- 341 :一兵卒の目から見た東塔の一日 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/14(土) 23:52:38.48 ID:bfL8LogM0
- (个△个)「やぁ初めまして。僕はルシファー=ラストフェニックスといいます」
(个△个)「名前が無駄にカッコイイと評判です」
(个△个)「二年前に入軍して、今年で二十歳です。アルファベットはGです。ぼちぼちです」
(个△个)「今日はただの一兵卒である僕が、東塔での一日を紹介しようと思います」
〜朝〜
(个△个)「まず起床してすぐ朝食を食べます。偏食なのでいきなり戦ってる気分です」
(个△个)「食べ終わったあとは軽く体を動かして調練に入ります」
(个△个)「今朝は馬に乗って全体で動く訓練です。指揮はドクオ中尉です」
(个△个)「無気力そうな顔をしていて背も小さいけど、何故かカッコイイ人です」
(个△个)「馬の訓練が終わったあとは、歩兵として陣を素早く組み替える訓練です。指揮はモナー中将です」
(个△个)「老将だなんて言われていますがまだまだお元気です。柔和で心優しい武将です」
〜昼〜
(个△个)「調練が終わりました。お昼ごはんを食べにいきます」
- 351 :一兵卒の目から見た東塔の一日 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/14(土) 23:53:58.33 ID:bfL8LogM0
- (;个△个)「うおっと! あれはモララー中将!
相変わらず凄いオーラです!」
(个△个)「給仕にメニューの変更を訴えています。あれくらいの人になると無茶も通ります」
(个△个)「僕も将校になったらメニューを全部牛肉に変えてやるのになぁとか思いますが何となく虚しいです」
(个△个)「あ、今度はイヨウ中尉が食堂に来ました。みんなが一斉に道を空けるので一発で分かります」
(个△个)「背中のアルファベットが眩しいです。僕もいつかあれくらいのアルファベットを扱えたらいいなぁと思ってます」
(个△个)「昼食を食べ終えたあとはアルファベットの訓練です」
(个△个)「今日は誰かな……っとおお! 出ました!
ギコ少将です!」
(个△个)「ギコ少将は誰よりも激しい訓練を繰り広げてきます。みんな終わったあとは死んだ魚みたいになります」
(个△个)「ですが僕的には最も成長している感じがするので嬉しいです」
(个△个)「さぁ、頑張るぞー!」
〜夜〜
(个△个)「死んだ魚状態から復活してこんばんは、ルシファーです」
(个△个)「今からまた食堂に行って晩飯を食べます。噂によると今日は牛肉だそうですやっほーい」
(个△个)「おお、ホントに牛肉だ。うまそー」
- 360 :一兵卒の目から見た東塔の一日 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/14(土) 23:55:06.78 ID:bfL8LogM0
- (个△个)「おっと今度はブーン大尉がお目見えになりました。ベルベット少尉と一緒にいるようです」
(个△个)「あれは比較的よく見る組み合わせです」
(个△个)「ん? あっちに見えるのは、ビロード中尉とプギャー少将のようです。これは珍しい組み合わせです」
(个△个)「ビロード中尉は親しみやすい将校で、プギャー少将は気さくな下ネタ大好き将校です」
(个△个)「そして遂にきたぁぁぁぁぁぁ!!
ショボン大将だぁぁぁぁぁぁ!!」
(个△个)「スゴイ! カッコイイ!
アルファベットWが美しい!」
(个△个)「いやー、全土最強武将と呼ばれるショボン大将は威圧感から何からなにまでスンゴイです」
〜深夜〜
(个△个)「大興奮の一日でしたね。今日はいかがだったでしょうか?」
(个△个)「今日も東塔は和気藹々としています」
(个△个)「将校の方たちはみんな凄いです。僕もいつかあんな風になってみせます!」
(个△个)「それではこれにて失礼しまーす」
- 370 :一兵卒の目から見た東塔の一日 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/14(土) 23:56:09.66 ID:bfL8LogM0
(个△个)「……え? 一人だけ登場しなかった将校がいる?
……僕は知らないですけど……」
【一兵卒の目から見た東塔の一日・End】
- 389 :東塔将校たちとの会話 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/14(土) 23:58:18.51 ID:bfL8LogM0
- (;‐λ‐)「……おい、ただの日記じゃねーかルシファー……仕方ねぇなぁ……」
(‐λ‐)「ルシファーには"将校ひとりひとりと話をする"って役目があったんだけどな……。
なんか一人でテンション上げて勝手に終わりやがったから、代わりに俺がやってやるよ」
(‐λ‐)「ってなわけで……おっ、いたいた。まずはベルベット少尉だな」
----------------------------------------------------------------------------------------------------
( <●><●>)「あまり時間がないことは分かっています」
(;‐λ‐)「お忙しいところを申し訳ありません……。
ベルベット少尉は冷静沈着な武将として活躍されていますが、普段心がけていることなどありますか?」
( <●><●>)「他に惑わされずに戦うだけだと最初から分かっていました。
心がけているというよりも、当然のことだと思っています」
(‐λ‐)「では、アルファベットに関しては?」
( <●><●>)「ごく普通に訓練を重ねていくだけで充分だと分かっています。
そのうち自然に上がっていくと思います」
(;‐λ‐)「あ、ありがとうございました」
----------------------------------------------------------------------------------------------------
(‐λ‐)「ふー……ベルベット少尉は相変わらず機械みたいだな……感情がないっていうか……」
(‐λ‐)「さて次は……っと、あれはギコ少将」
- 397 :東塔将校たちとの会話 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/14(土) 23:59:28.72 ID:bfL8LogM0
- (,,゚Д゚)「お? 何してんだ?」
(‐λ‐)「実は50話突破記念で各将校にお話を」
(,,;゚Д゚)「50話? 何のことだ?
まぁいいが……それよりお前、訓練はどうしたんだ?」
(;‐λ‐)「え? いや、私はこの役目を仰せつかっておりまして……」
(,,#゚Д゚)「こんな遊びどうだっていいだろ!
一寸たりとも時間を無駄にするな!
僅かな差で戦の勝敗は決まるんだぞ!
国の存亡に繋がるんだぞ!」
(;‐λ‐)「は、はい!!」
----------------------------------------------------------------------------------------------------
(;‐λ‐)「相変わらず熱い人だ……根がめちゃくちゃ真面目なんだよな……」
(‐λ‐)「続いては……ビロード中尉、おはようございます」
( ><)「おはようなんです! 今日もいい天気なんです!」
(‐λ‐)「そうですね。最近ずっと晴れつづきですね」
( ><)「こういう日は洗濯物がよく乾くから家内が喜ぶんです」
(‐λ‐)「はは、うちの母親みたいですね」
- 408 :東塔将校たちとの会話 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 00:00:56.39 ID:CklPwvKn0
- ( ><)「女の人は天気ひとつで機嫌が左右されちゃったりするところがあるみたいなんです。
僕にはよく分かんないんです」
(‐λ‐)「私もなかなか分かりません、女心というものは」
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(;‐λ‐)「……はっ……気付けば雑談だけで終わってしまった。
ビロード中尉はいい人だから普通に話してるだけでも楽しいんだよな……」
(‐λ‐)「えーっと……次は……ドクオ中尉だ」
('A`)「んぁ? どうしたんだ?」
(‐λ‐)「ドクオ中尉、今後のヴィップはどうなると思いますか?」
(;'A`)「なんだよいきなり……でも、今後のヴィップか……そうだなぁ……。
紆余曲折を経ながらも、統一に向かって着実に前進していくと思うぜ」
(‐λ‐)「そうあってほしいですよね」
(;'A`)「なんでちょっと含みがある言い方すんだよ」
(;‐λ‐)「いえ、そんなつもりはないのですが……」
('A`)「まぁお互い頑張ろうぜ。アラマキ皇帝の胴上げに向けて!」
(;‐λ‐)(野球じゃないんだから……)
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- 414 :東塔将校たちとの会話 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 00:02:34.51 ID:CklPwvKn0
- (‐λ‐)「ドクオ中尉はビロード中尉とはまた違った親しみやすさがあるなぁって感じだな……。
さてっと次は……」
(;‐λ‐)「おぉ……これは緊張だな……」
( ・∀・)「おーい、用事ってなんだ?」
(‐λ‐)「おはようございます。実は50話突破を記念して」
( ・∀・)「お、遂にアルファベットも50話突破か。ポケモンの頃を思い出すな」
(;‐λ‐)(何でこの人は話が分かってるんだろう……)
( ・∀・)「ところでお前、戦で大事なことって何だと思う?」
(;‐λ‐)「……え? なぜ突然……」
( ・∀・)「いいから答えろよ。返答次第じゃ今度の戦で部隊長にしてやるよ」
(;‐λ‐)「はぁ……そ、そうですね……。
やはり冷静に戦うことではないかと」
( ・∀・)「ま、確かにそれは大事だ。敵に惑わされてちゃ勝てる戦も勝てない。
が、それ以上に欠かせないものがあると俺は思ってんだ。
一言で表すなら、軸。芯だ。志と言ってもいい」
(‐λ‐)「……軸、ですか……」
- 427 :東塔将校たちとの会話 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 00:04:36.39 ID:CklPwvKn0
- ( ・∀・)「さっきの冷静さにも繋がるんだ。軸さえブレなきゃ惑わされることもない。
もっと分かりやすく言えば、自分を信じるってことさ。
自信を持って戦う。そうすりゃ周りも信頼してくれる、力を得られる。
俺はこんな当たり前のことが戦では何よりも大事だと思ってる。
ま、そう思えるようになったらお前も将校になれるんじゃねーか?
多分な」
(‐λ‐)「……はい」
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(‐λ‐)「貴重な話をしてもらえたな……」
(‐λ‐)「そんでもって次は……うおっ、中将が連続か……緊張が抜けないな……」
( ´∀`)「お話は聞いておりますよ。何でも仰ってください」
(‐λ‐)「ありがとうございます、モナー中将。
では、オオカミの大将だったアテナット=クインスについてお話を聞かせてください」
( ´∀`)「アテナットですか……そうですね……知的なタイプの武将でしたね。
ハンナバルさんはベルよりもアテナットを苦手にしていた印象があります。
合理さを求めて、無理な戦はしない。不利な状況でも諦めないベルやハンナバルさんとはそのあたりが違いました」
(‐λ‐)「そうなんですか……」
( ´∀`)「なので非常に負けの少ない武将だったと思います。
そのぶん、勝ち戦もほとんどなかっため、オオカミは領土の増減がない国という認識ですね、私の中では」
(‐λ‐)「現大将のミルナと比べると、いかがですか?」
- 434 :東塔将校たちとの会話 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 00:06:57.66 ID:CklPwvKn0
- ( ´∀`)「ミルナのほうが上でしょう。勝ちを呼び込む力が段違いですから。
大将というのは、勝てる武将であるべきだと私は思います。負けない武将は中将以下で充分です。
そういった自分の考えに基づけば、優れた武将はミルナのほうであると考えます」
(‐λ‐)「ありがとうございました」
----------------------------------------------------------------------------------------------------
(‐λ‐)「モナー中将について聞こうと思ってたけど、ちょっと話がズレたな……まぁ、新鮮な話が聞けたからいいか」
(‐λ‐)「さて次はっと……シラネーヨ大尉……」
(‐λ‐)「……え? シラネーヨ大尉は急用により欠席?
それじゃあ仕方ないな……。
えーっと、じゃあ……イヨウ中尉か」
(=゚ω゚)ノ「面白そうなことをやっているな」
(‐λ‐)「おはようございます、イヨウ中尉。
早速なのですが、あれ以来ホントにお酒は口にしていないのですか?」
(=゚ω゚)ノ「無論だ。二度と口にはせん」
(‐λ‐)「では、幼い頃は語尾に『〜だよう』とつけてたのに、つけなくなったのは何故ですか?」
(=゚ω゚)ノ「それが理由で虐められることもあったからだ。気弱そうに感じられ、舐められたりもした。
しばらくは直らなかったのだが、入軍して数年経ったころには自然な口調になっていたな」
(‐λ‐)「イヨウ中尉ほどの偉丈夫が虐めにあっていたとは……驚きです。勇気ある虐めっ子ですね」
- 459 :東塔将校たちとの会話 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 00:09:08.86 ID:CklPwvKn0
- (=゚ω゚)ノ「いや、本当に気弱だったんだ。今も奥底で眠っている。
性格というのは思うようには変わらない。せいぜいごまかすくらいしかできないんだ」
(‐λ‐)「……確かに、そうですね。本質的な部分は、なかなか動きませんね」
(=゚ω゚)ノ「とりあえずは、覆い隠しておくさ。幼いころの口癖と共にな」
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(‐λ‐)「けっこうマジメな話になったな……虐められてたってのは意外だった……。
さて、次は……っと」
( ^Д^)「おっす」
(‐λ‐)「プギャー少将、東塔では抜群の女好きとのことですが」
(;^Д^)「べ、別にいいだろ。俺にはそれくらいしか楽しみがねーんだよ」
(‐λ‐)「正室は寂しがっているのでは?」
( ^Д^)「んなことねーよ。自分で言うのも何だが、側室とは比べもんになんねーくらい愛してる。
アイツだってそれを感じてるはずだ。だーいじょうぶだって」
(‐λ‐)「なるほど……しかし、うらやましい限りです」
( ^Д^)「お前も将校になりゃ選り取りみどりさ。精根尽き果てるまで楽しめるぜ」
(;‐λ‐)「はぁ……」
----------------------------------------------------------------------------------------------------
- 477 :東塔将校たちとの会話 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 00:11:06.72 ID:CklPwvKn0
- (‐λ‐)「あれも将校ならではか……でも話しやすいのは確かだな……。
さて次は……」
(;‐λ‐)「……え、この人とも俺が話すの?
ちょっ……待っ……」
(´・ω・`)「独り言にしては声が大きくないか?
どうしたんだ?」
(;‐λ‐)「ショ、ショボン大将。実は現在、将校の方々にお話を伺うという企画を行っておりまして」
(´・ω・`)「ふむ……将校たちから話を聞いて自己の糧にしようということか。いい心がけだな。
俺は口下手だから上手く話せないかも知れんが、それでも良ければ何でも聞いてくれ」
(;‐λ‐)「で、では……えーと……えーっと……。
……ショボン大将は何故独身なのですか?」
(;´・ω・)「それは何か糧になるのか?
別にいいが……」
(´・ω・`)「まぁ、単に構うのが面倒だからさ。それほど女に興味もない」
(‐λ‐)「では、現在アルファベットで最強を誇るショボン大将にこそ聞いておきたいのですが……。
ずばり、アルファベット上昇の秘訣はなんですか?」
(´・ω・`)「秘訣か……難しいところだ……が、やはり力だろうな。
漠然とした言葉だが、力が必要だ。単なる腕力だけではない、力が。
アルファベットには色んな要素が絡んでくるが、最も大事なのは力だろうと思う」
(‐λ‐)「力、ですか……」
(´・ω・`)「戦でもそうさ。力は不可欠だ。自分を信じるためにも、力をつけなければならない」
- 492 :東塔将校たちとの会話 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 00:13:27.80 ID:CklPwvKn0
- (‐λ‐)「モララー中将も、自信を持つことが大事だと言っていました」
(´・ω・`)「まぁ、あいつほど自信に満ち溢れたやつも珍しいがな」
----------------------------------------------------------------------------------------------------
(‐λ‐)「ショボン大将からも貴重なお話をいただけた……なにこの企画サイコーじゃん。
さて、残ったのは……」
( ^ω^)「おいすー、元気かお?」
(‐λ‐)「お越しいただきありがとうございます。でも特に聞きたいことないです」
(;^ω^)「ちょっwwwwwwww待つおwwwwwwww扱いヒドイおwwwwwwwwwww」
(‐λ‐)「ではえーっと……正直、ツンさんとの仲はどうなんですか?」
(;^ω^)「おっおっおっ、別にどうもないお」
(‐λ‐)「まったまたー」
(;^ω^)「何でブーンにはそんなにフレンドリーなんだお?
別にいいけど違和感あるお……」
(‐λ‐)「結婚はいつごろ?」
(;^ω^)「そんな予定まったくないお……ツンさんはお忙しい身だお」
(‐λ‐)「将校もお忙しいですものね」
( ^ω^)「うーん……まぁ、暇じゃないのは確かだお」
- 508 :東塔将校たちとの会話 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 00:15:29.36 ID:CklPwvKn0
- (‐λ‐)「では第2話以来まったく影も形も見ない弟ビーンについては?」
(;^ω^)「それこそ知ったこっちゃないお……きっと家で元気にしてるお」
(‐λ‐)「ありがとうございましたー」
(;^ω^)「あれ? ブーンについての話は?
え? ちょっ……」
----------------------------------------------------------------------------------------------------
(‐λ‐)「色んな話を聞けて、有意義な時間だったな。この企画を引き受けて良かったぜ」
(‐λ‐)「よし、俺も頑張って将校になるぞ」
(‐λ‐)「……ん? なんだ? ……俺の名前?」
(;‐λ‐)「……レヴァンテイン=ジェグレフォードだよ……無駄にカッコよくて悪かったな……」
【東塔将校たちとの会話・End】
- 536 :サスガ兄弟の一日 ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 00:17:32.74 ID:CklPwvKn0
- 〜とある休日〜
( ´_ゝ`)「オトジャ、暇だな」
(´<_` )「いや、別に暇じゃない」
( ´_ゝ`)「こういう日は釣りをするに限るな」
(´<_` )「俺はアルファベットの訓練がしたい」
( ´_ゝ`)「実はもう準備を整えてあるんだ。いくぞ」
(´<_`;)「もう40歳過ぎのオッサンだというのに……相変わらずだなアニジャ」
( ´_ゝ`)「……というわけで海辺に着いたぞ」
(´<_` )「見事なくらいに大時化だな」
( ´_ゝ`)「逆に釣れるかもと思わないか?」
(´<_`;)「どこまでポジティブなんだアニジャ」
・
・
・
( ´_ゝ`)「あー釣れないな」
(´<_` )「釣れるわけないだろう……」
- 551 :サスガ兄弟の一日 ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 00:19:35.62 ID:CklPwvKn0
- ( ´_ゝ`)「さすがの俺もテンション下がるわ」
(´<_` )「今までキープしていただけでも凄いぞアニジャ」
( ´_ゝ`)「釣りはやめよう、登山にしよう」
(´<_`;)「山に登るくらいなら俺は釣りのほうがいい」
( ´_L`)「黙って従え!! オトジャ!!」
(´<_`;)「なぜ唐突にフィレンクトのマネを……」
( ´_ゝ`)「さぁ山に着いたぞ」
(´<_` )「木々が色づいていてキレイだな」
( ´_ゝ`)「いろ……づく……?」
(´<_`;)「ゆとりのマネか?
モノマネが流行ってるのか?」
( ´_ゝ`)「しかしこんなことならフサギコも連れて来てやれば良かったな」
(´<_` )「多分アイツは嫌がると思うぞ……オッサンだらけの登山大会なんて……」
( ´_ゝ`)「いや、アイツのフサフサ具合なら山に溶け込めると思ってな」
(´<_`;)「殺されたいのかアニジャ……」
- 567 :サスガ兄弟の一日 ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 00:21:57.91 ID:CklPwvKn0
- ( ´_ゝ`)「というわけで、山の次は草原にやってきたぞ」
(´<_` )「馬が走るのを死ぬほど嫌がっているぞ」
( ´_ゝ`)「走れるのが嬉しいのか、こやつめハハハ」
(´<_`;)(可哀想に……)
( ´_ゝ`)「さぁいくぞー! 駆けろ駆けろー!」
(´<_`;)「時に落ち着けアニジャ、その先は」
( ´_ゝ`)「あ、崖だ」
・
・
・
(´<_` )「……そういうケースもある」
- 580 :サスガ兄弟の一日 ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 00:23:38.50 ID:CklPwvKn0
- ( ´_ゝ`)「ま、生きてるんだけどな」
(´<_` )「反省したか?」
( ´_ゝ`)「ヤンチャなくらいが可愛いって言うじゃないか、気にするな」
(´<_`;)「40過ぎてヤンチャも何もないだろう……」
( ´_ゝ`)「そろそろヴィップ城に戻るか」
(´<_`;)「おい、いま俺らが使ってる城はパニポニ城だぞ」
( ´_ゝ`)「…………」
(;´_ゝ`)「……ししししし知っとったわ!!1!」
(´<_`;)「もうちょっとしっかりしてくれ……」
( ´_ゝ`)「……なぁ、オトジャ」
(´<_` )「何だ?」
- 591 :サスガ兄弟の一日 ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 00:25:20.42 ID:CklPwvKn0
- ( ´_ゝ`)「俺たちはずっと戦い続けて、ここまで来たよな」
(´<_` )「……そうだな」
( ´_ゝ`)「これからも戦い続けて……アルファベットを振るい続けて……生きるわけだ」
(´<_` )「あぁ……間違いない」
( ´_ゝ`)「だから……」
( ´_ゝ`)「……すまん、マジっぽく話をまとめようと思ったけど無理だった」
(´<_`;)「できもしないことを……」
- 603 :サスガ兄弟の一日 ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 00:26:57.59 ID:CklPwvKn0
- ( ´_ゝ`)「さぁ、早く帰って飯を食おう。きっと今日はジャガイモがたくさん出るぞ」
(´<_`*)「おぉ、それは楽しみだな」
(*´_ゝ`)「ジャガイモジャガイモ〜♪」
【サスガ兄弟の一日・End】
- 607 :ツン=デレートの若き心中 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 00:27:58.61 ID:CklPwvKn0
- ――帰らずの森・小屋――
ξ゚听)ξ「……よし、完成」
ξ゚听)ξ「今日の仕事は終わりっと……お風呂入ろっかな」
ξ゚听)ξ「あ、先にご飯にしようかな……今日ヒッキーさんに送ってもらったお魚、少しでも新鮮なうちに食べたほうがいいかも」
〜料理中〜
ξ;--)ξ「アルファベットじゃ誰にも負けない自信があるけど……料理は全然上手くならないなぁ……見た目がヒドイ……」
ξ゚听)ξ「味は悪くないと思うんだけど……うん、美味しい」
ξ゚听)ξ「……魚が良かったから?
そんなことないよね……いや、それもあるかも知れないけど……」
〜お風呂中〜
ξ;゚听)ξ「……心なしか……体が萎んでる感があるような……」
ξ;--)ξ「将校の人たちはみんな『いつまでもキレイだね』なんて言ってくれるけど……。
もう30過ぎだよ……皺も出てきちゃうかも……」
ξ;--)ξ「アルファベット職人としては、腕さえ衰えなければいいんだろうけど……。
私だって、ひとりの女だし……それだけじゃいい人生とは言えないよね……」
- 617 :ツン=デレートの若き心中 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 00:30:02.67 ID:CklPwvKn0
- 〜くつろぎ中〜
ξ゚听)ξ「うん、このハーブティー美味しい。モララーくんは案外気が利くのね」
ξ゚听)ξ「そういえばお菓子もどこかに……確かイヨウさんがくれたのが……あったあった」
ξ゚听)ξ「奥様の手作りか……いただきます」
パクッ
ξ゚听)ξ「……美味しいなぁ……私もこういうことができるお嫁さんになりたい……」
ξ゚听)ξ「……ブーンくん……最近ずっと会ってないなぁ……」
ξ゚听)ξ「手紙もあんまりくれなくなったし……」
ξ゚听)ξ「……私のこと……嫌いになったとか……」
ξ;゚听)ξ「……自分で言ってて怖い……」
ξ;--)ξ「考えるだけで鬱になりそう……やめよう……」
ξ;--)ξ(……でも……素直になれないこの性格が災いしてる可能性はあるよね……。
冷たく当たっちゃうこともあるし……素気ない態度取っちゃうこともあるし……)
- 633 :ツン=デレートの若き心中 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 00:33:15.21 ID:CklPwvKn0
- ξ;--)ξ(嫌いになられても……おかしくないよね……)
ξ;凵G)ξ(……なんでこんなに素直になれないんだろう……もっと、もっと素直になりたいよ……)
ξ;凵G)ξ(ブーンくん……愛想尽かしちゃったかな……そうだったら私、これからどう生きていけば……)
ξ;凵G)ξ「……ん?」
〜ツンは机の上を見たようです〜
ξ;゚听)ξ「あれっ!? ブーンくんから手紙来てる!!」
ξ;゚听)ξ「忙しかったから郵便物全部ほっといて……そうだ、忘れてた!」
〜手紙読み中〜
ξ゚听)ξ「元気にしてるみたい……」
ξ゚听)ξ「『アルファベットの作成依頼も同封しましたお』……あ、ホントだ。また上がったんだ」
ξ゚听)ξ「早く作ってあげなきゃ……一日でも早く届けてあげたいな……」
ガチャッ
- 648 :ツン=デレートの若き心中 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 00:36:12.13 ID:CklPwvKn0
- (*´_ゝ`)「お邪魔しますツンさん、実は戦場でアルファベットを落とした際にどこかおかしくなってしまったみたいで」
ξ゚听)ξ「いま忙しいのでまた今度にしてください」
(;´_ゝ`)「……はい……」
〜サスガ兄弟退出〜
(´<_`;)「……やっぱり嘘は良くないと思うぞ、アニジャ」
(;´_ゝ`)「それにしてもさっきの態度は冷た過ぎるよな……」
(*´_ゝ`)「ま、そこがまたいいんだけどな」
(´<_`;)「めげないところはいいと思うが、ストーカーにはならないでくれよ」
〜再び小屋の中〜
ξ゚听)ξ「相変わらず下手な字……でも和んじゃうな……」
ξ゚听)ξ「……『またツンさんに会える日を楽しみにして戦を頑張りますお』……」
ξ////)ξ「…………」
- 659 :ツン=デレートの若き心中 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 00:37:14.26 ID:CklPwvKn0
- ξ*゚听)ξ「もうちょっと素直になれるように……頑張ろう」
ξ*゚听)ξ「まずはアルファベットの作成!
徹夜でやるぞー!」
〜三十路でもツンはまだまだ若いようです〜
【ツン=デレートの若き心中・End】
- 699 :幼き兄弟のメモリー ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 00:43:39.01 ID:CklPwvKn0
- (,,;゚Д゚)「はぁ、はぁ……待ってくれよ兄貴!」
ミ,,゚Д゚彡「早く上がってこいよ、置いてくぞ」
(,,゚Д゚)「ちょっと待ってってば……」
ミ,,゚Д゚彡「仕方ねぇなぁ……ほら」
―フサギコが手を差し伸べる―
(,,゚Д゚)「サンキュー兄貴」
ミ,,゚Д゚彡「ほら見てみろよ、この景色。俺が昨日見つけたんだ」
―二人で景色を眺望する―
―ただっぴろい草原がほのかに赤く輝き、夕風が駆け抜ける―
―草木の擦れる音が鮮やかに響き渡る―
(,,*゚Д゚)「キレイな景色だなぁ……」
ミ,,゚Д゚彡「だろ? サイコーだよな」
(,,゚Д゚)「スゲーぜ兄貴、こんな場所見つけるなんて!」
- 708 :幼き兄弟のメモリー ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 00:45:31.20 ID:CklPwvKn0
- ミ,,゚Д゚彡「はは、まぁな。俺にかかればチョロイもんよ」
(,,゚Д゚)「そのセリフは景色に対して使うもんじゃないと思うけどカッコイイぜ!」
ミ,,゚Д゚彡「……でもな、ギコ。この草原だって戦場になりえるんだぜ?」
ミ,,゚Д゚彡「いま三つの国が天下を統一せんとして争ってる……いつだって戦が起きかねないんだ」
(,,゚Д゚)「難しくてよく分かんないぞ、兄貴」
ミ,,゚Д゚彡「おぉ、すまん。ま、とにかくだな……できれば戦なんてのはないほうがいいんだ」
ミ,,゚Д゚彡「でもな、みんな一番になりたい。だから戦うんだ」
ミ,,゚Д゚彡「ギコ、お前はヴィップが好きか?」
(,,゚Д゚)「当たり前だろー。とーちゃんもかーちゃんもいるし、兄貴だっているし」
ミ,,゚Д゚彡「俺だってそうさ。ヴィップって国で生まれ育ったし、同じように生まれ育った家族がいる」
ミ,,゚Д゚彡「俺はこの国が好きだよ。ラウンジやオオカミに比べるとちょっと色々遅れてるらしいけどな」
(,,゚Д゚)「でも、ラウンジやオオカミは税の締め上げがキツイらしいとかってとーちゃんが言ってたぜ?」
ミ,,゚Д゚彡「ま、各国に色んな特色があるさ。そんな理屈は抜きにしても、俺はヴィップが好きだけどな」
(,,゚Д゚)「俺も好きだっての!」
ミ,,゚Д゚彡「じゃあギコ、一緒にヴィップのために戦おうぜ」
- 717 :幼き兄弟のメモリー ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 00:47:15.44 ID:CklPwvKn0
- ミ,,゚Д゚彡「俺たちの手で導くんだ、天下に。ヴィップという国の天下に」
ミ,,゚Д゚彡「大好きなヴィップって国でずっと生きていこうぜ」
(,,゚Д゚)「おう!」
ミ,,;゚Д゚彡「ホントに分かってんのか?
不安だな……」
ミ,,゚Д゚彡「じゃあそろそろ帰るか」
(,,;゚Д゚)「こっから降りるのはちょっと怖いなぁ……」
ミ,,゚Д゚彡「俺がおぶってってやるよ。ほら、背中に来い」
(,,*゚Д゚)「サンキュー兄貴!」
ミ,,゚Д゚彡「しっかり掴まってろよ〜」
―夕陽が細長い影を作りだす―
―二人分の、一つの影を―
―併せたかのように―
【幼き兄弟のメモリー・End】
- 723 :ベーン=トロッソ in 499 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 00:49:08.66 ID:CklPwvKn0
- 〜499年・マリミテ城付近〜
ミ ^ω^〕「ふぅ……今日の訓練はこのくらいにしておくか……。
あまりやりすぎると明日の戦に影響が出るかも知れんしな……」
ミ ^ω^〕(……明日の戦が上手くいけばマリミテ城を落とせる……戦略的な価値は大きいぞ……)
ミ ^ω^〕「……ん?」
テクテクテクテク……
( ´∀`)「ベーン=トロッソさん、こんな時間まで訓練ですか?」
ミ;^ω^〕「モ、モナー大将!?」
( ´∀`)「そろそろ休まれたほうがよろしいのでは?
明日は大事な戦ですから」
ミ ^ω^〕「……眠れそうになくて……」
( ´∀`)「実は、私もそうなんです。奇遇ですね」
ミ ^ω^〕「そうだったのですか」
( ´∀`)「ベーンさんには確か、妻子が?」
ミ ^ω^〕「はい。故郷にいます。子供は二人」
- 739 :ベーン=トロッソ in 499 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 00:50:54.78 ID:CklPwvKn0
- ( ´∀`)「寂しいところでしょう、ヴィップ城は。妻子がいないわけですから」
ミ ^ω^〕「仕方のないことだと思っています。兵として戦うことを選んだのですから」
( ´∀`)「兵士は高収入ですしね。現実的な話ですが」
ミ;^ω^〕「もちろん、理由はそれだけではありませんが……」
( ´∀`)「私もそうです。やはり愛する祖国を天下に導きたいという気持ちが強いですね」
ミ ^ω^〕「はい。ヴィップが建国されてからずっと、そう思っています」
( ´∀`)「この国も既に十四年の時を経ました。それなりに領土も得てきましたが、まだまだですね」
ミ ^ω^〕「自分はもう三十二になります。決して若いと言える年齢ではなくなってきました」
( ´∀`)「焦りがある、ということですか?
私も既に二十八ですよ」
ミ ^ω^〕「モナー大将とは違い、自分は凡庸ですから……」
( ´∀`)「何を仰いますか。アルファベットの成長は将校クラスでしょう」
ミ;^ω^〕「逆に言えば、それしか能がなくて……」
( ´∀`)「私の見込み違いでなければ、ベーンさんには指揮能力もあると思います。
実はこの戦が終わったら、ベーンさんを将校に推挙する予定なのですよ」
ミ ^ω^〕「ほ、本当ですか!?」
- 747 :ベーン=トロッソ in 499 ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 00:52:38.96 ID:CklPwvKn0
- ( ´∀`)「誰も文句はないでしょう。実績もあることですし。
今回の戦で戦功を立ててくださるとこちらとしても推挙しやすいので、よろしくお願いします」
ミ*^ω^〕「ありがとうございます!
全力を尽くして頑張ります!
将校になったら妻子もきっと喜びます!」
( ´∀`)「えぇ、そうでしょう。きっと励みになると思い、お話しました」
ミ ^ω^〕「武勲を得られるよう頑張ります!」
ミ ^ω^〕(待っててくれ、みんな……次に会うときは将校だ!)
ミ ^ω^〕(ブーン、ビーン、お前たちもいつか国軍兵士になれ。国のために戦うんだ)
ミ ^ω^〕(将校になって、国を天下に導くんだ。俺もお前たちと一緒に戦えるよう頑張るぞ!)
ミ ^ω^〕「よし……明日の戦、何がなんでも勝つぞ!」
【ベーン=トロッソ in 499・End】
- 764 :ディク&ミセリ ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 00:54:38.95 ID:CklPwvKn0
- 〜519年・ミーナ城戦直前〜
〜故郷の自宅にて〜
(d・i・c)「ステーはもう寝たか?」
ミセ*゚ー゚)リ「うん、寝かしつけてきたよ」
(d・i・c)「じゃあ、ちょっとだけ酒の相手を頼む」
ミセ*゚ー゚)リ「持ってくるね」
テクテクテクテクテク……
ミセ*゚ー゚)リ「でも珍しいね、お酒なんて」
(d・i・c)「もうすぐ戦だからな。またしばらく、ここには帰ってこれなくなる」
ミセ*゚ー゚)リ「そっか……寂しくなるね……」
(d;・i・c)「ほ、本心か?」
ミセ;゚ー゚)リ「な、なんで疑うの?」
(d・i・c)「いや……実はまだときどき夢なんじゃないかと思うんだ」
ミセ*゚ -゚)リ「?」
- 774 :ディク&ミセリ ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 00:56:36.45 ID:CklPwvKn0
- (d・i・c)「小さい頃から、ずっと好きだった……そんな相手と、一緒になれたことが……」
ミセ*゚ -゚)リ「よく言うよ……将校になったら結婚してくれ!
って恥ずかしいくらい大声で言ったくせに……」
(d;・i・c)「つい勢いで……」
ミセ*゚ -゚)リ「それに……私があの発言でどれだけ困ったと思ってるの?」
(d;・i・c)「……すまない……確かに強引だった……」
ミセ*゚ -゚)リ「違う……そうじゃなくて……」
ミセ*゚ -゚)リ「そんな条件出されたら、さ……もし将校になれなかったら……結婚できなかったってことでしょ?」
(d;・i・c)「……え?」
ミセ*゚ -゚)リ「小さい頃からずっと好きだったのは……どっちだと思ってるのよ……バカ」
(d*・i・c)「ほほほほほほほ本当か!?」
ミセ*゚ -゚)リ「恥ずかしいからもう言わない」
(d・i・c)「……ありがとう、ミセリ」
ミセ;゚ー゚)リ「お礼言われることじゃないと思うけど……」
(d・i・c)「知らなかったよ……昔から好意を持ってくれていたとは……」
- 782 :ディク&ミセリ ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 00:58:29.36 ID:CklPwvKn0
- ミセ*゚ー゚)リ「私のほうが先に好きになった自信あるもん♪」
(d・i・c)「いや、そこは譲らん!
こっちのほうが先だ!」
ミセ*゚ -゚)リ「私だよ!」
(d・i・c)「俺だ!」
ミセ*゚ー゚)リ「どうぞどうぞ」
(d;・i・c)「おい」
ミセ*゚ー゚)リ「冗談だって。まぁ、同じ日に好きになったってことにしとこうよ」
(d・i・c)「そうだな。実際、そうかも知れんしな」
ミセ*゚ー゚)リ「そうそう。とにかく私は嬉しかったの。好きだって言ってくれて」
(d;・i・c)「いや、あまりそうは見えなかったぞ」
ミセ;゚ー゚)リ「だって驚いたんだもん……好きな人にいきなり好きって言われたから……」
(d・i・c)「そういうことだったのか……」
ミセ*゚ー゚)リ「将校になってくれるかどうかはドキドキだったけどね……本当になってくれたから、凄く嬉しかった」
(d・i・c)「いくらでも頑張れたよ。一緒になるためならと」
- 791 :ディク&ミセリ ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 01:00:11.31 ID:CklPwvKn0
- ミセ*゚ー゚)リ「そんなややこしいことしなくても良かったのにね」
(d・i・c)「まぁ、将校になるのも夢のひとつだったし、良しとしよう」
ミセ*゚ー゚)リ「……次はいつごろ帰ってこれそう?」
(d・i・c)「分からん……近年、オオカミは連敗続きだが、ミーナ城はオオカミ城に近い……。
簡単に落とせる城ではないと思う。ミルナは病を得ているが、いざというときには出てくる可能性もある」
ミセ*゚ー゚)リ「長引きそうなんだ……」
(d・i・c)「いや、アルタイム大将やカルリナ大尉なら、素早く落としてくれることと思うが……」
ミセ*゚ー゚)リ「それを願って、私は待つよ」
(d・i・c)「俺も力の限り戦う。一日でも早く、ここに帰ってこれるように。平和を掴めるように」
ミセ*゚ー゚)リ「うん。私、いつまでも待つからね。あなたの帰りを、ずっと」
(d・i・c)「ありがとう、ミセリ……」
- 795 :ディク&ミセリ ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 01:01:33.25 ID:CklPwvKn0
- 〜翌朝〜
(d・i・c)「じゃあ、行ってくる」
ミセ*゚ー゚)リ「うん。頑張って来てね」
(d・i・c)「あぁ」
テクテクテクテク……
ミセ*゚ー゚)リ「……行ってらっしゃい」
ミセ*゚ー゚)リ「早く、帰って来てね……ステーと二人で、ずっと待ってるから……」
【ディク&ミセリ・End】
- 803 :メモリーズ オブ ニダー ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 01:03:31.50 ID:CklPwvKn0
- 彼の生まれ育った村は貧しかった。
彼は贋作を作ることによって生計を立てている両親の背を見て育った。
また、それを手伝った。
彼にとってはそれが当たり前だった。
<ヽ`∀´>「アイゴー、今日もちょこっとしか獲れなかったニダ」
籠の中に二尾の魚が入っている。
まだ活きがよく、狭い籠の中で暴れまわり、ニダーの体さえ揺り動かす。
<ヽ`∀´>「大人しくするニダ。心配しなくても美味しく食べてあげるニダ」
糸をつけた棒を担ぎ、家路を辿るニダー。
夕暮れどきの彼の身は仄かに赤い。
細長い影は斜めに延びて彼の後ろを追っていく。
家に帰ると、作業を終えた両親が夕食の準備を進めていた。
純白とは言えない米、透き通った味噌汁。たったそれだけ。
作業用のテーブルでは、いかにも広すぎる。
ニダーから魚を受け取った両親は手早くそれを焼き上げ、食卓に並べた。
三人が同時に手を合せて箸を動かす。
二尾の魚は、一尾をニダーに与え、両親が残りの一尾を分けあう。
<ヽ`∀´>「……ウリはこんなに食べられないニダ。二人に食べてほしいニダ」
そう言うと両親はニダーを窘める。
お前はまだ幼く、体も小さいのだからたくさん食べなさい、と。
- 819 :メモリーズ オブ ニダー ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 01:06:31.96 ID:CklPwvKn0
- しかし、ニダーの優しい心遣いに、両親は涙が出そうになっていた。
両親は常々、ニダーにこう言った。
「他者を上回れ、心で負けるな」と。
この村は貧しく、心が荒んでいる人も多いのをニダーは幼いながらも分かっていた。
だからこそ、両親はニダーを心の豊かな子に育てようと思っていたのだ。
いつかこの村から旅立っても、周りの人間と上手くやっていけるように。
両親は幼きニダーに尋ねる。
この村は好きかい? と。
<ヽ`∀´>「大好きニダ。だって、アボジもオモニもいるし、一緒に遊ぶ友達だっているニダ。
ウリはこの村で育った人間ニダ。この村のことは誇らしく思ってるニダよ、ホルホルホル」
両親はただ無言でニダーを抱き締めた。
思ったことを言っただけのニダーは、何故両親が抱き締めてくれるのか、そのときはまだ分かっていなかった。
やがて大きくなったニダーは村を発つ。
国軍に入ることを決めたのだ。
ニダーの住んでいた村から、もうひとり入軍を目指してヴィップ城に向かった者がいた。
パクという名で、村では誰よりも力が強く、体が大きかった。
きっとパクは入軍して活躍するだろう、しかしニダーはどうだ、と村の者は囁き合っていた。
入軍テストを終え、正式に国軍の兵士となった二人。
しかし、そこで待ち受けていたのは、苛烈な差別行為だった。
- 837 :メモリーズ オブ ニダー ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 01:09:45.48 ID:CklPwvKn0
- 二人とも知らなかったのだ。
あの村が、周りからは忌み嫌われていたと。
村ぐるみで人を騙して生活している、と言われていたことを。
二人は何も否定できなかった。
その通りだったからだ。
新兵として調練をこなしていく二人に、酷い虐めが降り注ぐ。
アルファベットを隠されたり、調練の場で棒で叩かれたり。
将校たちの目の届かないところで行われる虐めは、二人を追い詰めていった。
<ヽ-д->「……ニダー……俺たちが何をしたって言うんだ……?」
<ヽ`∀´>「……耐えるしかないニダよ……問題を起こすわけにはいかないニダ……」
二人は耐え忍んだ。
口の中が血で満たされ、水を浴びれば傷に沁みた。
それでも黙して耐え続けた。
一度は、ハンナバル総大将自らが二人を助けた。
偶然、嫌がらせが行われている場面を目撃したのだ。
嫌がらせを行っていた兵たちに罰を与え、二人を庇った。
何かあればいつでも言ってくれ。
ハンナバルは二人にそう声を掛けた。
二人は、喜んだ。これでもう、嫌がらせをされないで済む、と。
しかし、二人の周りの態度は変わらなかった。
相も変わらず様々な嫌がらせを見舞い、冷たく当たる。
ハンナバルのことがあって以来、さらに巧妙なやり方で二人を傷つけた。
- 850 :メモリーズ オブ ニダー ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 01:12:37.62 ID:CklPwvKn0
- 何度もハンナバルに直訴しようとしたが、ハンナバルは忙しい身だった。
ただの一兵卒である二人には、憚られたのだ。
それによって更に虐めがエスカレートするのではないかと恐れもした。
やがて一年が過ぎたころ。
遂にパクは、耐えるのをやめた。
<#-д->「このまま黙っていられるか……俺はやるぞ」
<ヽ`∀´>「やる、って……」
<#-д->「仕返しさ。もう我慢できねぇ。俺たちは何も悪くねぇんだ!!」
<;`∀´>「待つニダ。そんなことしたって何にもならないニダ」
<#-д->「てめぇは臆病モンだニダー!!
ビビってるだけだろ!!」
<;`∀´>「違うニダ……パク、冷静になるニダ。人を傷つけるような癇癪は起こしちゃいけないニダ」
<#-д->「生まれ育った村や、両親をバカにされて……冷静でいられるか!」
パクの怒りは収まらなかった。
元より大人しい性格ではない。小さい頃から喧嘩ばかりしていたのだ。
それでも国軍で問題を起こすまいとして耐えてきた。しかしそれも、終わりだった。
<#-д->「俺は生まれた村に、我が民族に誇りがある。それを汚されて黙ってられるか!」
- 868 :メモリーズ オブ ニダー ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 01:15:34.48 ID:CklPwvKn0
- <ヽ`∀´>「……だからって仕返しするニカ?
そんなの意味ないニダ!!」
<#-д->「ニダー!! てめぇに民族の誇りはねぇのか!!!」
<#`∀´>「誇りがあるからこそ!!!!!!!!!!!!」
二人を包む空気が、震えあがる。
ニダーの大声に、目を丸くするパク。
少ししてからニダーは、その表情を穏やかにした。
<ヽ`∀´>「……誇りがあるからこそ、やられたことをやり返すようなマネは、しちゃいけないんだと思うニダ」
<;-д->「……でも……」
<ヽ`∀´>「パク、あいつらと同じことをしたら、ウリたちまで下衆になり下がるニダよ。
我が民族に誇りを持つなら、やっちゃいけないことニダ。
ウリたちは、実力で見返してやればいいニダよ。何もできなくなるくらいに」
<;-д->「……それは……」
<ヽ`∀´>「それにパク、世の中は変なやつばかりじゃないニダ。
ハンナバル総大将みたいに、誰にでも分け隔てなく接してくれる人もいるニダよ。
そんな人が総大将ニダ。だからヴィップはきっといい国になるニダ。
ウリたちはそれまで必死で頑張って、いずれみんなを見返すニダよ」
パクはしばらく考えたあと、素直に頷いた。
ニダーの言葉が心に響いたのだ。
- 887 :メモリーズ オブ ニダー ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 01:18:28.19 ID:CklPwvKn0
- <ヽ`∀´>「ウリたちなら、きっとやれるニダ。一緒に頑張るニダよ」
二人は固く手を交わした。
それから二人は必死に努力を重ねた。
アルファベットで他者を打ち負かし、将校にも褒められた。
そのたびに再び虐めがあっても、二人は黙して耐えた。
やがて戦になると、二人は周りの兵卒の誰より敵兵を討ち取った。
時には敵将校を討ち取る活躍も見せ、それはすぐ将官クラスの目に留まった。
入軍してから三年。遂に二人は将校に昇格した。
その頃にはもう、誰も二人に差別的な視線を送ることはなかった。
周囲の尊敬の眼差しを浴び、ハンナバルからは、よく頑張ったくれたなと褒められた。
二人は、総大将が守って下さったことも支えになりました、と感謝を述べた。
その後も二人は支え合って頑張ったが、数年後、パクはラウンジとの戦で敗北を喫し、この世を去った。
それからニダーはパクのぶんまで頑張ると墓前で誓い、やがて中将にまで昇格した。
時にはあえて憎まれ役を買って出たりしながら、ただひたすら国軍のために戦った。
- 902 :メモリーズ オブ ニダー ◆azwd/t2EpE
:2007/07/15(日) 01:20:53.88 ID:CklPwvKn0
- 西塔大将のジョルジュの右腕として、冷徹な武将を演じつづけた。
それは何ら心が痛むものではなく、国軍のためにそうすべきだと思ったのだ。
心の中はむしろ温かく、豊かな武将だということは、誰にも理解される必要はない、とニダーは考えていた。
それこそが、ヴィップの天下のためだと考えていた。
そう思えば、自分が周りからどんな眼で見られようと、耐えることができたのだ。
ニダーの心に、今も幼き頃の両親の教えがあるからこそだった。
【メモリーズ オブ ニダー・End】
- 920 :ハンナバル VS ベル ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 01:23:46.32 ID:CklPwvKn0
- それはまだ、西塔と東塔の間に垣根がなく
ハンナバル=リフォースという総大将が、ヴィップ国を束ねていたころ
オオカミ国にはアテナット=クインスが
ラウンジ国には、ベル=リミナリーが大将として君臨しており
最大国ニューソクが滅び、ウンエイ国もオオカミにより滅亡させられ、三つ巴となったその世界で
漢たちは、己が祖国の天下のために戦う
アルファベットをその手に、未来の平和を夢見ながら
- 933 :ハンナバル VS ベル ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 01:26:14.40 ID:CklPwvKn0
- ――世界歴・503年――
――ラウンジ領・ハルヒ城近辺――
( ´∀`)(さすがに堅城と謳われているだけあって、難しい城ですね)
ヴィップ軍の大将モナーは、遠方からハルヒ城を見上げていた。
晴れた日にこそよく映えるその城は、様々な技巧を凝らして見事な統一感を出している。
冷静に見れば城塔や城壁はそれぞれ特徴的なのだが、よくぞこれを纏め上げたものだとモナーは感心していた。
ハルヒ城は近くにヒグラシ城があり、ラウンジは二城を上手く使ってヴィップを抑えこんでいた。
ヴィップがラウンジ領を侵すにはこの二城を突破する必要がある。
だがラウンジはベルの抜群の指揮能力で上手く連携し、隙を見せていなかった。
それでもハンナバルは、ラウンジ戦の状況を打破すべく攻め込むことを決めた。
城外に布陣したラウンジ軍を正面から叩きのめし、城を放棄させるという作戦だ。
それをモナーやジョルジュが謀略などで支えるというのはヴィップの定型的な形だった。
( ´∀`)「ジョルジュ大将、ヒグラシ城西の森は何もなさそうですか?」
( ゚∀゚)「ありませんね。斥候が調査済みです。そちらの謀略はいかがですか?」
( ´∀`)「若いアルタイム=フェイクファーを引き抜こうと思ったのですが、どうも難しそうです」
( ゚∀゚)「モナー大将で難しいというなら、誰にもできないのでしょう」
( ´∀`)「いえいえ、私はそんな大層なものではありませんよ。力が及びませんでした」
( ゚∀゚)「まぁ、野戦で完膚無きまでに潰せば済む話です」
- 950 :ハンナバル VS ベル ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 01:29:19.39 ID:CklPwvKn0
- ( ´∀`)「ベル=リミナリーが相手ではそれも難しいことでしょう。私も全力を尽くしますが」
( ゚∀゚)「勝ってみせますよ。ラウンジは何がなんでも潰します」
( ´∀`)「その意気は頼もしい限りです。共に頑張りましょう」
やがて夜が更け、朝が来た。
互いに数万の兵を並べ、ハルヒ城の近辺で向かいあう。
慌ただしく斥候が動きまわって情報を探る。
(`・ー・)「西の方面は放置でいいぜ。ハルヒ城だけを見据えるんだ。ベルもこの野戦だけを考えてるはずさ」
年齢だけを見れば決して若くはない。今年でもう四十三になる。
だが、その顔立ちはいつまでも若々しく、溌剌としていた。
ハンナバル=リフォース。ヴィップ国軍の総大将である。
不快でない大声で次々に指示を与えていくハンナバル。
呼応する兵たちの動きも機敏だった。
ハンナバルに絶対の信頼を寄せているからこそだ。
やがて互いの準備が整い、しばらく膠着状態となった。
相手の出方を窺いあって、牽制している状況だ。
不用意な動きを見せれば相手に付け込まれると互いが分かっているからこその膠着だった。
しかし、突如として軍を動かしたのはラウンジ。
五つの部隊に分け、ヴィップを押し包もうとして迫る。
ハンナバルは即座にアルファベットを振り下ろした。
互いの軍が、衝突した。
- 967 :ハンナバル VS ベル ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 01:32:11.36 ID:CklPwvKn0
- (`・ー・)「左右の軍は無視しろ!
大事なのは奥の三隊だ!」
( ´∀`)「G隊はH隊の前へ! 敵のH隊を防いでください!」
_
( ゚∀゚)「騎馬隊のI兵は小さく固まって両翼に展開しろ!
機動力で掻き乱せ!」
総大将、そして二人の大将が素早く指示を下していく。
正確にそれを実行する配下の兵たち。
寡兵であったヴィップは次第にラウンジを押していく。
だが、ベル=リミナリーも黙ってはいない。
たった一人で全軍を掌握し、鉦一つで軍を動かしていく。
自らもアルファベットを手に取って、敵陣に斬り込む。
ラウンジの軍が徐々にヴィップを押し包んでいく。
ヴィップに小さく固まらせまいとして、掻き乱してヴィップの統率を奪う。
稀代の英傑と呼ばれたベルが、ヴィップを圧倒していく。
(`∠´)「多少強引でも構わん! ヴィップの陣を乱せ!」
ベルは、勝利を確信した。
ラウンジの軍の動きは機敏で、強引さが功を奏したのだ。
ヴィップ軍は四方八方に散り散りとなっている。
撤退の鉦が鳴るのもそう遠いことではない。
そう思っていたベルに、不意なる衝撃が走る。
それは、物理的なものだった。
- 976 :ハンナバル VS ベル ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 01:34:43.60 ID:CklPwvKn0
- (`・ー・)「久しぶりだな、ベル」
(`∠´)「ハンナバルか、よくぞここまで迫った」
たった二人の打ち合い。
だが、それは光と光の衝突だった。
迸る閃光が周りの目を眩ます。
アルファベットTを操るベル=リミナリー。
アルファベットSを操るハンナバル=リフォース。
国軍最強の二人のアルファベットが、交わる。
(#`・ー・)「ここで討ち取ってやるぜ!!
ベル=リミナリー!!」
(#`∠´)「己が身を案じていろ、ハンナバル=リフォース」
幾度もぶつかり合う、馳せ違う。
卓越したその腕で打ち合う。
互いにとって、最大の好敵手と。
黎明期を支えた二人の漢。
数多なる戦いの、ひとつの内の、またひとつである。
【ハンナバル VS ベル・End】
- 21 :質問コーナー ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 01:41:34.12 ID:CklPwvKn0
- ( ^ω^)「おっおっおっ、お久しぶりですお。ブーンですお」
( ^ω^)「第50話記念は以上でとりあえず終了ですお。お付き合いいただきありがとうございましたお」
( ^ω^)「でもまだ続きがあるんですお」
( ^ω^)「ブーンがアルファベットを武器に戦うようです、はオリジナルの設定があるので色んな質問を受けますお」
( ^ω^)「そのたびにお答えさせていただいてるけど、作中ではそれを満足に描写しきれていませんお」
(;^ω^)「こちらの不手際でご迷惑をおかけしてすみませんお……」
( ^ω^)「なのでこれから、普段多く寄せられる質問に答えていこうと思いますお」
( ^ω^)「でも作中で答えきれてないなと思った質問について答えるだけなので、不備もあると思いますお」
( ^ω^)「なので皆さんから随時質問をお受け致しますお」
( ^ω^)「あれはどうなんだ! とか、これってどうなの?
とか、何でもどうぞですお」
( ^ω^)「可能な限りお答え致しますお」
( ^ω^)「それでは早速いきますお!」
- 39 :質問コーナー ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 01:43:31.36 ID:CklPwvKn0
- ( ^ω^)「まずは"恋するウサギちゃん"からの質問ですお。
『アルファベットFは手から離れてるのに何故威力を発揮するの?』」
ξ゚听)ξ「あぁ、簡単よ。それは弓型アルファベットで放つからなの。
アルファベットは基本的に素手で触れていないと効果を発揮しないのだけど、
弓型アルファベットで放つときだけは別なの。ずっと触ってるなんて不可能だしね」
( ^ω^)「追加で質問ですお。『FじゃなくてIとか使えばもっと強いんじゃないの?』」
ξ゚听)ξ「無理無理。Iなんて引っかけるところもないしあんな長いの放てないし。
それに弓型アルファベットは、弓のほうに威力や強度が依存されるから何を放っても一緒なの。
AだろうとZだろうと、弓型アルファベットで放ってしまえば同じなのよ」
( ^ω^)「じゃあ、DやMで敵を殴ったら、凄い威力が……」
ξ゚听)ξ「そんなわけないじゃない。あれはあくまでFを放つためのアルファベット。
殴ったりしても全く意味ないわ。アルファベット自体の強度も低いし、やっぱり敬遠されがちね、弓型は」
----------------------------------------------------------------------------------------------------
( ><)「続いての質問は"使い捨てシャンプー"さんからなんです。
『アルファベットの世界は西洋風なの?
それとも中国風なの?』」
( ゚∀゚)「あー、そりゃ微妙なとこだ。基本的には中国風なんだが、城は西洋風なんだ。
つまり城の中に一般人は住んでねぇ。城以外は中国風って解釈でいいと思うぜ」
( ><)「でもそもそも中国風ってどんな感じなのか分かんないんです。
それと、この世界の文明レベルはどの程度なのかも分かんないんです」
- 63 :質問コーナー ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 01:46:17.79 ID:CklPwvKn0
- ( ゚∀゚)「まぁ中国風って部分に関してはあんま気にしなくていいだろ。具足とかのイメージが掴めればな。
文明レベルも高いとは言えねーな。火薬も発明されてない時代だ」
( ><)「じゃあ、この大陸の外には何があるんですか?」
( ゚∀゚)「さぁな。どこまでも海が広がってるって言われてるが、確証はねぇ。
海のほうから見知らぬ船が来たって話も聞いたことねぇし、ホントに何があるのか分かんねぇよ」
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ミ,,゚Д゚彡「次の質問は"ナッツ入りゼリー"さんから。
『アルファベットの使用ランクが下がることはあるの?』とのことです」
( ´∀`)「滅多にないことですが、ありますよ。私が現に下がりました。
α成分は人間とリンクする不思議な成分ですからね。筋力が衰えたりすると下がるみたいです。
私も昔はRだったんですが、怪我をしたことでQに下がってしまい、不運を嘆きました」
ミ,,゚Д゚彡「そうだったのですか、ありがとうございます」
ミ,,;゚Д゚彡「しかし、この組み合わせは……」
(;´∀`)「もう何年もお喋りしていないフサギコ少将と、まさかこんな機会でお話しするとは……」
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- 74 :質問コーナー ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 01:48:13.75 ID:CklPwvKn0
- ( ’ t ’ )「続いては"レトルト家電"さんからのご質問です。
『アルファベットってもっと早くから触れさせておけばいいんじゃないの?』」
( ・∀・)「あー、つまり18歳になる前にってことか。そりゃ尤もだ。が、もうできねーんだ。
アルファベットが開発された当初は15歳くらいで触れた兵も大勢いたそうだが、今は各国共通の協約があってな。
18歳まで入軍させない、アルファベットに触れさせないって取り決めが交わされたんだ」
( ’ t ’ )「それは各国が牽制しあってる結果ですよね」
( ・∀・)「そういうことだな。特にラウンジなんか人が多いから、15歳くらいから徴兵されたらお手上げだ。
ラウンジもヴィップやオオカミの兵は増えてほしくない。だから協約を交わしたってわけだな」
( ’ t ’ )「まぁ、話によると15歳以下だとAに触れられる可能性も低いそうですね」
( ・∀・)「らしいな。ま、俺ならいけたと思うけどな」
( ’ t ’ )「……そうですか。しかし先ほどの協約は、表向きには18歳まで義務教育を受けさせるということですよね」
( ・∀・)「まぁ、そうだな。実際、義務教育をしっかり受けてねーと頭が悪すぎて使いもんにならねーしな。
18歳まで一切アルファベットに触れさせずっていうのは正しい判断だと思ってる。
でもぶっちゃけラウンジは18歳になる前に触れさせてんじゃねーのか?」
( ’ t ’ )「ラウンジはそんな卑劣な真似は致しません。愚弄されるのは心外です。
むしろアルファベットの成長が異常とも言えるヴィップのほうが怪しいと思っています」
( ・∀・)「バカ言うなよ。ヴィップはちゃんと協約を守ってるよ」
- 90 :質問コーナー ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 01:51:02.63 ID:CklPwvKn0
- ( ’ t ’ )「ならばラウンジのことを疑うのは筋違いでしょう。不快です」
( ・∀・)「固いやつだな。もっと肩の力を抜かねーと戦に勝てねーぞ」
( ’ t ’ )「余計なお世話です」
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( ´_ゝ`)「次にいくぞー! "直りかけのラジオ"さんからの質問は、
『α成分を使った鎧とかってないの?』とのことです。どうでしょう、ツンさん」
ξ゚听)ξ「ありません。現時点では、α成分はアルファベットにのみ反応します。
具足に反応すれば戦場では心強いことだと思いますけど、そんな研究が成功したって話は聞いたことないです」
( ´_ゝ`)「他に研究というのは何が行われているのですか?」
ξ゚听)ξ「新しい形状のアルファベットを作ろうとしているみたいです。
当然のごとく、それも研究成果が上がっているわけではありません」
( ´_ゝ`)「じゃあ……」
(*´_ゝ`)「ツンさんは何故いつまでもキレイなんですか?」
ξ゚听)ξ「すみません、褒めていただいたのに何も出せなくて」
(;´_ゝ`)「いや、あの、純粋に……」
- 109 :質問コーナー ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 01:54:46.29 ID:CklPwvKn0
- ξ゚听)ξ「キレイなんかじゃありませんよ。工房に籠りっぱなしの女がキレイなはずないです。
でも皆さんお世辞でもそう言って下さるので、嬉しいです。ありがとうございます」
( ´_ゝ`)「……ツンさん! 俺は本心から言っているんだ!」
ξ゚听)ξ「……えっ……」
( ´_ゝ`)「ツンさんはキレイだ! 他のみんなだっていつも言ってるぞ!
ぶっちゃけアルファベットより目的はツンさんのほうに」
(´<_`;)「落ち着けアニジャ、質問のコーナーなのに暴走しすぎだ」
(#´_ゝ`)「止めるなオトジャ! ツンさん、俺はここに宣言する!
俺ならツンさんを必ず」
ξ゚听)ξ「あ、次の質問の時間みたいです」
(;´_ゝ`)「えっ……うそーん……」
ξ゚听)ξ「それでは、また」
ξ゚听)ξ(……ありがとう、アニジャさん……)
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(=゚ω゚)ノ「次の質問は"焼きたてコナン"くんからだ。
『アルファベットWはちょっと強すぎるんじゃ?』とのことですが……」
- 122 :質問コーナー ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 01:57:00.15 ID:CklPwvKn0
- (´・ω・`)「実際、そこまで強いとは思わん。確かに遠距離であれだけの威力を出せるのは素晴らしいがな。
一撃を放つのに時間がかかりすぎるんだ。一人や二人がWを扱えたところでどうしようもない。
第48話では水軍を潰したが、あれは船が少なかったことやヴィップが高い場所に位置していたおかげだ。
今後はオオカミも船を強化してくることだろうし、あんなことが今後もできるとは思えん」
(=゚ω゚)ノ「しかし、Wほどの威力があれば城壁や城門を打ち破れるのでは、という意見もありますが」
(´・ω・`)「まぁ、無理だな。そんなに脆い城壁や城門があるはずがない。
それに、船だってM程度ならいくらでも防げるほどの耐久はあるんだ。
現代アルファベットでWを実戦に持ち込んだのは、実質的に俺が初めてだからこそ、船も潰せたと言える。
城壁や城門がWで狙われたことはないが、W程度で破壊するのはまず不可能だろうな」
(=゚ω゚)ノ「遠距離から一本や二本飛んでくる程度なら、Mを使えば防げますしね」
(´・ω・`)「その通りだ。城壁などを狙ってくるなら、上からMで射ち落としてやればいい。
速射性に優れるMなら充分可能だ。Mの使い手は各国に数人いるしな。
W隊でもあれば話は別だが、やはり一人が手にした程度では戦局に影響を与えるのは難しいことだ」
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( ´_ゝ`)「続いての質問は"ロリロリばぁさん"から。
『アルファベットを二人で持つことは可能なの?』」
(´<_` )「昔試したよな、アニジャ」
- 131 :質問コーナー ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 01:59:22.91 ID:CklPwvKn0
- ( ´_ゝ`)「試したな。二人ならMも持てるんじゃないかとかオトジャが言いだしてな」
(´<_`;)「言いだしたのはアニジャだろう……。
まぁとにかく試したわけだが、結論から言うと全くダメだったな」
( ´_ゝ`)「アルファベットとしての威力はなかったな。
やはりアルファベットは個人用の武器ということだろう」
(´<_`;)「結論が出た途端、さも当然のような口ぶりとは……流石だなアニジャ」
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(,,゚Д゚)「次は"膝かけイヤホン"さんからの質問だ。
『アルファベットNを分離させた状態で片方が壊れた場合、もう片方はどうなるの?』」
(-_-)「……それは、実際に起きたことがある……Nを分離させた状態で戦っていたら、片方を破壊された……。
そのままでも戦えるかと思ったが……アルファベットとしての威力は発揮されなかった……。
片方が損傷すると、やはり威力はただの武器にまで落ちてしまうようだ……」
(,,゚Д゚)「普通のアルファベットも、柄が折れたりするとダメですよね」
(-_-)「……そうだな……やはり、アルファベットは形を保つ必要があるようだ……」
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- 139 :質問コーナー ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 02:02:20.34 ID:CklPwvKn0
- ( <●><●>)「次の質問に移ります。"君だけの公共物"さんから。
『W使いが下位アルファベットであるFを持ったらすぐに発熱してしまうのでは?』」
(´・ω・`)「いや、全くもって余裕だな。例えAでもすぐに発熱したりはせん。
Z使いでもしばらくAを持っていられるだろうと言われているが、恐らく正しい」
( <●><●>)「では追加です。『MとFを両手に持てるならNも使えるのでは?』」
(´・ω・`)「際どいところだが、ぎりぎりMとFのほうが下だ。
ただし、本当に僅かな差しかないため、MとFを持てればNはすぐだな」
( <●><●>)「同じように、WとFもXより下ということですね」
(´・ω・`)「そういうことだ。W+FはXにほど遠いようだがな」
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( ^ω^)「続いての質問は"プロ棋士チップス"さんからですお。
『ヴィップの総大将とか大将とかの歴史はどうなってるの?』」
( ´∀`)「ご説明致します。まず、総大将についてですね。
これは言わずもがな、ハンナバルさんが長く務められておりました。
504年に病でこの世を去ったあとは、一時的に私が務めました。
しかし、当時その下につく大将がジョルジュ大将しかおらず、二大将制が維持できなかったのです。
なので私はすぐに総大将の地位を廃し、現在のショボン大将の地位に移りました。
それからしばらくし、511年になって当時中将だったショボン大将にお譲りし、現在の形に収まりました。
これがヴィップ軍の変遷ですね」
- 150 :質問コーナー ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 02:05:53.86 ID:CklPwvKn0
- ( ^ω^)「激動ですお……」
( ´∀`)「そうですか? でも確かに他国に比べれば動きは多いですね。
ラウンジもオオカミも大将が一度変わっているだけですからね」
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( ><)「続いての質問は"晴れの日用カッパ"さんからなんです。
『ラウンジやオオカミは君主が"国王"なのに、どうしてヴィップだけ"皇帝"なの?』」
/ ,' 3「お答え致します。実は、名称にさしたる意味はないのですよ。
私がヴィップ国を建国した際、既にラウンジやオオカミは存在しておりました。
他の国家に負けないようにと考えた結果、周りからの勧めもあって皇帝を称することにしたのです。
ただ、もちろん闇雲に皇帝の名を自らに冠したわけではなく、理由もあってのことです」
( ><)「理由? なんですか?」
/ ,' 3「七百年ほど前に、アルファベットを用いた大戦があったというのはご存じのことと思います。
その際、現在のヴィップがあるあたりに、皇帝を擁した国が存在したそうなのです。
そして、その皇帝の血筋を引いている、という話があるのですよ。私に。
だからこそ周囲は私に皇帝を称することを勧めたのです」
(;><)「知らなかったんです」
/ ,' 3「あまり人にお話するような話でもありませんからね。今の人が知らないのも無理はありません。
皇帝たる証もないのに皇帝を名乗るのはおこがましいことかも知れませんが、名乗るだけなら問題ないでしょう。
ラウンジやオオカミも本気にしていないため、私が皇帝を僭称していることは放っておいてあるみたいです」
- 171 :質問コーナー ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 02:10:57.30 ID:CklPwvKn0
- (*><)「アラマキ皇帝自ら答えていただき、ありがとうなんです」
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〔´_y`〕「次の質問はこの世界に関するものをいくつか。"極彩色の封筒"さんから。
『この世界に宗教はないの?』」
( ゚д゚)「一応あるがな。まぁ、ひっそりとしたものだ。それが国家に影響を及ぼすことはまずない」
〔´_y`〕「では、『この世界での通貨は国家によって違うのですか?』」
( ゚д゚)「一緒だな」
〔´_y`〕「『国軍兵士は一般の民と比べてどれぐらい給与がいいのか?』」
( ゚д゚)「国によって違うため一概には言えん。オオカミを例に取れば、兵卒でも農民の倍は収入があるな。
大将ともなれば、まぁ十倍は堅いところだ。無論、それだけの労苦を重ねているからこそだが」
〔´_y`〕「『この世界の大衆娯楽は?』」
( ゚д゚)「"旗地"という盤上で行う遊びがある。ゲーム終了まで多くの旗を立て得点が稼いだほうが勝ちというものだ。
どこにどんな旗を立てるか、また兵駒でいかに相手のそれを防ぐか、という戦略性の高いゲームだ。
時には賭博にも使われるようだな。国軍では禁止している行為だが。
国軍兵士の間でも人気がある。ちなみに俺はここ数年、旗地で負けたことがない」
〔;´_y`〕「確かに、ミルナ大将はお強いです……勝った覚えがありません」
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- 201 :質問コーナー ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 02:17:46.31 ID:CklPwvKn0
- ('A`)「続いての質問は"肉食キリン"さんから。
『アルファベットの威力がα成分の量で決まるのだとしたら、"α成分を消費し古くなったT<新品のS"とかになるんですか?』」
<ヽ`∀´>「ならないニダ。α成分の消費は威力や硬度に影響を及ぼすものではないニダ。
あくまでα成分の消費はアルファベットそのものの寿命ニダよ。
新品も果てる寸前も威力や硬度はまーったく一緒ニダ」
('A`)「威力が衰えたら困りますもんね」
<ヽ`∀´>「ニダニダ」
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- 259 :質問コーナー ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 02:27:30.19 ID:CklPwvKn0
- ( ^ω^)「次の質問にいきますお。"小指サイズのフォーク"さんから。
『感情の起伏でアルファベットが上下することはあるの?』」
ξ゚听)ξ「あるんじゃないかな? 多少は。
でも意味ないわ。そんな一時のために違うアルファベットを用意する人なんていないし」
( ^ω^)「邪魔くさいだけですお」
ξ゚听)ξ「そうよね。狙ってできることじゃないからね。
上がったとしても一つくらいでしょうね」
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- 333 :質問コーナー ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 02:36:43.83 ID:CklPwvKn0
- (´・ω・`)「最後の質問だ。"カカオ0%チョコレート"さんから。
『この世界では文官はどんな扱いなの?』」
( ゚∀゚)「文官は国政を担当している。法律を作ったり物流を管理したり。
武官に比べると目立たねーが国家を支えてる奴らさ。
歴史をまとめたり、記録を取ったりしてるやつもいるな」
(´・ω・`)「国家には欠かせない存在ですね」
( ゚∀゚)「ま、それをひけらかすバカもいるが」
(´・ω・`)「たまに、いますね」
( ゚∀゚)「……もういいだろ、これ。なんでお前と話さなきゃいけねーんだよ」
(´・ω・`)「まぁ、質問コーナーですから。それももう終わりですし」
( ゚∀゚)「じゃあな」
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- 337 :第50話記念 ◆azwd/t2EpE :2007/07/15(日) 02:37:39.13 ID:CklPwvKn0
- ( ^ω^)「お付き合いいただきありがとうございましたお。
これにて第50話記念は全て終了ですお」
( ^ω^)「50話という長い期間、話を続けてこられたのは一重に皆さんの温かいご支援のおかげですお」
( ^ω^)「読んで下さる方の気持ちに応えるべく、これからも頑張り続ける所存ですお」
( ^ω^)「最後になりましたが、これからも【( ^ω^)ブーンがアルファベットを武器に戦うようです】をよろしくお願いしますお」
( ^ω^)ノシ「それでは」
〜第50話記念・End〜
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