- 【West Side Story】
――世界歴・527年――
――ヴィップ城――
( ゚∀゚)「ふぅ」
( ゚∀゚)(階段を昇り降りするだけで、一息つくなんて)
( ゚∀゚)(いくら病を得たとはいえ、情けない話だな)
( ゚∀゚)(もう若くはないことも、分かっているつもりだが)
( ゚∀゚)(どうしても昔と比較しちまうし、ショボンとも比較しちまう)
( ゚∀゚)(あいつが常に万全の状態で戦場に立っていることと比べると、俺は……)
( ゚∀゚)「……比較したって、しょうがねぇか」
( ゚∀゚)(外にでも行こうかと思ったが、従者たちもいねぇし、戻るのが億劫になるな。屋上で風にでも当たるか?)
- ( ゚∀゚)(……そういや、この前は屋上に居たらショボンに会っちまったんだったな)
( ゚∀゚)(あのときは――――)
――――ラウンジとの戦いは、しばらくお前に任せた。
迷惑かけてすまん。よろしく頼む――――
( ∀ )(……俺が、あいつに、頼むだなんて)
( ∀ )(情けねぇ。どうしようもねぇ体たらくだな)
( ∀ )(でも、俺が戦えない以上、ショボンにやってもらうしかねぇんだ)
( ∀ )(ハンナバル総大将が創り上げてきたこのヴィップを守るには、もうあいつを頼るしか――――)
( ゚∀゚)「情けなくて、どうしようもなくても……信じるしか、ねぇな」
( ゚∀゚)(とりあえず今日は、寄り道せず居室に戻るとするか)
ミ,,゚Д゚彡「ジョルジュ大将」
( ゚∀゚)「ん? フサギコか、どうした?」
- ミ,,゚Д゚彡「お加減はいかがですか?
まだ病を得てから日が浅いところですが」
( ゚∀゚)「今日は悪くねぇな。とはいえ、あんまり無理するわけにもいかねぇが」
ミ,,゚Д゚彡「これから、大将室に戻られるところで?」
( ゚∀゚)「そうだな、厠に行ってきただけだからな」
( ゚∀゚)「少し、城外を散歩でもしようかと思ったが、従者たちに余計な心配や手間をかけるのもな」
ミ,,゚Д゚彡「それでしたら、私が付き添います」
( ゚∀゚)「ん? お前がか?」
ミ,,゚Д゚彡「外光を浴びたり、風を感じたりしないと、気が塞がってしまうでしょうし。今後のヴィップについて相談したいこともあります」
( ゚∀゚)「そうか。まぁ、たまにはそうしたほうがいいと侍医からも言われてるしな。お前が来てくれるんなら、従者たちも安心だろう」
ミ,,゚Д゚彡「はい。よろしくお願いします」
壁|ゝ`)
(´<|壁
- ( ´_ゝ`)「よし、行ったな」
(´<_` )「危なかったな。フサギコが機転を利かせてくれて助かった」
( ´_ゝ`)「なんであいつあんなにすらすらと誘導する言葉が出て来るんだ?
前世と来世は詐欺師だろ絶対」
(´<_`;)「前世はともかく、来世まで詐欺師にしてやるなよ」
( ´_ゝ`)「とにかくこれで時間は稼げる。今のうちに準備を進めよう」
(´<_` )「既にヒッキー少将が”例のもの”を運び込んでいるはずだ。俺たちも手伝おう」
( ´_ゝ`)「あまり時間がないぞ。早くしろオトジャ」
(´<_`;)「寝坊しておいてその態度とは、流石すぎるなアニジャ」
・
・
・
<ヽ`∀´>「玉葱が足りないニダ。あと椎茸も。こっち持ってきてニダ」
<ヽ`∀´>「そうニダ、チヂミは浅い平鍋に均等に生地を流すニダよ。厚さが不均等になると熱の通り方に差が出ちゃうニダ」
<ヽ`∀´>「そっちのナムルはもう持ってっていいニダよ。早く運ばないと間に合わないニダ」
<;`∀´>「あっ、そのチゲはまだ煮込みが足りないニダ。もうちょっと待つニダ」
- / ゚、。 /「ニダー中将、お手伝いに来ました」
<ヽ`∀´>「おお、ダイオード。助かるニダ。早速だけどタッカルビを作ってほしいニダ」
/ ゚、。;/「いや、あの、作り方が分かりません」
<ヽ`∀´>「鶏肉の仕込みは終わってるし、他の材料と調味料はすべて用意してあるニダ。指示するからとりあえず鍋を火にかけるニダ」
/ ゚、。;/(自分で別の料理しながら指示できるんだ。さすがだなぁ)
<ヽ`∀´>「他の将校たちはどうしてるニカ?」
/ ゚、。 /「ジョルジュ大将が居室に戻りそうになったところを、フサギコ少将が上手く外に連れ出してくれたそうです」
<ヽ`∀´>「さすがフサギコニダね」
/ ゚、。 /「あとは、今のうちにヒッキーさんたちが”例のもの”を運んでいるはずですね」
/ ゚、。 /「これ、もう鶏肉入れちゃってもいいんですか?」
<ヽ`∀´>「熱は充分ニダね。いいニダよ。皮目から焼くニダ」
<ヽ`∀´>「あんまり長いこと外に連れ出してジョルジュ大将の身体に障ったら元も子もないニダ。急いだほうがいいニダね」
/ ゚、。 /「はい。あまり時間がありません。焼き目ついたので裏返します」
<ヽ`∀´>「いい感じニダ。急ぐとは言っても料理の出来栄えに妥協はしないニダよ」
<ヽ`∀´>「さぁみんな、出来上がったものはどんどん運ぶニダ!
ファイティン!」
- ・
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・
(-_-)「……慎重に運んでくれ、転んで割ったりしないようにな……」
(´<_` )「ヒッキー少将、運んできました。これはどこに?」
(-_-)「……オトジャか……それは、袖机の上だ……頼んだ……」
( ´_ゝ`)「おーいオトジャ、こっちも頼……あっ」
(´<_`;)「おい!」
(;-_-)「……転んで割ったりしないようにと、他の者に言ったばかりなんだが……」
(´<_`;)「おぉ、よく掴みましたね、ヒッキー少将。流石です」
( ´_ゝ`)「流石、将官は違うよなぁ」
(´<_`;)「アニジャが気を付けていれば良かっただけの話なんだがな」
(-_-)「……とにかく、あまり時間がない……急ごう……」
・
・
・
- ( ゚∀゚)「今日は、そんなに寒くねぇな」
ミ,,゚Д゚彡「ええ。天気も好いですしね」
( ゚∀゚)「少し前までは、こんな風に外に出ることさえ叶わなかった。それを思えば、多少は良くなってきてるんだろうな」
ミ,,゚Д゚彡「一日も早く復帰していただきたい気持ちでいっぱいです。ラウンジとの最終決戦が控えていますから」
( ゚∀゚)「そうだな。でもまぁ、今度は東塔の連中もいるしな。今までとは勝手が違ってくる」
ミ,,゚Д゚彡「しかしやはり、ジョルジュ大将のお力がないと」
( ゚∀゚)「今のショボンは全土最強の武将だ。俺がいなくたって何とかしちまうだろ」
ミ;,,゚Д゚彡「いえ、指揮能力や戦局眼ではやはりジョルジュ大将が優るものと存じます。ショボン大将はまだ経験が浅く」
( ゚∀゚)「俺だって認めたくはねぇよ。けど、客観的に見れば随一だろうな、やっぱり」
( ゚∀゚)「あいつがオオカミを滅ぼす間に俺がラウンジから奪った城は、情けねぇが、そう多くない」
ミ;,,゚Д゚彡「相手が違います。大国ラウンジとオオカミでは、単純な比較はできません」
( ゚∀゚)「そりゃそうだが、それにしても、な」
ミ,,゚Д゚彡「今後のラウンジとの戦いで、ショボン大将の真価が問われます」
ミ,,゚Д゚彡「疑念を挟む余地のない結果を残さない限り、ジョルジュ大将を超えたとは認められません」
- ( ゚∀゚)「お前の気持ちは、嬉しく思う。けど、俺はしばらく戦に出れねぇ。総指揮はどうしてもショボンになる」
( ゚∀゚)「下手に反発して、東塔との間に軋轢を生むなよ。今後のラウンジ戦では命取りになるぞ」
ミ;,,゚Д゚彡「もちろんそれは、重々承知しておりますが」
( ゚∀゚)「それならいい。上手くやってくれ」
( ゚∀゚)「……身体が少し冷えてきたな。そろそろ戻るか」
ミ,,゚Д゚彡「そう、ですね。お身体に障る前に、戻りましょう」
( ゚∀゚)「あぁ」
ミ;,,゚Д゚彡(……ジョルジュ大将、やはり少し、以前より気弱になってしまっているように感じられる)
ミ;,,゚Д゚彡(少し前のジョルジュ大将なら、ショボンを認める言葉なんて、絶対口にしなかったのに)
ミ;,,゚Д゚彡(口では戦場に戻りたいと仰っていても、心の中ではもう、復帰は難しいと思っているのかもしれない)
( ゚∀゚)「ふぅ」
ミ,,゚Д゚彡(やはり、なんとしてでも以前のような活力を取り戻していただかないと)
ミ,,゚Д゚彡(そのための計画だったけど、みんなもう準備は終わってるのか?
大丈夫か?)
ミ,,゚Д゚彡(気になるけど、これ以上はもう連れ回せない。みんな、頼むぞ!)
・
・
・
- ミ,,゚Д゚彡「いったん休息を取りますか?
大将室への階段は長いですから」
( ゚∀゚)「おいおい、そこまで重病じゃねーよ」
ミ,,゚Д゚彡「申し訳ありません、ではこのまま」
( ゚∀゚)「ま、昇りきったあとに多少息が乱れはするが、大したことねー。心配すんな」
ミ,,゚Д゚彡「はい」
ミ,,゚Д゚彡(……どことなく、嘯いているように感じてしまうのは、気にしすぎだろうか……)
( ゚∀゚)「ふぅ。やっと着いたな」
ミ,,゚Д゚彡「えぇ。中までご一緒してよろしいですか?」
( ゚∀゚)「ん? まだ何か話したいことでもあんのか?」
ミ,,゚Д゚彡「はい。お疲れでしょうか?」
( ゚∀゚)「楽な姿勢になっててもいいんなら話せるが、それでいいか?」
ミ,,゚Д゚彡「ありがとうございます。よろしくお願いします」
ガチャ
( ゚∀゚)「ん? なんだ、この匂い」
- ミ,,゚Д゚彡「ジョルジュ大将、奥の部屋へどうぞ」
( ゚∀゚)「いい匂いだな」
ガチャ
( ゚∀゚)「ん、これは……花?」
( ゚∀゚)「……梅の花か?」
ミ,,゚Д゚彡「勝手な真似をして申し訳ありません、ジョルジュ大将。実は」
( ´_ゝ`)「病床のジョルジュ大将を元気づけようと、お部屋での花見をみんなで考えまして」
( ゚∀゚)
(´<_` )「梅の花が咲いていたので、お料理と一緒にご用意しました」
<ヽ`∀´>「ウリの故郷の料理ですニダ。侍医と相談しながら身体にいい食材を取り入れましたニダ」
ミ,,゚Д゚彡「よかったら少しの間、我々と一緒に――――」
( ∀ )「…………」
ミ;゚Д゚彡「……ジョルジュ大将?」
(;´_ゝ`)「おい、これ怒らせたんじゃないか?
全部黙ってやったことだし」
(´<_`;)「まずいな。ハハジャとイモジャに遺言を残し忘れた」
(-_-)「…………」
- <;`∀´>「アイゴー、気に障ったようならチェーソンハムニダ、ジョルジュ大将」
( ゚∀゚)「ん?」
( ゚∀゚)「……あぁ、いや。そうじゃねぇんだ」
( ゚∀゚)「一瞬、桜の花かと思って」
(-_-)「……!」
( ゚∀゚)「ちょっと、驚いてただけだ。すまんな」
(´<_` )「あぁ、そうでしたか、よかった。桜の枝は切るなって言いますもんね」
( ´_ゝ`)「桜切る馬鹿、梅切る馬鹿だっけ?」
(´<_` )「『アニジャは馬鹿」も追加な。正しくは梅切らぬ馬鹿だ」
( ´_ゝ`)「あぁ、そうだったな」
( ゚∀゚)「礼を言う。わざわざ気遣ってみんなで準備してくれたんだな」
<ヽ`∀´>「ジョルジュ大将に一日でも早く元気になってもらいたいからですニダ」
(´<_` )「ラウンジとの戦も控えていますしね。ジョルジュ大将なしでは戦えません」
( ´_ゝ`)「我ら西塔所属の将の力を存分に見せるときがやってきますからね」
(-_-)「……お身体に差し障りがない範囲で、楽しんでいただければ……」
( ゚∀゚)「あぁ、そうさせてもらうよ」
- ・
・
・
( ゚∀゚)「おっ、うめぇなこれ。なんていう料理だ?」
<ヽ`∀´>「デジプルコギっていう料理ですニダ。豚肉に甘めの味がついてますニダ」
( ゚∀゚)「へぇ。お前の郷土料理って辛いもんばっかだと思ってたよ」
<ヽ`∀´>「確かにそういうのも多いですニダ。でも今日はどの料理も唐辛子は抜いてますニダ」
ミ,,゚Д゚彡「この鶏肉のも美味しいですね。これは?」
<ヽ`∀´>「それはタッカルビニダ。ダイオードが作ってくれたニダ」
( ゚∀゚)「そういや、ダイオードは?」
(-_-)「……仕事に戻っています……やるべきことは自分が全部やっておきますと言って……」
( ´_ゝ`)「優秀な部下を持って嬉しいよ俺は」
(´<_` )「真っ先に仕事押し付けようとしたもんな、アニジャ」
( ゚∀゚)「そうか。あいつも頑張ってくれたんだな」
- ( ´_ゝ`)「私もこの梅の花を頑張って運びました」
(´<_` )「土器を割りそうになってたけどな。手配してくれたのはヒッキー少将だしな」
( ゚∀゚)「そうなのか、ヒッキー。意外だな」
(-_-)「……所有地にたくさん梅の木がある商人と、たまたま知り合っただけです……」
<ヽ`∀´>「その話をフサギコが聞いて、今回のことを企画してくれたんですニダ」
ミ,,゚Д゚彡「話をしたら皆さんすぐ動いてくれて、ありがたかったです」
( ゚∀゚)「そうか……」
( ゚∀゚)「…………」
ミ,,゚Д゚彡「……ジョルジュ大将、やはりお疲れですか?
少し休まれますか?」
( ゚∀゚)「いや、食が細っててな。全部の味を確かめたら腹いっぱいになっただけだ」
( ゚∀゚)「俺はあっちの椅子に座ってるから、お前らたくさん食べろよ」
ミ,,゚Д゚彡「そうですか、分かりました。では遠慮なく」
・
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・
- ( ´_ゝ`)「チゲってやつ初めて食べましたけど美味しいですね。温まります」
<ヽ`∀´>「本当は唐辛子が入るからもっと熱くなるニダ」
(´<_` )「辛い物が苦手なら、これくらいがちょうどいいかもしれませんね」
ミ,,゚Д゚彡「ナムルっていうんでしたっけ、これも美味しいです」
<ヽ`∀´>「オモニ直伝のナムルニダ。昔から好きだった料理ニダ」
(´<_` )「あの短時間でこれだけ作れるなんて、流石ですね」
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・
( ゚∀゚)「…………」
(-_-)「……ジョルジュ大将……」
( ゚∀゚)「ん? どうした、ヒッキー」
(-_-)「……体調は、問題ありませんか……?」
( ゚∀゚)「あぁ。美味いもん食ったし、花も綺麗だしな。気分はいい」
(-_-)「……先ほど、仰られていましたね……」
( ゚∀゚)「ん?」
- (-_-)「……桜かと思った、と……」
( ゚∀゚)「……あぁ、お前は気づいたか」
(-_-)「……今でも時折、思い出します……ハンナバル総大将が亡くなった日は、桜吹雪が舞っていました……」
( ゚∀゚)「そうだったな。桜の散る季節の、風が強い夜だった」
『――――桜は、まだ咲いてる……かな?』
( ゚∀゚)(あのとき、ハンナバル総大将は、何を思っていたんだろうか)
( ゚∀゚)(散りゆく桜に、何を、重ねていたんだろうか)
( ゚∀゚)「…………」
(-_-)「……あれから時が経ち、ヴィップも随分、変容しました……」
(-_-)「……実質的に、二つの勢力に分かれ、それぞれで戦い……強国たちと渡り合ってきましたが……」
(-_-)「……ハンナバル総大将亡きあとのヴィップが、敵国に潰されず戦えていたのは、ジョルジュ大将の存在が大きかったと……」
(-_-)「……それだけは、確信しています……」
( ゚∀゚)「珍しいことを言うもんだな、ヒッキー。でもお前は、世辞を言うほうじゃないよな」
(-_-)「……はい……」
( ゚∀゚)「素直に受け取っておくとするか」
- ( ゚∀゚)(……そうだな。ハンナバル総大将がいなくなったあとのヴィップを支えたのは、俺だ)
( ゚∀゚)(不遜でもなんでもない。間違いなくそうだ)
( ゚∀゚)(それを誇りに思ってきた。これまでも、そして、これからも)
(-_-)「……多くを喋りすぎました……ご無礼を……」
( ゚∀゚)「いや、いいんだ。礼を言わせてもらう」
( ゚∀゚)「お前たちの、おかげだ。大事なことを思い出せた」
( ´_ゝ`)「そういやオトジャ、お前さっき『アニジャは馬鹿』って言ってなかったか?」
(´<_` )「幻聴だろ、どう考えても」
( ´_ゝ`)「そうか、幻聴か。そりゃそうだよな」
( ´_ゝ`)「…………」
(#´_ゝ`)「いや絶対違うぞ! はっきり言ってただろ!
このおたんこなす! あんぽんたん!」
(´<_`;)「悪口が子供すぎるぞ、アニジャ」
- ミ;゚Д゚彡「あまり騒がしくしないでくださいよ。そんな子供じみたことで」
(#´_ゝ`)「なにー! お前まで俺を子供扱いして!
子供に失礼だろ!」
(´<_`;)「そっちに失礼なのか」
ミ;゚Д゚彡「とにかく、落ち着いて」
( ゚∀゚)「……はぁ、まったく」
ミ;゚Д゚彡「あっ、ジョルジュ大将」
( ゚∀゚)「アニジャ、オトジャ。兄弟仲がいいのは悪いことじゃねぇけど、お前らには大人の貫禄ってのも欲しいところだな」
(´<_`;)「申し訳ありません」
( ´_ゝ`)「ほら、オトジャのせいで怒られたじゃないか」
(´<_`;)「ほぼアニジャのせいだと思ってるが、まぁ二人とも悪い」
( ゚∀゚)「フサギコも上官らしく厳しめに言ってやれ。年長者への敬いはもちろん大事だが」
ミ;゚Д゚彡「はい。今後意識します」
( ゚∀゚)「ニダーも食うのに一生懸命になってないで止めてやれ。お前が仲裁するのが一番だろ」
<;`∀´>「チェーソンハムニダ。作った料理の味が気になっちゃってましたニダ」
( ゚∀゚)「やっぱ、お前らだけにはまだまだ安心して任せられねーなぁ」
( ゚∀゚)「いつまでも病床で寝てらんねぇ、俺がいてやらねーと」
- ( ´_ゝ`)「そのとおりです。やはりジョルジュ大将に上に立っていただかなければ」
(´<_` )「本当は安心して任せていただくのが一番ですが、未熟な部分も多くあります」
ミ,,゚Д゚彡「今後も我々を導いてください、ジョルジュ大将」
<ヽ`∀´>「ウリたちも精一杯、ジョルジュ大将を支えますニダ」
(-_-)「……そのつもりです……」
( ゚∀゚)「改めて礼を言うよ。でも、心配されなくたって俺はすぐ戦場に戻るさ」
( ゚∀゚)「ちょっとだけ不在の間は迷惑かけるが、俺が今まで教えてきたことをよく思い出して頑張れ」
( ゚∀゚)「俺がいない間にラウンジに押されて城を奪われたりするんじゃねーぞ」
- <ヽ`∀´>「みんなを取りまとめる役として、一層精進しますニダ!」
ミ,,゚Д゚彡「死力を尽くします!」
( ´_ゝ`)「サスガ兄弟ここにありと見せつけてきます!」
(´<_` )「皆がサスガ兄弟の名を忘れられないようにしてやりますよ!」
(-_-)「……頑張ります……」
( ゚∀゚)「あぁ」
( ゚∀゚)「……頼んだからな」
【West Side
Story : End】
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