20:38:44
*〜*〜*ラウンジ―VIP間*〜*〜*
( ^ω^)「ひとつ気になったお」
ξ゚听)ξ「何よ?」
( ^ω^)「なんであっちにもたぬきちがいるんだお?」

ξ゚听)ξ「あ〜それはね…説明すると長くなるけど、要はたぬきちはいっぱいいるって思えばいいわ」
(;^ω^)「アバウト過ぎてイマイチ納得できないお…」
ξ゚听)ξ「うっさいわね!ほらさっさと行くわよ!」
ツンはブーンに軽く体当たりした。
(;^ω^)「ちょwwwww崩れるwwwww」

108 名前:第二部そのX ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/12/01(金) 21:49:58
*〜*〜*VIP村・ツン宅前*〜*〜*
ξ゚听)ξ「ありがとう。助かったわ」
( ^ω^)「どういたしましてだお」
ξ゚听)ξ「持たせたあたしが言うのもなんだけど、よくあんなに持てたわね」
( ^ω^)「まあそれなりに鍛えてるお」
ブーンは むん!と力こぶを見せた。
ξ*゚听)ξ(うわぁ……スゴイ…///)
( ^ω^)「お?そんなにスゴイかお?」
ξ///)ξ「なっ、べ、別に見とれてなんかないわよ!?
    アンタなんだかひ弱そうだから意外だっただけよ!」
( ^ω^)「なんかヒドスwww」

ξ゚听)ξ「あ、んじゃお礼にコレあげる」
手渡されたのは家具だった。
( ^ω^)「いいのかお?」
ξ )ξ「あ…あと…ゴメンね……今までろくなものあげられなくて……」
( ^ω^)「? なんか言ったかお?」
ξ///)ξ「な、なんでもないわよ!もう用はないから早く帰りなさい!」
( ^ω^)「ヒドスwwwww」

109 名前:第二部そのX ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/12/02(土) 22:20:49
*〜*〜*〜*ブーン宅*〜*〜*〜*
( ^ω^)「さてさてツンは一体何をくれたのかお〜?」
  ボワンッ!
   『みずのみどり』
(;^ω^)「いいのか悪いのかコメントしづらいお…」

( ^ω^)「さて、今日はもう寝るお」




第二部そのX  完
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