73 名前:第二部そのV ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/24(金) 00:05:00
◆◇◆◇◆◇◆朝◆◇◆◇◆◇◆

*〜*〜*〜*関所*〜*〜*〜*
ここは関所…唯一の村の出入り口である門がある。
そしてそこには二人の門番がいた――。

(´<_` )「時に兄者」
( ´_ゝ`)「どうした弟者よ」
(´<_` )「今日は新たな住人が越してくるらしい」
( ´_ゝ`)「なんとそれは賑やかだな」
(´<_` )「よくわからないが兄者よ。門は開けなくていのか?」
( ´_ゝ`)「ふっ俺は車が来る寸前に門を開けることが出来るのさ」
(´<_` )「一体何の自慢だ兄者よ」
( ´_ゝ`)「…来たぜ。弟者門を開けろ」
(´<_` )「把握した」
 ギイィィィ――――ッ
開門2秒後、一台の車がやってきた。
「この村に越してくる者です」
( ´_ゝ`)「よし通れ」
 ブロロロロ……

(´<_` )「流石だな兄者」


*〜*〜*〜*ブーン宅*〜*〜*〜*
『秘技・死者の目覚め!!』
ガンガンガンガンガン!! カチッ
(#^ω^)「煩杉るお!なんだおこの目覚まし!」

不快な朝を迎えるブーンだった。

(;^ω^)「うーん…耳鳴りがするお…」

掲示板を見ると、今の音はなんだ!?というスレが立っていたので、説明すると共に謝った。

(;^ω^)「村中に響き渡ったのかお……申し訳ないお…」
すると新しくスレが立った。

────────────────
件名:新入村人のお知らせ
名前:役場環境課
本日我がVIP村に引っ越してきた
方がいます♪みなさん仲良く歓迎し
ましょう♪
────────────────

( ^ω^)「うほっ新入者かお!早速挨拶に行くお!」

ブーンは外に出た。
すると目の前に誰か立っていた。
おそらく新入者だろう。♂のネコだった。

( ^Д^)「あ、どうも。引っ越してきたプギャーって者だ」
( ^ω^)「ブーンですお」
(^Д^)9m「よろしく。プギャー」

( ^Д^)「じゃあまた後で」
プギャーはさっさと立ち去った。
77 名前:第二部そのV ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/24(金) 23:58:40
( ^ω^)「お?急いででもいるのかお?まあいいお」

( ^ω^)「あ!そういえば借金払い終わったんだったお!たぬきちのとこに行くお」

*〜*〜*〜*たぬき商店*〜*〜*〜*
( ,'3 )「いやーどうもどうも!ブーンさん、やっと借金払い終わってくれただなも!えらいだなも!」
(#^ω^)「待つお!その前に僕のバイト代が」
( ,'3 )「でも、今のおうちって狭すぎない?この機会に改築することが出来るだもよ」
( ^ω^)「本当かお!?じゃあお願いしますお!」
(#^ω^)「…で、僕のバイト代が」
( ,'3 )「それじゃあ明日には改築が終わるから、今日のところは誰かの家に泊めてもらうといいだなも」
(#^ω^)「ねぇ僕のバイ」

( ,'3 )「ありがとうございましたー!!」



(;^ω^)「締め出されたお…」

( ^ω^)「もうバイト代はどうでもいいお。それより誰か泊めてもらえるように頼んでくるお」

78 名前:第二部そのV ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/25(土) 00:15:24
*〜*〜*〜*ドクオ宅前*〜*〜*〜*
('A`)「おっ?ブーン今日はどうしたんだ?」
( ^ω^)「実はカクカクシカジカギシアンギシアン……」
('A`)「そうか。だが俺の家は魚だらけだから二人も寝れないな」
( ^ω^)「そうかお。まあ仕方ないお」
('A`)「悪ぃな」


( ^Д^)「お?確かブーンといったか?」
( ^ω^)「あ、プギャーかお。さっきは何か急いでたのかお?」
( ^Д^)「ん?ああ。引っ越しの片付けとか整理とかしてる途中だったんだ。もう半分くらい片付いたがな」
( ^ω^)「そうですかお(だったら僕が泊まりに行ったら邪魔だおね)」
( ^Д^)「じゃ、続きやってくるわ。じゃあな」



( ^ω^)「さて、どうするかお…オニャノコの家に泊まるわけにも」
80 名前:第二部そのV ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/25(土) 10:54:32
( ^ω^)「さてどうするかお…オニャノコの家に泊まるわけにもいかないお…」

(*゚ー゚)「あ、ブーンくんだ」
( ^ω^)「お、しぃさん」
(*゚ー゚)「どうかしたの?」
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
(*゚ー゚)「へぇ〜そうなんだ」
( ^ω^)「最終的には野宿でもするお」
(*゚ー゚)「そんな、風邪引くよ?
    だったらウチで泊まる?」

(;^ω^)「えっ!!??」

(*゚ー゚)「ウチ、ベット二つあるし…」
(;;^ω^)(こここここれは、ふ、ふふフフフラg(ry )
(*゚ー゚)「ブーンくんさえ良ければ泊まってもいいよ?」
(;^ω^)「気持ちはものすごく嬉しいけど二人きりだとマズイんじゃないかお?」
(*゚ー゚)「ん?別に私は構わないんだけど…」

81 名前:第二部そのV ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/25(土) 11:44:17
(*゚ー゚)「まぁブーンくんがそう言うなら仕方ないね。じゃあ誰かもう一人連れて3人で寝ようか」
( ^ω^)「お?」
(*゚ー゚)「じゃあ連れてくるから私の家で待ってて」

*〜*〜*〜*しぃ宅*〜*〜*〜*
( ^ω^)「おお……」
部屋は見事に『ロイヤルシリーズ』で揃えられている。落ち着いた空間だ。
(*゚ー゚)「じゃあゆっくりしててね」
( ^ω^)「なんかすいませんだお…」
(*゚ー゚)「ううん、いいの。私誰かをお世話するのが好きなの」
( ^ω^)「そうですかお」
(*゚ー゚)「じゃあ連れてくるから遠慮なくくつろいでてね」

しぃは部屋から出た。

82 名前:第二部そのV ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/25(土) 13:48:01
(*^ω^)(とことんいい人だお…)

ブーンはふと部屋を見渡した。
ロイヤルなソファ、ロイヤルなテーブル、ロイヤルなベッド…
ん?このベッドはダブルベッドだが他にベッドは見当たらない…
(;^ω^)(ま、まさかこのベッドに二人で……!?)

するとしぃが帰ってきた。
(*゚ー゚)「ただいま♪」
ξ゚听)ξ「お邪魔しまーす…」

( ^ω^)「お!ツンかお」
ξ゚听)ξ「あら、ブーンだったのね」

ξ゚听)ξ「それにしてもよく男なんて泊めれるわね。大丈夫なの?」
(*゚ー゚)「うん。ブーンくんなら大丈夫だよ。多分」
(;^ω^)「ちょwwww多分ってwww」

83 名前:第二部そのV ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/25(土) 17:30:51
しばらくして―――。

(;^ω^)「むむむ……」
(*゚ー゚)「さぁどれにする?」
( ^ω^)「こっちだお!」
(*゚ー゚)「残念!ババでした〜」
(;^ω^)「ぶひぃっ!!?」

(*゚ー゚)「今度は私の番ね」
(*゚ー゚)「どっちかな……こっち?」
(*^ω^)「………」
(*゚ー゚)「じゃあこっちかな?」
(;^ω^)「………」
(*゚ー゚)「ふふふ♪こっちね」
(;^ω^)「ぶひぃっ!??」
(*゚ー゚)「はい、あがり♪」
( ;ω;)「また負けたお…」
(*゚ー゚)「あはは!ブーンくんババぬき弱〜い!」
ξ゚听)ξ「もーアンタ顔に出過ぎでバレバレよ」
(;^ω^)「も、もっかい行くお!」


*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*


(*^ω^)「ハフッハフッ!うまいお!ハンヴァーグうまいお!」
ξ;゚听)ξ「ちょ、もっときれいに食べなさいよ!」
(*゚ー゚)「ふふ♪でもおいしいんなら嬉しいよ」



(*^ω^)「ふー、ごちそうさまだお!」
(*゚ー゚)「じゃ、後片付けと皿洗いよろしくね」
ξ゚听)ξ「よろしく!」
(;^ω^)「うぇwwwwww」

84 名前:第二部そのV ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/25(土) 23:31:15
◆◇◆◇◆◇◆夜◆◇◆◇◆◇◆
ツンとしぃはロイヤルなベッドに寝て、ブーンはたまたましぃが持っていたよくあるあかいベッドで寝ることにした。
ちなみにしぃは本当に最初ブーンと二人でロイヤルなベッドで一緒に寝るつもりだったらしい。
配置は、ベッドは繋げて置いてあり壁からブーン、ツン、しぃという順番だった。

すでにしぃとツンの二人はぐっすり眠っている。
ξ--)ξ「ZZzzz……」
(*-ー-)「スー…スー…」
(;^ω^)(き、緊張して眠れないお……)
ブーンは今壁に向いているが、振り返ると目と鼻の先にすぐツンの寝顔が映り込む。
(;^ω^)(でもさすがに壁に向いているのはキツいお……)
幸い今はツンは向こうを向いているのが確認出来たので、ブーンは寝返った。
( ^ω^)(…それにしても……)

(*-ー-)「ん、んぅぅ……」
ξ--)ξ「…んふぅ……ん…」

(*^ω^)(オニャノコの寝息って聞いてるとなんか興奮するお……!)
( ^ω^)(なんて考えている場合じゃないお。僕もとっとと寝るお)

( -ω-)グー…グー…



*〜*〜*〜*プギャー宅*〜*〜*〜*
( ^Д^)「ふぅ、やっと荷物整理終わったぜ…もうこんな時間か……」
  ガシャン
( ^Д^)「ん?手紙か」

( ^Д^)「えーとなになに……?」
( ^Д^)「……マジか!アイツもこの村に来るのか!」

( ^Д^)「そうかそうか…ま、今日のところはもう寝るか」



第二部そのV  完
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