- 73
名前: ◆dKWWLKB7io:2013/11/10(日) 22:53:15 ID:P8GB301.0
第E話 閑話 ガールズルール 2
(*゚ー゚)「何故私はこんな恰好をしているんだろう」
ギルドVIPホームのツンの部屋では、ギルドの女性三人が集まって会話を楽しんでいた。
(*゚ー゚)「会話を楽しんでいた!?」
川 ゚ -゚)「どうしたいきなり叫んで」
(*゚ー゚)「い、いえ、なんか急に叫びたくなって」
ξ゚听)ξ「大丈夫?ちょっと疲れているんじゃない」
(*゚ー゚)「……疲れているとしたらこの状況にです……」
川 ゚ -゚)「なんか言ったか?」
(*゚ー゚)「いえ、なにもーーーー」
ξ*゚听)ξ「何かあったらツンお姉ちゃんに話してね」
川*゚ -゚)「ずるいぞツン!クーお姉ちゃんにでもいいんだからな。しぃ。いや、クーお姉ちゃんの方がいいな」
ξ゚听)ξ「何言ってるのよ。私の方でしょ」
川 ゚ -゚)「やはりサブマスターの私の方が」
ξ゚听)ξ「直属の裁縫師の師匠である私の方が」
(*゚ー゚)「どちらにも相談しませんから安心してください」
川 ゚ 3゚)「ぶーーーー」
ξ゚ 3゚)ξ「ぶーーーー」
.
- 74
名前: ◆dKWWLKB7io:2013/11/10(日) 22:55:06 ID:P8GB301.0
(*゚ー゚)「もう、変な顔するの止めてください」
思わず笑ってしまったしぃを見て、同じように笑顔を見せるクーとツン。
(*゚ー゚)「にしても、こんなメイド服もあるんですね。この世界には」
ξ゚听)ξ「結構自由度高いわよ。基本の形はもちろんあるけど、スキルを鍛えれば派生スキルなんかも出てくるし。基本形の色柄はもちろん、アレンジなんかもね」
(*゚ー゚)「そうなんですか。じゃあこのメイド服も」
ξ゚听)ξ「それは基本の形」
(*゚ー゚)「………」
ξ゚听)ξ「?」
(*゚ー゚)「あ、そうなんですか」
川 ゚ -゚)「製作者側にメイド好きがいたんだろうな」
ξ゚听)ξ「でしょうね」
(*゚ー゚)「なんかあんまり考えたくないです」
ξ゚听)ξ「下着の形なんかも」
(*゚ー゚)「女性のスタッフもいたはずですしね!」
川 ゚ -゚)「いたとはおもうが、やっぱりこういうのはキモオ」
(*゚ー゚)「考えたくないのでやめてください」
ξ゚听)ξ「男の下着で褌やTバックもあるわよ」
川 ゚ -゚)「…………」
(*゚ー゚)「…………」
川 ゚ -゚)「……この話はここで終わりだな」
(*゚ー゚)「はい」
.
- 75
名前: ◆dKWWLKB7io:2013/11/10(日) 22:56:41 ID:P8GB301.0
ξ゚听)ξ「?」
微妙な空気が流れる中、お茶をすするクーとしぃ。
ツンは一人不思議そうな顔をしながら部屋の片づけを続けている。
ξ゚听)ξ「ギコで想像した?」
(*゚ー゚)「してません!」
ξ゚听)ξ「なんだつまらない」
(*゚ー゚)「つまらなくないです!」
川 ゚ -゚)「ツンも話を戻すなよ」
(*゚ー゚)「そうですよ!クーさん良いこと言った!」
川*゚ -゚)「お姉ちゃんって呼んでいいんだぞ」
(*゚ー゚)「呼びません」
川 ゚ -゚)「ちっ」
(*゚ー゚)「ところで、この格好したんですから、さっきのを録画した記録結晶、ちゃんと下さいよ」
ξ゚听)ξ「分かってるわよ。嘘はつきません」
(*゚ー゚)「信用してますけど…。(何かある気がするのよね)」
川 ゚ -゚)「(いくつ録画してあるんだ)」
ξ゚听)ξ「(四つよ)」
川 ゚ -゚)「(えらい)」
(*゚ー゚)「……なにか隠してません?」
ξ゚听)ξ「なにも」
(*゚ 3゚)「ぶーーー。絶対何かあると思う」
.
- 76
名前: ◆dKWWLKB7io:2013/11/10(日) 22:58:01 ID:P8GB301.0
川 ゚ -゚)「可愛いかおが台無しだぞ」
(*゚ー゚)「二人のまねでーす」
ξ゚ 3゚)ξ「まだ甘いわね。こうよ」
(*゚ 3゚)「え?こうですか?」
ξ゚ 3゚)ξ「もっとおもいきり!」
(*゚ 3゚)「え?こ、こう?」
ξ゚ 3゚)ξ「そう!そうよ!」
(*゚ 3゚)「わかりました!こうですね!」
川 ゚ -゚)「お前たちバカだろう」
(;*゚ー゚)「!」
ξ゚听)ξ「大丈夫、あなたも仲間だから」
川 ; -;)「いやー!一緒にされたくない!」
ξ゚听)ξ「ほっほっほ」
川 ;3;)「泣きながらブーー!」
ξ;゚听)ξ「くっ。腕を上げたわね」
(;*゚ー゚)「その顔、すでに別人ですよ」
ワイワイとはしゃぐ三人。
女三人の夜は、まだまだ始まったばかり。
終
.
戻る