('A`)ドクオと( ^ω^)ブーンは七夕らしいことをするようです

('A`)「七夕だし七夕らしいことしようぜ!」

( ^ω^)「七夕らしいことって何だお」

('A`)「ほら、こう……、短冊吊るすとか」

( ^ω^)「ありきたりだお」

('A`)「えー、じゃあ……、笹だけにささみで何か作るとか」

( ^ω^)「……」

('A`)「……」

('A`)「ごめん」

( ^ω^)「許す」

('A`)「ありがとう」

('A`)「ってか俺しか案出してないし今度はお前が出せよ」

( ^ω^)「そうだおね……」

( ^ω^)b+「みんなの願いを聞いて叶えるってのはどうだお」キリッ

('A`)「なんという名案……よし早速実行に移すか」

( ^ω^)「じゃあ街に繰り出すお」



('A`)「うわぁ……、クリスマスばりにカップルだらけなりぃ」

( ^ω^)「とりあえず不幸そうな人に声かけてみるお!ヘイ彼女、お茶しない?間違えた、願い事無い?」

('A`)「そんな怪しい文句で誰が引っかかるんだよ!」

(*゚ー゚)「一時間も待ち合わせの予定の時間過ぎてるのに彼氏が来ないの……」

('A`)「引っかかった!」

( ^ω^)「帰れ」

('A`)「ひでえ!」

(*゚ー゚)「帰ります」

('A`)「帰った!」

ξ゚听)ξ「最近彼とご無沙汰なの……」

( ^ω^)「ふむ、詳しく聞かせるお」

ξ゚听)ξ「何でよ。嫌よ」

( ゚ω゚)「嫌よ嫌よで道理が通るかおこのアマーッ!さっさと詳しく話さんかい!」

ξ゚听)ξ「キャー!誰か助けてー!」

( 警)「何してるんだお前ら!」

('A`)「うわっズラかるぞ!」



('A`)「ハァ、ハァ……、ここまで来れば大丈夫だろ」

( ^ω^)「……というかこれ七夕関係なくね?」

('A`)「自分から言い出しておいて今更何言ってんだお前!」

( ^ω^)「いやその……、なんかもうね」

('A`)「いや道路で寝るなよ!いくらやるせないからって!おい危ねーってぎゃああああ!」ズドーン

( ^ω^)+「ドクオが車に!クソッ、僕が情けないせいで――」キリッ



('A`)「――ここは」

ドクオが目を覚ますと、視界に入ったのは見慣れない天井だった。
周りを見渡すとベッドの横にはクーが椅子に腰掛けていた。

('A`)「ん……、クーか。何だかんだでお前には世話をかけっぱなしだな」

('A`)「生きてることって素晴らしいな」

呟くと、クーが笑って言う。

川 ゚ -゚)「何を言っているんだ。まだまだこれからさ」

('A`)「なあ、クー」

川 ゚ ー゚)「なんだい?」

「七夕って、いいもんだな」

 

 

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