35 名前:名無し ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/21(火) 13:56:30
( ^ω^)「とりあえず家に帰るお」
⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン

(↑使い杉か……)

*〜*〜*〜*ブーン宅*〜*〜*〜*
( ^ω^)「ただいまだお!」
(´・ω・`)「やあおかえり」
(;^ω^)「!!?? ショボンさん!?なにしてるお!?」
(´・ω・`)「家の中を見させてもらったよ。まだ何もないね」
( ^ω^)「そりゃそうだお。…お?これは何だお?」
ブーンは部屋の隅にあるノートパソコンらしきものを手に取った。

(´・ω・`)「あぁ、それはね。役場のとなりに掲示板があるよね?それに書かれている内容を家にいながら見ることができる代物だ」
( ^ω^)「それはすごいお!」
(´・ω・`)「たぬきちからの引っ越し祝いだとさ」
(*^ω^)「それは嬉しいお!てっきりラジカセかと(ry」

(´・ω・`)「それにしても…」
ショボンは部屋を見回した。
部屋にはさっきのノーパソとロウソクしかない。
(´・ω・`)「……寂しいね」
(;^ω^)「仕方ないお…」
37 名前:名無し ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/21(火) 18:12:00
( ^ω^)「お!そういえばツンって娘から家具をもらったんだったお!」
(´・ω・`)「おぉ、そいつは良かったな」

(´・ω・`)「この村の人達はちゃんと礼儀がなってるからね。何かをしてもらったらお礼は必ずしてくれる。タダ働きなんてことはまずないね」
( ^ω^)「それはすごいお」
(*^ω^)「ふふふふふだお♪一体何が入ってるのかお?」
ブーンは箱を開けた。
箱の中には葉っぱが入っていた。
( ^ω^)「………葉っぱ?」

38 名前:名無し ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/21(火) 19:32:31
(´・ω・`)「そうか、君は知らないか。
      その葉っぱが家具なのさ」
( ^ω^)「これがかお?」
(´・ω・`)「そうさ
      この葉っぱには仕掛けがしてあってね。試しに床に投げてごらん」
( ^ω^)「こうかお?」
ブーンは葉っぱを床に放り投げた。

   ボワンッ!!
(;^ω^)「うほっ!?」
葉っぱが煙をあげて姿を変えた。

39 名前:名無し ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/21(火) 19:57:05
(´・ω・`)「どうだい?すごいだろう?
      ちなみに持ち主が自分の家の床に置いた地点でセキュリティがかかけられるのさ。
      だから他人に自分の家の家具が動かされることはない」
(*^ω^)「す、すごいお!ハイテクだお!!」
(´・ω・`)「ところで、ツンから貰った家具はなんだったんだい?」
( ^ω^)「あ、そういえばなんだったんだお!」

部屋には 『あかいドラムかん』 が置かれている。

(;^ω^)「………」
(;´・ω・`)「……ま、まあよかったじゃないか
       この調子で素晴らしい部屋を築いてくれたまえ」
(;^ω^)「わかりましたお」
(´・ω・`)「それじゃあ私は失礼するよ。おやすみ」
( ^ω^)「おやすみなさいだお」
ショボンは部屋から出て行った。

( ^ω^)「お。もうこんな時間かお
      じゃあ今日はもう寝るお。」


*〜*〜*〜*ショボン宅*〜*〜*〜*
(´・ω・`)(ふむ、銃器や兵器などはなかった。どうやら手ぶらのようだ。
      それに家具の仕様を知らないところを見ると、スパイでもなさそうだ。)
(´・ω・`)(しかし、あまりいいことは起きなさそうだ。何かしら覚悟はしておいたほうがよさそうだな)

(´・ω・`)(……もう2度と、あんなことが起こらないようにしないとな。
      ……僕のせいで、僕の故郷は………)

(´・ω・`)「…考えるのはよそう。
      さて、明日も新入りクンの面倒を見なくてはいけないな」

40 名前:名無し ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/21(火) 20:19:31
◆◇◆◇◆◇◆朝◆◇◆◇◆◇◆
♪巫女巫女ナース!!♪
♪巫女巫女ナース!!♪
♪生麦生米巫女巫女ナース!!♪
♪巫女巫女ナー カチッ

( っω-)「あうあう……もう朝かお……」
巫女巫女目覚ましを止め、ブーンは目を覚ました。
( ^ω^)「ふう……今日も一日がんばるお!」

ブーンは表に出た。
( ^ω^)「う〜ん!やっぱり朝早く起きると清清しいお!」
 ピコン ピコン
( ^ω^)「お?」
振り返ると、郵便受けから音が鳴り手紙マークが点滅している。
( ^ω^)「おお!手紙が届いているのかお」
ブーンは郵便受けを開けた。

―手紙は三通入っていた。
一通はドクオから、もう一通はクーから。最後の一通はしぃからだった。
( ^ω^)「読んでみるお」
ブーンは手紙を開けた。

41 名前:名無し ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/21(火) 20:30:20
────────────
ブーンへ
どうだ?この村の生活は?
まあ最初はいろいろあるだ
ろうが、頑張ってくれ。
これは引越し祝いだ。
 ドクオ('A`)より
────────────

────────────
ブーンへ
元気か?昨日はバイトとか
したそうだな。これは引越
し祝いだ。私のお古だがま
だまだ使えるぞ。
 クー川 ゚ -゚)より
────────────

────────────
ブーンくんへ
昨日は大変だったね。バイ
トしたんだって?じゃあ家
具プレゼントしてアゲル♪
ちょっと奮発しちゃった☆
 しぃ(*゚ー゚)より
────────────

手紙にはそれぞれプレゼントかついていた。
44 名前:名無し ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/21(火) 21:47:19
( ^ω^)「うほっ♪引っ越し祝いとは実にご丁寧だお!早速あけてみるお」

ドクオからのプレゼントには『パインざいのイス』が入っていた。

クーからのプレゼントには『シックなテーブル』が入っていた。

しぃからのプレゼントには『ロイヤルなタンス』が入っていた。

(*^ω^)「ぶおぉぉおおお!!!
     なんかものすごくイイモノが送られてきたお!」

⊂二二二(*^ω^)二⊃「感激のブーンだお!!」


ξ゚听)ξ(…朝っぱらから元気いいわね……あのバカ)

45 名前:名無し ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/21(火) 21:54:01
*〜*〜*〜*ブーン宅*〜*〜*〜*
( ^ω^)「早速家に飾るお!」
ボワンッ ボワンッ ボワンッ

( ^ω^)「うほっ♪もう立派なワンルームだお!」

( ^ω^)「あとでみんなにお礼を言うお!」

46 名前:名無し ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/21(火) 22:27:30
( ^ω^)「とりあえず散歩でもするお」


('A`)「よう!ブーンじゃねぇか!」
( ^ω^)「お!ドクオかお!おはようだお
     何してたんだお?」
('A`)「ん?ああ、ちょっと釣りしてたんだ。この時間は割と大物がいるからな」
( ^ω^)「そうかお
     あ、引っ越し祝いありがとうだお」
('A`)「なに、別に大したモンじゃないさ
   そうだ。せっかくだから俺んち来いよ。朝だから寒いだろ」
( ^ω^)「いいんですかお?それじゃお邪魔しますお!」

*〜*〜*〜*ドクオ宅*〜*〜*〜*
( ^ω^)「お邪魔しますお!」

ドクオの家はブーンの家より少し広かった。
家具はまあまあ置いてあり、シリーズやテーマの統一性は目立たない。

( ^ω^)「お?これは釣った魚かお?」
('A`)「ああ。珍しい魚は家に飾るようにしてるんだ」
そこには タイ や ニシキゴイ、さらには シュモクザメ までいろんな魚が飾ってあった。
(*^ω^)「すごいお!いっぱいいるお!」
(*'A`)「フヒヒ!どうだすごいだろ!」

そしてブーンとドクオはしばらくおしゃべりをしてくつろいだ。

( ^ω^)「それじゃそろそろ失礼するお」
('A`)「ああ、じゃあな。またいつでも来いよ!」
( ^ω^)「喜んで、だお!」
ブーンはドクオの家を出た。
49 名前:名無し ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/22(水) 08:27:03
( ^ω^)「やっぱりこの村はいい人ばっかりだお」
すると しぃの姿が見えた
( ^ω^)「お!しぃさんだお!」
( ^ω^)「おはようございますだお!」
(*゚ー゚)「あ。おはよう
    昨日はよく眠れた?」
( ^ω^)「はいですお!
      あ、引っ越し祝いどうもありがとうございましたお」
(*゚ー゚)「いえいえ♪」
*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
(*゚ー゚)「それじゃ、私は行くね」
( ^ω^)ノシ 「ばいばいだお〜」
51 名前:名無し ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/22(水) 16:40:51
>>50 ありがとうございますm(_ _)m

内心早く進めたい今日この頃('A`)


( ^ω^)「次はクーさんの所に行くお」

*〜*〜*〜*クー宅前*〜*〜*〜*

  『外出中。』
( ^ω^)「お…じゃあまた今度にするかお
     とりあえず家に帰るお」

⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン

*〜*〜*〜*ブーン宅*〜*〜*〜*
(´・ω・`)「やあおかえり」
(;^ω^)「っうぇwwwwまたwww」
(´・ω・`)「随分家具がそろったじゃないか」
( ^ω^)「引っ越し祝いにもらったんだお」
(´・ω・`)「ほう。それは良かったな
      ……ただ、やっぱりアレがどうも浮いてるね…」
二人の視線は部屋の隅の『あかいドラムかん』に向いている。
(;^ω^)「仕方ないお。せっかく貰ったモノだし手放すわけにはいかないお…」
(´・ω・`)「そうかい。まあ家もまだ小さいしHRAは今は気にすることはないか」
( ^ω^)「HRA?ってなんだお?」
(´・ω・`)「そうか知らないか。じゃあ教えてあげよう」

52 名前:名無し ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/22(水) 17:34:56
(´・ω・`)「HRAというのはHappyRoomAcademyのことで、その人たちは村人のお部屋を点数をつけて評価するんだ。点数が高ければ高いほどその部屋は素晴らしいということだ」

( ^ω^)「なるへそ」
(´・ω・`)「君はまだその会員じゃなさそうだから僕がたぬきちに頼んでおくよ」
( ^ω^)「ありがとうございますお」

(´・ω・`)「そういえばコレは使ったかい?」
ショボンはノーパソを指差した。
( ^ω^)「あ、まだ使ってないお」
(´・ω・`)「そうかい。まあたぬきちの店の特売情報だとか今日の一言みたいなことがちょくちょく書いてあるから一日一回くらいは見るといい
      それじゃ私は失礼するよ」
ショボンは部屋を出た。

( ^ω^)「もう夕方だお。でもまだ寝るには早いしもう少しぶらぶらするお」

53 名前:名無し ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/22(水) 18:25:59

  ⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン

( ^ω^)「お?誰かいるお」
そこにはツンがいた。

何やら困った顔でキョロキョロしている。

( ^ω^)「どうかしたのかお?」
急に声をかけられてびっくりしたのか、ツンは驚いてこっちを振り向いた。
ξ;゚听)ξ「なな、何でもないわよ!」
( ^ω^)「そうかお?
      落とし物かお?」
ξ゚听)ξ「え…あ、うん……」
( ^ω^)「やっぱりそうかお。
     何をなくしたのかお?」
ξ゚听)ξ「えーっと…ペンダントなんだけど……」
( ^ω^)「よっぽど大切なものなのかお?」
ブーンはツンの瞳が微かに潤んでいるのが見えた。
ξ゚听)ξ「……うん…お父さんから貰ったものなの…」
( ^ω^)「それは大変だお!一緒に探すお!」
ξ゚听)ξ「え?」
( ^ω^)「それじゃ僕は飛び回って見てくるお!君は待っててお」

 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン

ξ゚听)ξ「…行っちゃった」
56 名前:名無し ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/22(水) 19:21:51
あ〜…何かと妙な展開になってきた…('ー`;)


  ⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン

しばらく飛んでいると、夕日で反射して光っている物体を見つけた。
( ^ω^)「お!きっとアレだお!」
そこには金色に輝くペンダントが落ちていた。
( ^ω^)「綺麗だお…きっとコレがあの娘の探してたものだお
      急いで帰るお!」

 ⊂二二二( ^ω^)二⊃ブーン

一方 ツン―。
ξ゚听)ξ「どうしよう……アレをなくしたら私…」
「お―――――い!」

振り向くと夕日をバックに両手を広げて飛んでいるブーンがいた。

ξ゚听)ξ(何この光景……)

( ^ω^)「おーい!君の探してたものはコレかおー!?」
ブーンは金色のペンダントをツンに見せた。
ξ゚听)ξ「!! そう!それよ!」
ツンはペンダントを受け取った。
ξ゚听)ξ「良かった……」
( ^ω^)「見つかって良かったお」
ξ////)ξ「あ……ありがと、ね…」
(*^ω^)(うはwwwテラカワユスwwww)

ξ゚听)ξ「あ、そういえばずっと聞くの忘れてた
     アンタ何て名前なの?」
( ^ω^)「お。自己紹介してなかったお。僕はブーンですお」
ξ゚听)ξ「ブーン、ね。
     私はツン。よろしく」
(*^ω^)「よろしくお願いしますお!」



ついさっき読んだ少女マンガがこんな展開だったからなんとなく書いてみたww
58 名前:名無し ◆QPdwSf6WQk 投稿日: 2006/11/22(水) 19:37:52
( ^ω^)「おっと、もう夜だお。じゃあそろそろ帰るお。ツンも早く帰るお」
ξ゚听)ξ「あ、うん。おやすみなさい」

*〜*〜*〜*ブーン宅*〜*〜*〜*
(*^ω^)「ふふふふふだお♪あの娘にイイトコ見せられたお。これで好感度うpしたお♪」
( ^ω^)「さて今日はもう寝るお」



*〜*〜*〜*ツン宅*〜*〜*〜*
ξ゚听)ξ「ブーン、か……」

ξ*゚听)ξ「…………」
ξ////)ξ「ばっ、バカ!何考えてるのよ私!」

ツンはペンダントを握り締めた。
ξ゚听)ξ「おやすみ。お父さん、お母さん」
ツンは部屋の明かりを消した。


第二部【ブーンの生活】
そのT  完
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