('A`)「七夕企画か……」

('A`)「七夕企画か…」
ぼんやりとディスプレイを眺める。
('A`)「これなら俺にも書けるかな……でもなあ、そんなに長い話は作れないしな」
とりあえず雰囲気だけ、と、俺は過去作を適当に開いた。
('A`)「あれ?存外に短いんだな……」
下腹の辺りがキュンとなるのを感じた。
(*'∀`)「よ、よし、パパ書いちゃうぞ!」
―暫くお待ち下さい―
(;'A`)「正直舐めてたと思う」
ディスプレイに写しだされる、壮絶なオナニーの結果を見て、俺はため息をひとつついた。
('A`)「制限された行数内でいかに話をまとめ、尚且つ読者を楽しませるかだな……」
はあ、と、もうひとつため息をつき、俺は席を立った。
( ^ω^)「握りっ屁食らえお」
(゚A゚)「えんっ!!」
後ろに内藤がいた。
(;'A`)「い、いつからいた?」
( ^ω^)「しゅごキャラ読んでハアハアしてた辺りだお」
Σ(;'A`)「相当前から居たんですね!!前過ぎて描写されてませんからね!?そのシーン!!」
( ^ω^)「まあ、んなこたあどうでもいいお、それより、もう止めちゃうのかお?」
内藤がディスプレイを一瞥した。
('A`)「ん、いや、な」
( ^ω^)「どうしてだお?せっかくの七夕企画なんだお、応募してみれば良いじゃないかお、みた所、ちゃんとオムΣ(;'A`)「うわあああああ止めろ!!危ない!!」
(;^ω^)「ど、どうしたんだお?」
(;'A`)「い、いやな、作者の野郎、既に特別部門に応募してるからこの作品を通常部門に応募したいらしいんだ、馬鹿だから。だからそのキャラを出さないで欲しい、通常部門に応募出来なくなる」
( ^ω^)(なんだ只のメタか)
('A`)「全く、冷や冷やさせるぜ」
( ^ω^)「で、書かないのかお?」
('A`)「え…」
( ^ω^)「だから、もう書かないのかお?」
('A`)「いや、なんだか見れば見る程オナニー小説に見えて、もともと文章も構成も上手く無いし、どうなのかなって」
( ^ω^)「それでいいんじゃないかお?」
('A`)「え?」
( ^ω^)「どんなオナニーだって、それは立派な゙お前のブーン系小説゙だお、胸張れお」
('A`)「そうかな」
( ^ω^)「そうだお」
(*'A`)「よし!パパ応募しちゃうぞ!」ポチ
( ^ω^)「あ、空白行も行数にカウント……遅かったか」
('A`)「え?」

 

 

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