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( ^ω^)がFFの主人公になったようです
1 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/20(木) 23:47:32.14 ID:+6bMh1A/0
今日は七話の予定でしたが、長くなったんで、二つに分けて貼っていきます

まとめサイト
ttp://boonsoldier.web.fc2.com/index.html

避難所
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/6178/

まとめ氏、いつもありがとうございます

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/20(木) 23:48:03.19 ID:sc0nZxLz0
さすらいの2ゲッター登場!↓

3 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/20(木) 23:49:40.56 ID:+6bMh1A/0
主な登場人物まとめ

( ^ω^) ブーン(19)
普段は大学生。
携帯FF版をプレイ中になぜかFFの世界へ飛ばされ、光の戦士となる。
おとなしい性格だが、やるときゃやる。

('A`) ドクオ(18)
普段は最先端のファッションをキメる童貞。
ブーンと同じ大学に通っている。だが、FFの世界ではブーンを知らない。
職業は白魔術師で、パ〇ウェーブ信者みたいな格好をしている。
父を越す白魔導師になるべく、修行中。
真面目な性格の熱い男。英語でホットガイ。


4 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/20(木) 23:51:36.88 ID:+6bMh1A/0
( ゚∀゚) ジョルジュ長岡(21)
『サスケ盗賊団』の一員。
仲間への闘争心から、お宝を求め『きれいなお城や古い遺跡がある』南方へ旅立つ。
船が沈んだり、サスケから託された刀を海底に落としたり、ガーランド事件に巻き込まれたりと不運な男。
ブーンが持つクリスタルを奪おうとしている。


(´・ω・`) ショボ(享年21)
元コーネリアの兵士。
セーラ姫が誘拐された際に、捜索隊の一員として参加。第二部隊の隊長を務めるも、ガーランドに惨殺される。
その後、ドクオの闘いっぷりに惚れ込み、ドクオの守護霊としてブーン達の旅に付いてくることになる。


5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/20(木) 23:52:02.93 ID:84QP7YT40
ちょwwww
wktk

6 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/20(木) 23:52:19.47 ID:+6bMh1A/0
('( ゚∀゚∩ モツ煮(13)
ゴブリン。ジョルジュに脅され、無理やり仲間として同行させられることになる。
性格はかなりチキンで、自分より強い者に「NO」と言えない。

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/20(木) 23:53:31.67 ID:t/HFE+eHO
ポケモン板の腐女子が冒険王ニートとかいう糞コテにいじめられてるお(#^ω^)ビキビキ
おまいらの力で冒険王ニートをやっつけるお

突撃だお→http://game10.2ch.net/test/read.cgi/poke/1153321025/

8 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/20(木) 23:53:40.10 ID:+6bMh1A/0
第七話


( ^ω^)「段々周りが見えなくなってきたお…」
('A`)「ああ…。今日はここらで野宿をするか」
(´・ω・`)「えー野宿は怖いよーぶーぶー」
(;^ω^)「幽霊のくせに何を言ってんだお」
(´・ω・`)「幽霊じゃないもーんスタンドだもーん」
('A`)「はいはいわろすわろす」

新たに足を踏み入れた大陸を歩き続け、数時間が経った。
二人とおまけは、山沿いの道を歩き、湿地帯を越え、現在は森の中を歩いている。


9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/20(木) 23:53:49.64 ID:aFDCIodcO
.   ∩____∩゜.:+___∩: :.+
ワク. | ノ      ヽノ     ヽ+.:
:.ワク/  ●   ● | ●   ● | クマ
  ミ  '' ( _●_)''ミ'' ( _●_)''ミ クマ
. /  ._  |_/__ノヽ__  |_/__ノヽ
 -(___.)─(__)__.)─(__)─

10 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/20(木) 23:54:17.94 ID:+6bMh1A/0
太陽は沈みかけ、あたりは徐々に暗くなってきた。光の届きにくい森の中なので尚更である。
ブーンとドクオは、付近に散らばっている枯れ木を適当に集め、火をおこした。
('A`)「これでよしと…。これで大抵の魔物は火を怖がって近寄ってこないはずだ」
( ^ω^)「動物と同じだお」
('A`)「まあ、魔物っつっても、基本的には動物だからな。さ、メシ食おうぜメシ」
(´・ω・`)「さーんせーい」
('A`)「お前は食えないだろ…」


11 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/20(木) 23:55:53.22 ID:+6bMh1A/0
それを木陰から見守る二つの影。

( ゚∀゚)「オ…ようやくチャンス到来だな。よしモツ煮、奴らの寝込みを襲うぜ」
('(;゚∀゚∩「は、はい」
ジョルジュもまた、ブーン達を追って森の中を歩いていた。一匹のゴブリンを従えて。

ジョルジュに無理矢理連れてこられたゴブリン――モツ煮は、自分より強い者に反抗できない性格のために、嫌々ながらもジョルジュに付き従っていた。
だが、彼は常に逃げ出すチャンスを伺っていた。
('(;゚∀゚∩(このままこいつについていったら、なにがあるかわかったもんじゃない…)


12 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/20(木) 23:57:45.36 ID:+6bMh1A/0
そして数分が経過した…

ブーン達は食事を終え、休息の時を過ごしていた。
( ^ω^)「ふう…今日は疲れたお。こんなに歩いたのは初めてだお。…ん?ドクオ、何やってるんだお?」
ドクオは、何やら奇妙にねじ曲がった鍋のような道具と、不気味な青紫色の液体が入った小瓶を道具袋から取り出していた。
('A`)「ああ、これから新しい魔法を修得する『儀式』を始めるんだ。ついさっき、魔法の薬草を拾ったんでな」
ドクオは更に、袋から草を取りだし、それを細かく千木って鍋に放り込んだ。
そして、小瓶の蓋をはずして液体を一滴だけ垂らし、更に水筒から水をコップ一杯分ほど鍋に出してかき回し始めた。
('A`)「よし…。それじゃ始めるから、少しだけ静かにしていてくれないか。集中したいんでな」
( ^ω^)「わかったお」
(´・ω・`)「えー?どおしよっかなー」
('A`)「…ブーン、そいつを黙らせといてくれ」
(;^ω^)「やれやれだお」
(´・ω・`)「な、なにをするきさまらー」


13 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/20(木) 23:58:40.78 ID:+6bMh1A/0
('A`)「ΔΞΠεАЭрп┐│━┴ШЕЁЗψХ¶↑〒…」
ドクオは鍋を焚き火にかざし、何やらぶつぶつと呟き始めた。
それと同時に、ドクオの体がぼんやりと青白く光りだした。
その光は、ドクオの腕を通じて鍋の中の液体に流れ込んでいる様に見えた。

やがて液体は沸騰し、ドクオは鍋を焚き火から離した。同時に、ドクオから放たれていた光も消えた。
('A`)「よし、完成だ…」
ドクオは鍋に口を近づけた。
(;^ω^)「ちょ、待つお。そのまま飲む気かお?火傷するお」
液体は、火から離した今もなお、こぽこぽと音をたてている。


14 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/20(木) 23:59:26.49 ID:+6bMh1A/0
('A`)「沸騰しているうちに飲まなきゃ意味がないんだ」
言うが早いが、ドクオは鍋の縁に口をあて、一気にそれを飲み干した。
(;'A`)「ゴホッ!うお!あっつ!あっつ!」
(;^ω^)「ちょwwwwww大丈夫かお?」
(;'A`)「ハァ…でも、これやらないと魔法は使えないからな…」
(´・ω・`)「大変だね。ショボちゃん同情しちゃうッ☆」
('A`)「うっせ」
( ^ω^)「きめぇwwwwwww」


15 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:00:06.34 ID:uDrXi0Zh0



( ^ω^)「それじゃ、お休みだお」
('A`)「ああ、お休み」
それからしばらくして、二人は用意しておいた寝袋を広げ、くるまった。
火は、寝る必要のないショボが見張りをすることになった。

( -ω-)「おー…おー…」
('A`)「ZZZ…」

すぐに二人の寝息が聞こえてきた。
歩き疲れていた二人は、たった数分で深い眠りについたのだ。

さあ、ジョルジュにとっての絶好のチャンス到来である。


16 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:00:58.92 ID:uDrXi0Zh0
しかし、いくら時間が経っても彼が出てくる様子は一向に無い。彼は何をやっているのか。



答えは簡単である。


( -∀-)「ぐお〜…ぐお〜…」
('( -∀-∩「うーんうーん…むにゃむにゃ…」
彼らも既に眠ってしまっていたからである。






17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/21(金) 00:01:35.02 ID:YzRl/nWE0
ジョルジュアホスwwwwwww

18 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:02:52.78 ID:uDrXi0Zh0





???「うおおおおおおおおおおおん!!!!!」


皆が眠りについてから程なくして。
突然、どこからかメキャメキャと木の倒れるような音と、大きな大きな雄叫びが聞こえてきた。

( ^ω^)「!」
('A`)「!」
( ゚∀゚)「!」
('( ゚∀゚∩「!」
(´・ω・`)「o(^-^)o」


19 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:03:54.35 ID:uDrXi0Zh0
一人だけ意味不明なのはさておき、三人と一匹はその音に驚き、慌てて目を覚ました。
( ^ω^)「ドクオ!今の聞こえたかお?」
('A`)「ああ。もちろんな」
ショボは、地面から10Mほど離れた空中に浮かびながら遠くを指さした。
(´・ω・`)「見て!見て!向こう!」
(;^ω^)「いや、見てって言われても僕らは見えないお!何があるんだお!?」
(´・ω・`)「森が萌えてる!あっちあっち!」
(;^ω^)「も、萌え!?ああ燃えのことかお!?」
('A`)「とにかく、行ってみよう!」

ブーン達は、ショボの案内で火事の現場へと向かうことにした。




20 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:04:46.75 ID:uDrXi0Zh0
(;゚∀゚)「うおおおおおおおおおおおい!何やってんだ俺たちぃぃぃぃぃ!何で寝てんだよおおおおお!!!」
('(;゚∀゚∩「ひいいいいいい!?おちついておちついて!」
(;゚∀゚)「ああすまねぇ…とにかく、奴らを追うぞ!行くぜ!」
ジョルジュ達もまた、ブーン達の後を追い、火事の現場へと向かうのだった。


21 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:11:39.73 ID:uDrXi0Zh0
                 ,;'"             ` 、
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             .\ ヾ .`i,, ;--‐‐‐" `" `--‐‐",;イ (;;",.'
              ,l`,_ , l ゙!   _,,,.ヘ'"/` ...,,,  l-‐'"
                 "l   ',,,,,,,!´、l,.`j_;y^j;;  l
                  l  l ;'ヘ三三二ニ-'',;  l
                   \ !;;   .,;;,.   ; .j',;
..                     \    l!    /   ×3
                      .\..,____"_,.../

???「ぎひひひひ…。ネエちゃんよ、そんなチンケな炎で俺たちを倒せるとでも思ったのかい?」
ξ;゚-゚)ξ「う…」

ここは広大な森のとある場所。
紫色の肌をした三人の大男と、肩から血を流した一人の少女が対峙している。
周りの木はどういう訳か真っ黒に焼け焦げており、辺りには煙が漂っていた。

残り火が少女らを照らす。


22 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:13:37.79 ID:uDrXi0Zh0
ξ゚听)ξ「…」
少女は、十代後半と言ったところだろうか。まだ幼さを感じさせる顔立ちは美しく整っている。
全身に、イスラム教の女性が着るような真っ黒な布を纏っており、頭に、漫画の魔法使いがかぶっているような頂点が尖った帽子をかぶっている。

大男「ぎひひひ…」

大男達の正体は、巨人族の魔物オーガ。
身長は3Mを超え、力は木をなぎ倒すほどに強く、生命力は人間のそれとは比べものにならない。

その魔物が三匹、少女を囲む様に立っていた。手にはそれぞれ木製の鈍器――棍棒が握られている。
一方、少女は杖を手にしているだけだ。その杖は木製で、頂点には宝石らしき石が埋め込まれていた。




23 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:15:17.28 ID:uDrXi0Zh0
オーガA「ぎひひひ…俺達の縄張りに入ったお前さんが悪いんだぜ…?恨むなら自分を恨むんだな…」
オーガB「へへへ…最近人間を食ってなかったからなぁ。女の肉は柔らかくてうめえんだ。ぎひひひ…」
オーガC「おれは男の肉の方が好きだがな。あのさっぱりした感じがよ。だけど、人間を久々食えるってだけで涎が止まんねぇぜ…ぎひひひひ…」
耳障りな笑い声が響き渡る。
ξ゚听)ξ「ふん。あんた達の食料になるなんて絶対にゴメンね」
少女は臆さずに言い放った。
だが…
オーガA「へへへ…聞いたかよ」
オーガC「ぎひひひ…気い強ええ女だなぁ」
オーガB「ますます食いたくなってきたぜ。ぎひひひひ…」
なpp…じゃなくてオーガ達は、それを聞いて逆に喜んでしまったようだ。笑い声は一層大きくなった。


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/21(金) 00:16:18.41 ID:q7DztT3/0
wktk

25 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:16:51.99 ID:uDrXi0Zh0
ξ゚听)ξ「ブリザド!」
突如、少女は杖をオーガの方向にかざしながら叫んだ。
少女の持つ杖の先端、宝石が光を放つ。光はやがて、尖った氷の塊を形成し、オーガに襲いかかった。
オーガA「!?うおおお…」
突然のことで反応しきれなかったのか、オーガは氷の塊を棍棒で叩き落とそうと試みるも失敗した。
氷は、右わき腹に深く突き刺さった。
ξ゚听)ξ(よし…!)

しかし…


26 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:17:53.74 ID:uDrXi0Zh0
オーガA「ふぅ…驚かせやがって…」
オーガはそれを全く意に介していない様子だ。手で氷の塊を引き抜き、
オーガA「ふんっ!」
そのまま握力で粉砕してしまった。
ξ;゚听)ξ「あ…」
オーガA「ぎひひひひ…。さて、お遊びはそろそろ終わりにするか…俺たちも腹減ってんでな」
オーガC「へへへ…お前よぉ、どてっ腹に穴開けられたのに食えんのかぁ?」
オーガA「おいおい、獲物を横取りにしようったってそうはいかねぇぜ…」


ξ゚听)ξ(まずいわ…。こうなったらアレを使うしか…)





27 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:18:45.11 ID:uDrXi0Zh0
森の中を駆けるブーン達。
真っ暗なので、何度も木の根などに足を引っかけて転びそうにはなったが、
間違いなく目的地に近づいていることを実感していた。煙の臭いが徐々に強くなってきたからだ。

('A`)「ブーン、あれを見ろ!」
ドクオが指をさした方向。そこでは、木がめらめらと燃え、煙が立ち上っていた。
だがそんなことよりも、何と、三匹の紫色の肌をした巨人が、小柄な少女を今にも襲おうとしているではないか。
(´・ω・`)「わぁお!ガチムチのヒゲ兄貴がいっぱい!」
(;^ω^)「んなこと言ってる場合じゃないお!助けに行くおっドクオ!!」
ブーンは腰の剣に手を掛けた。


28 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:19:40.73 ID:uDrXi0Zh0


(;゚∀゚)「暗くて何も見えねーよチクショウ!おいモツ煮!あいつらどこ行った!?」
('(;゚∀゚∩「ごごごごめんなさい…おいらもみうしなっちゃった…」
( ゚∀゚)「くそ〜〜…まだ遠くに行ってねぇ筈だ!探すぜ!」
('(;゚∀゚∩「……」


29 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:20:54.27 ID:uDrXi0Zh0
再び場面は戻る。

オーガB「へへへへ…」
三匹のうちの一匹が、舌なめずりをしながら、棍棒を頭の後ろまで振りかぶった。

絶望的な状況である。だが、少女の目は諦めていなかった。
ξ゚听)ξ(出来れば使いたくなかったけど…死ぬよりはマシね)
少女は杖をかざした。
ξ゚听)ξ「ファイ…」


30 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:22:04.32 ID:uDrXi0Zh0
???「待つおっ!」
その時、彼女の前方、すなわちオーガ達の後ろから声が聞こえてきた。
どこか間の抜けた、それでいて何故か頼りになりそうな、そんな声。

( ^ω^)「その女の子から離れるおっ」
ブーンである。彼が持つ剣はオーガに向けられている。
オーガ達はブーンの方に振り向くと、ゆっくりと彼に近づいた。
オーガB「ぎひひひひ…。おい、また人間がいるぜ。今日は運がいいなぁ。人間をたらふく食えるぜ」
オーガA「何だぁ?その剣は。俺らとやろうってのか?へっへっへ…」
オーガC「喧嘩か…。へへへ…俺にやらせてくれや。最近、ちょっと体がなまっててよお」

一匹のオーガが名乗りを上げ、前に一歩踏み出した。

オーガA「おいおい、肉は山分けだからな?」
オーガC「へへへ…んなこたわかってるさぁ」
既に勝った気でいるらしい。へらへらとした表情は崩さないまま、オーガは棍棒を構えた。


31 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:23:13.57 ID:uDrXi0Zh0
一瞬の静寂。

フクロウや虫の鳴き声のみが辺りを支配する。

オーガ「うおりゃあ!」
先手はオーガが取った。もの凄い迫力でブーンに襲いかかる。
( ^ω^)「遅いおっ!」
だが、たった数日で数々の修羅場をくぐったブーンには、その程度の攻撃はたやすいものだった。
ブーンはそれを軽々避けると、アッーと言う間に後ろに回り込み、背中に一撃を与えた。
オーガC「む…」

人間が相手ならば会心の一撃、これで闘いは終わりだろう。
しかし相手はタフな生命力を持つオーガである。
オーガC「ぎひひひひ…結構速ええじゃねぇか。だけどよ、そんなぬるい攻撃じゃ俺は倒せねぇぜ…」
オーガは涼しい顔でブーンに言い放った。
( ^ω^)「タフだお…ならばもう一撃…食らうおっ!」


32 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:28:59.42 ID:8vR4LIb8O
すみません、PCが兄に占領されちまいました……orz

いつ再開になるかわかんねえです。
読んで下さっている方、保守をしてもらえないでしょうか…

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/21(金) 00:31:14.48 ID:q7DztT3/0
(´・ω・`)保守

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/21(金) 00:31:22.79 ID:XeNuln7f0
ちょ
俺今から寝るのに…
落ちない事を祈る

35 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:34:16.45 ID:uDrXi0Zh0
いやっほう!!メール打ってたただけだった。長引かなくて良かったぜ。

保守ありがとうございます。さて、再開しますぜ。

36 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:36:28.45 ID:uDrXi0Zh0
ξ゚听)ξ「…」

(´・ω・`)「ドクさん!ボクの超能力が効かない!!」
('A`)「お前は少し黙ってろ。大丈夫か?ケアルラ!」
オーガ達はブーンの戦闘に気をとられている。そのスキに、ドクオは少女の元へ駆け寄った。
そして血を流している肩に手をあてがい、先ほど修得したばかりの、ケアルより一つ上位の回復魔法、ケアルラを施した。
傷はみるみるうちに塞がり、流れていた血も止まった。
ξ゚听)ξ「あ、ありがと…。でも、あなた達は一体…」



37 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:37:16.22 ID:uDrXi0Zh0
('A`)「…チッ。説明は後だ」
ドクオは顎で右方向を示した。つられて少女もその方向を見る。
ドクオの存在に気付いたオーガが一匹、のそのそとこちらに近づいてきたのだ。
オーガA「へへへへ…やっぱり見てるだけじゃつまらねぇんでな。ちょっくら俺の相手してくれや」
オーガはへらへらと締まりのない顔をしながら、ドクオをまるで見下すように言い放った。
いじめっ子が、これからお前をいじめるぜと暗に予告しているかのように。
どこからともなくやってきたガリガリの男と、先ほどまでいたぶっていた少女が相手なのだ。舐められても無理はないのかも知れない。
(;'A`)「……」


38 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:38:16.80 ID:uDrXi0Zh0
ドクオは少し震える手で、懐からミスリルハンマーを取り出した。そして
('A`)「よし、行くぜ!」
覚悟を決め、自らに気合いを入れるかのように大きな声を出し、前へ踏み出した。

だが、その時。

ξ゚听)ξ「待って」
少女がドクオの肩を掴み、それを制した。


39 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:39:00.51 ID:uDrXi0Zh0
ξ゚听)ξ「あなたは白魔法使いよね?」
('A`)「ん?ああ」
ξ゚听)ξ「あなたがいくらそのハンマーで殴ったってあいつは倒せないわよ。絶対にね。だから」

少女は両手で杖を握りしめた。

ξ゚听)ξ「ここは私に任せなさい」


40 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:40:44.25 ID:uDrXi0Zh0
(;'A`)「なっ…!?何言ってんだ?あんた、さっきまで一方的にやられてたじゃないか。
    駄目だ。俺が行く」
ξ゚听)ξ「何度も言わせないで。あなたじゃあいつは倒せない」
('A`)「じゃあ、あんたは倒せんのか?」
ドクオは少しムッとしながらも、それを押さえながら少し興奮気味に言った。
だが、彼女が言っていることは間違い無いだろう。ドクオ自身も、勝つ見込みは殆ど無いことはわかっていた。
少女は少し自信を含んだ口調で答えた。
ξ゚ー゚)ξ「『とっておき』を使うわ。……ちょっと気が進まないけどね」
('A`)「とっておき?」
オーガA「おいおい、どっちでもいいからよ、さっさと来いや。
    何なら二人同時にに来ても俺はかまわねぇぜ?へへへへ…」
ξ゚听)ξ「うるさいわね。慌てなくてもいいわよ」

ξ゚听)ξ「…すぐ終わるから」

少女の体がぼんやりと光りを帯び始めた。
('A`)「…!」


41 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:41:27.77 ID:uDrXi0Zh0



( ゚∀゚)「おっ、あっちからでっかい音が聞こえてきたぞ。それになんか焦げくせぇよな…。よし行くぜモツ煮!」
( ゚∀゚)「あれ?モツ煮?おいどこ行った?」

( ゚∀゚)「……あんの野郎…逃げやがったな」

42 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:42:35.34 ID:uDrXi0Zh0

オーガC「ぎひ…ひひ…ひ…」
(;^ω^)「…何て奴だお…」
既に何発の攻撃を放っただろうか。いずれの攻撃も命中し、オーガの体は傷だらけ、血まみれだ。
だが、それでもオーガはピンピンして両足でしっかりと立っている。
もっとも、効いてはいる様子だが。

( ^ω^)「やあおっ!」
再びブーンの剣が唸る。
オーガの動きは既に、かなり鈍くなっていた。剣はオーガが避ける間もなく、左胸に命中した。
続けて、再び左胸を狙い突きを放った。
突きは深々と刺さり、剣を引き抜くと同時に血が吹き出した。
オーガ「うっ…ぐ…」
( ^ω^)「どうだお!心臓に命中だおっ!」


43 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:43:18.97 ID:uDrXi0Zh0
オーガ「うぐ…ぐへへへ…」
(;^ω^)「な……」
しかし、オーガはそれすらも耐えてしまった。顔には余裕の笑みさえ浮かんでいる。
オーガ「ひ…ひ…ひひ…。し…心臓を潰…したぐ…らい…じゃ……お…俺…は死なん…のよ…」
(;^ω^)(そんな…)
オーガ「クンッ」
(;^ω^)「!しまっ…」
今度はオーガの棍棒が唸りをあげた。
ブーンは呆気に取られていたため、反応が遅れてしまい、それを避けきることができなかった。
(;^ω^)「おぐっ…」

左肩にもろに食らってしまった。

44 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:44:01.10 ID:uDrXi0Zh0
ブーンは左肩を押さえながらよろよろと後退した。
既にオーガは弱っていたせいか、この一撃には先程までの力強さはなかった。
そのため、幸いにも骨が砕かれることはなかった。
だが、左腕はビリビリと痺れ、激痛が走る。しばらくは使い物にならないだろう。
オーガC「ぎっひっひ…ひ…」
相変わらず、オーガは笑うことを止めようとしない。

(;^ω^)(ガーランドとの闘いでも実感したけど…僕には体力がないお…。
      そう、長期戦はできない…。これ以上長引くのはやばいお…!)
ブーンは、コーネリアの街で買い貯めしておいたポーションを袋からひとつ取り出し、蓋を開けて半分まで飲んだ。
そして、残りの半分は左肩に直接ふりかけた。

僅かではあるが痛みが和らぎ、動かすことが可能なまでに回復した。


45 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:44:35.13 ID:uDrXi0Zh0
再び、ブーンは剣を構えた。
( ^ω^)「さあ、これで決めるおっ!」


46 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:45:37.63 ID:uDrXi0Zh0
ξ゚听)ξ「下がってなさい。巻き添え食らうわよ」
(;'A`)「…ああ」
少女の放つ光が徐々に強くなっていく。
ドクオは、少女の凄まじい魔力に圧倒されていた。
彼女を見る限りでは、年齢は自分と大差はないだろう。
だが、彼女を取り巻く魔力は、自分が発することのできるそれとは比べ物にならない。
(;'A`)(す、すげえ…。この若さでこれだけの魔力を…こいつは一体…?)
オーガA「…?何だ…?何かが…………!…や、やべぇ!」
オーガは何かに気付いたようだ。狼狽の表情が浮かんでいる。
だが、逃げる間もなく次の瞬間、少女の杖から魔法が放たれた。



47 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:46:39.85 ID:uDrXi0Zh0
ξ゚听)「ファイラ!」
少女の声と同時に、杖の先が凄まじい光を放った。

(´・ω・`)「ドクオ 三 (/ ^^)/ あの世」

一瞬、辺りが昼間の様に明るくなる。
ショボが驚きのあまり、再びあの世へ昇天しそうになったくらいだ。
オーガは腕を顔の前にクロスさせ、防御の体勢をとった。
('A`)「お…おおお!」
ドクオは思わず感嘆の声を上げた。


48 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:47:43.96 ID:uDrXi0Zh0
だが…
('A`)「おお…お……?」
(´・ω・`)(危なかった…)
光りが止み、再び辺りが闇に包まれても、何かが起こる気配は一向に無い。
魔法は失敗だったのだろうか。
完全にビビっていたオーガは、毒を抜かれたような表情で悪態をついた。
オーガA「へ?…へ…へへへ…何でぇ、何も起こらねぇじゃねぇか…」
ξ;゚-゚)「うっ…」
突然、少女は胸を押さえてうずくまった。
('A`)「…?どうした!?」
ドクオは急いで駆け寄ったが、少女はそれを手で制した。
ξ゚听)「ふう…大丈夫よ。だから気が進まないって言ったのよ。
     この魔法はコントロールが難しいの。私の腕じゃ不相応なのよ…」
オーガC「へへへ…おめぇの魔法ってのはよ、相手をビビらせるだけか?随分と立派なこったなぁ」
ξ゚听)ξ「あら、それじゃあもっと驚いてもらおうかしら」


ξ゚听)ξ「もっとも、あんたが死ぬのが先かもしれないけど」



49 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:48:53.78 ID:uDrXi0Zh0
オーガA「何ぃ?」

次の瞬間。

突然、オーガAの足下の地面にひびが入った。
オーガA「!!」
そして、そこから炎の柱がマグマの如く立ち上り、オーガに襲いかかった。
オーガA「う、ウオッ!?」

炎の勢いは凄まじい。そのまま宇宙まで伸びてしまいそうな程だ。
火力が強くなるにつれ、地面のひびは徐々に広がっていく。
そしてそのまま、ブーンの闘いを観戦していたもう一匹のオーガをも巻き込んだ。



50 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:49:55.28 ID:uDrXi0Zh0
オーガAB「うがあああああ!」
オーガの断末魔の雄叫びが辺りに響きわたる。

それでも、炎の勢いは止まることを知らない。
あまりの勢いの強さに、オーガ達の体は徐々に空中に浮き上がり、そのまま空高くに消えていった。

やがて炎は消えると、辺りは再び暗闇が支配し、木に燃え移った残り火だけが辺りを照らす唯一の照明となった。

そして、上空から大きな黒い塊が二つ降ってきた。
塊はそのまま地面に衝突し、粉々に四散した。

ξ゚听)ξ「ふん…汚い花火ね」
少女は、黒い塊――オーガの焦げ後にそう言い放つのだった…


51 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:51:52.78 ID:uDrXi0Zh0


( ^ω^)「おあっ!!」
オーガC「ガ……ガバッ」

一方、ブーンもオーガに辛くも勝利し、ドクオ達の下へ向かっていた。
首へ一突き。これが致命傷となった。
オーガは少し苦しんだ後に、ぴくりとも動かなくなった。

( ^ω^)「大丈夫でしたかお?」
ξ゚ー゚)ξ「ええ、私は大丈夫。怪我もそこの人が治してくれたしね」
少女はドクオに向かって微笑んだ。ドクオは少し照れながら頭をかいた。
(*'A`)「い」
(´・ω・`)「いえいえそれほどでも…」
ξ゚听)ξ「あんたに言ってないわよ」
(´・ω・`)「(´・ω・`)」


52 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:52:47.77 ID:uDrXi0Zh0
ξ゚听)ξ「お礼がまだだったわね。助けてくれてありがと。私の名はツン。
     あなた達の名前を教えてくれる?」
( ^ω^)「ブーンだお。宜しくお」
('A`)「俺はドクオ」
(´・ω・`)「スタープラチナです。オラオラしちゃうぞっ☆」
ξ;゚听)ξ「…さ、さっきから何なの?こいつは」
('A`)「軽く流してくれると嬉しい…」


53 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:54:34.08 ID:uDrXi0Zh0


( ^ω^)「何で、こんな夜遅くにこんなとこに居たのはどうしてだぜ?」
ブーンは少女――ツンに質問を投げかけた。
当然の疑問である。少女の荷物は少なく、どう見ても旅人の格好ではない。
ξ゚听)ξ「私、この近くにある洞窟でお婆ちゃんと二人で住んでるの」
( ^ω^)「洞窟?」
ξ゚听)ξ「ええ。それで、魔法の薬草を採りに少し遠くまで行っちゃって、戻ったらこんな遅い時間になっちゃったの…」
('A`)「黒魔法の薬草…か?」
( ^ω^)「黒…魔法?」
ξ゚听)ξ「対象者に攻撃をしたり、健康を損なわせることができる魔法。それが黒魔法。
      私は、黒魔法を専門に修める『黒魔術師』なの」
( ^ω^)「へぇ。黒魔術師…」
('A`)「それで、帰り道に運悪くオーガに襲われたって訳か」
ξ゚听)ξ「ええ。でも…」
( ^ω^)「どうしたお?」
ξ゚听)ξ「あなた達こそ、どうしてここに?」


54 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:56:14.66 ID:uDrXi0Zh0
ブーンは、ガーランドの影を追って旅をしていることを手短に説明した。
ツンは一瞬ピクリと反応したが、それ以外は終始興味がなさそうだった。
ξ゚听)ξ「ふうん…ガーランド…か」
ξ゚听)ξ「…ま、とにかく、こんな場所にいても仕方ないわ。
     野宿するつもりだったんでしょ?今夜はウチに泊まるといいわよ」
(*^ω^)「いいのかお?」(フラグかお?)
ξ゚听)ξ「ええ。助けてくれたお礼よ。
      お婆ちゃんもきっとあなた達を歓迎してくれるわ。さ、付いてきて」
( ^ω^)「オッスオッス」




(´・ω・`)「ドクオの兄ぃ、これはチャンスと違いますかい?ひっひっひ…」
('A`)「何のキャラだそれ…。それに俺はそんなん考えちゃいねーよ」
(´・ω・`)「うぅん、いけずゥ」
('A`)「ほら、さっさと来いよ。置いてくぜ」


55 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:57:38.42 ID:uDrXi0Zh0



オーガC「……ぐ…」


その時、彼らは誰一人として、背後に転がっているオーガの死体が、微かに動いていることに気が付かなかった。
オーガC「ガ…ガボッ…ま…まだだ…まだ俺は死んじゃいね…ガボッ」

オーガはまだ死んでいなかったのだ。

オーガC「もう肉なんざどうでもいい……奴らを粉々…にしなきゃ…気が…済まねぇ…ガバッ…」
オーガはやっとのことで立ち上がると、ブーン達に気付かれないように、背後からそっと近づいた。

( ^ω^)
('A`)
ξ゚听)ξ
(´・ω・`)

ブーン達は気が付かない。

オーガC「ぎっひっ…ひひ…ひ…」
オーガは棍棒を振りかぶった。

56 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 00:59:32.43 ID:uDrXi0Zh0

その時である。

ヒュッ、と空気を切る音。

オーガC「……おごっ!?」
同時に、オーガは攻撃を中断し、大きな音をたてて崩れ落ちた。
オーガA「お……おのれ…だ……れ……」
オーガは声にもならぬほど小さく呟くと、再び動かなくなった。

ここでやっと、ブーン達はオーガに気が付いたのだった。

(;^ω^)「こ、こいつはさっきの…?」
('A`)「まだ生きてたのか…」
ξ゚听)ξ「…ねえ見て、これ」
ツンはオーガの後頭部を指差した。
( ^ω^)「これは…」
そこには、小さなナイフが深く深く刺さっていた。だが、周りには誰もいない。
( ^ω^)「投げナイフ…?」
ブーン達ははっとして、ナイフが飛んできたと思われる方向を見た。
しかし、残り火も既に消えつつあり、闇が広がってしまった今は確認することは不可能だった。


57 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:01:34.30 ID:uDrXi0Zh0
('A`)「ナイフ…」
だが、ただ一人、ドクオには心当たりがあった。

『ぐぅ…一体どこから…飛んできた…?』
『うおおおおおおおお!!」 』
『今だーーッ!!起きてんだろテメーーーーッ!!!!!」 』

三日前に起こった、今もなお鮮烈に残る記憶。ガーランドとの闘いにて、突然現れたあの男。
('A`)「まさか…奴が…。しかし何故?」
( ^ω^)「ドクオ、どうしたお?」
('A`)「ああ…」
ドクオは、ナイフに心当たりがあることを説明した。


58 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:02:56.12 ID:uDrXi0Zh0

( ^ω^)「ああ、あの時の人かお…」
('A`)「ああ…だけど、だとしたら、何故奴はこっちに来ない…?
    味方だったらこっちにきて『大丈夫か?』の一言くらいくれてもいいだろ?」
( ^ω^)「……」
('A`)「少し警戒しながら歩こう。もし奴だとしても、目的が分からない以上は気を付けた方がいい」

一行は再び、洞窟を目指し、歩を進め始めた。






( ゚∀゚)(ふう…ったく面倒なことになっちまった…。何で助けてんだよ俺…。奴らが死ねば好都合じゃねーか…)
( ゚∀゚)(ま、それは何とかなるか…。しかしモツ煮の野郎、どこ行きやがったんだ。今度会ったらタダじゃおかねぇ…)
( ゚∀゚)(タダじゃ……)


59 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:04:16.16 ID:uDrXi0Zh0
ξ )ξ「さ、着いたわ。ここよ」

それから歩き続けて約三十分。
ブーン一行は、ツンの住む洞窟に到着した。

森が途切れ、月の明かに照らされた場所にそれはあった。
大きくそびえ立つ岩山。そこに一つ、ぽっかり穴が開いている。
その穴の奥に、木製の扉が見えた。


60 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:05:09.95 ID:uDrXi0Zh0

ツンによると、彼女はここで、マトーヤという老婆と二人で暮らしているらしい。

マトーヤは名の知れた黒魔導師で、その昔、世界中を旅し、様々な伝説を残したという。
そして、現在もなおその伝説は語り継がれており、世界で最も有名な魔女と言われているらしい。

ちなみに、ドクオはマトーヤのことを知っていた。ドクオ曰く
('A`)「魔法使いでマトーヤの名を知らない人間は恐らくいない。
    あんたが伝説の魔女の孫とはな。納得だよ」
とのことだった。
そして、伝説の魔女にこれから会えるためか、ドクオはいつもより幾分か嬉しそうな様子だった。


61 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:06:32.15 ID:uDrXi0Zh0
( ^ω^)「へえ。ここが…」
('A`)「デカいな。この岩山の中全体が洞窟なのか?」
三人は洞窟の中に足を踏み入れた。
ξ )ξ「そんなに広くないわ。洞窟はほんの一部だけ」
そして、ツンは木製のドアを開けた。


内部は、岩肌が露出した廊下が奥まで続いており、両方の壁に転々とランプが付いている。
暗くはないものの、せいぜい足元が把握できる程度で、本が読める程の明るさではない。

ブーンは、高速道路のトンネルにいるような印象を感じた。


62 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:07:47.66 ID:uDrXi0Zh0
ξ゚听)ξ「さ、入って」
ツンが催促したその時。
('A`)「ああ……ん?」
シャカシャカと、なにやら乾いた植物を引きずる様な音が三人の耳に聞こえてきた。
――と、遠まわしな表現をしたが、早い話、ホウキをはく音である。
その音は奥から聞こえてくる。段々とこちらに近づいている様だ。
( ^ω^)(こんな時間に掃除してるのかお…?)

ブーンがそう思ったその時だった。


63 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:08:33.27 ID:uDrXi0Zh0

(;'A`)「ちょ!痛い痛い!何だよこれ!?」
音が急に聞こえなくなったかと思うと、何とホウキが、ドクオをバシバシと叩いているではないか。
だが、それを持っている者は誰もいない。
ひとりでに動くホウキを見て、ドクオはまるで透明人間に襲われているかのように感じた。
(;^ω^)「…?……?」
そして、どう判断すればいいかわからずに呆気にとられるブーン。
だがその後、更に驚くことになる。


64 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:09:46.27 ID:uDrXi0Zh0
ホウキ「オマエラ、ナニモノダ!?」
(;^ω^)「しゃ、喋ったお!ホウキが喋ったお!」
こちらの世界に来てからは、大したことでは驚かなくなっていたブーンではあったが、
喋るホウキを見たとあっては、さすがに驚かざるをえなかった。

ξ゚听)ξ「やめなさい、ほっちゃん!」
('A`)(ほっちゃん?)
ホウキ「アッ!ツンオジョウサマ!」
ほっちゃんと呼ばれたホウキは、ツンの命令を受け、ドクオから離れた。
ξ゚听)ξ「この人達は私の命の恩人よ。無礼は許さないわ」
ほっ「エッ!ソウナンデスカ?」


65 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:11:12.80 ID:uDrXi0Zh0
ツンは、人語を喋る奇妙なホウキにブーン達に助けられたことを説明した。
ほっ「ソウデスカ。オジョウサマノイノチノオンジントハ…。モウシワケアリマセン…」
ホウキのほっちゃんは、自らの体を大きく曲げた。これが彼?なりの反省の表れらしい。
('A`)「いや、いーよ。気にすんな。それにこっちにはもっと変なのがいるし」
(´・ω・`)「私!?私のことなのね!?」
ほっ「ウワッ!?」
('A`)「な?」

(´・ω・`)「ほっちゃーーん!ほ、ほーっ、ホアアーッ!! ホアーッ!!」
ほっ「ウワッ!チョ、チョットヤメテクダサ…ワッ…!ウワーッ!!」

('A`)「やれやれ…」


66 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:14:56.85 ID:uDrXi0Zh0



ξ゚听)ξ「おばあちゃんは?もう寝ちゃった?」
ほっ「イエ、マダオキテオラレマス。ツンサマノコトヲタイヘンシンパイシテオラレマシタ」
ξ゚听)ξ「…そう。今どこにいる?寝室?」
ほっ「イエ、イマニイラッシャリマス。
   デハ、ワタシハヒトアシサキニ、マトーヤサマニオツタエシテマイリマス」
言うが早いが、ホウキのほっちゃんは空中に浮かぶと、そのまま廊下の奥に飛んでいった。

('A`)「しかし…何だ?あのホウキは」
ドクオが軽く悪態をついた。
許したとは言ったものの、まだちょっぴり機嫌が悪い様子だ。
ξ゚听)ξ「ウチの召使いよ。おばあちゃんが魔法でホウキに命を込めたの。
     掃除はもちろん、炊事に洗濯まで何でもやってくれるわ」
( ^ω^)「へぇ。便利だお」
ξ゚听)ξ「おばあちゃんは目が見えないのよ。
      だから、身の回りの世話をしてくれる人が必要だ、って。人じゃないけどね」
('A`)「目が見えない?」
ξ゚听)ξ「ええ。おばあちゃんは『水晶の目』っていう道具を目の代わりに使ってたの。
      でも、半年前、水晶の目は突然、誰かに盗まれちゃって…」
( ^ω^)「水晶の目…かお」


67 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:15:53.86 ID:uDrXi0Zh0
ξ゚听)ξ「ここが居間よ。ちょっと待ってて」
ツンは二人を待たせ、部屋に入っていった。

ξ゚听)ξ「ただいま」
婆「おおツンや…。良かったよ無事で…」

中からツンと老婆らしき声の会話が聞こえてくる。
老婆がツンの無事を安堵し、喜んでいるようだ。

しばらくして、中から『入って』と声が聞こえてきた。


68 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:17:27.43 ID:uDrXi0Zh0
        ___  o
       ( ;;;;;_;;;;; )/'''
     丶.-'~;;;;;;;;;;;;;;~'-、
    /~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;,ヽ、
   ,;';;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ、
  ./;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヘ
  l;;;;;;;;;'   ~''''''''''~    ';;;;;;;;l
  .l;;;;;;;;;;            ;;;;;;;l
  l;;;;;;;;;;'             . ;;;;;;l
  k;;;;;;;'  ''''''    '''':::::::    ;;;;;l
 ヘ ヽ;;  (●),   、(●)、.::;; ノ 
   ∧.   ,,ノ(、_, )ヽ、,,   l   
  / キ   `-=ニ=- '   /ヽ、
 ./   ヽ 、  `ニニ´  /   ヽ
 /    ヽヽ、_ ___ /      |
       `\\//     

「あんた達かい。孫を助けてくれたのは。ありがとねぇ」

( ^ω^)「!」
('A`)「!」
(´・ω・`)「!」
ブーン達は一瞬、言葉を失った。この時はショボまでもが驚き、いつものノリを失っていた。


69 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:18:17.14 ID:uDrXi0Zh0
(;^ω^)「ダ……ダディさんにそっくりだお…」
ブーンのこの言葉に、ツンとマトーヤが反応した。
ξ゚听)ξ「…え?」
マト「ダディ…?今、ダディって言ったのかい!?」
( ^ω^)「え…?言いましたお」
マト「あんたらはダディの知り合いかい…。ダディは私の息子だよ」
(;^ω^)「ええ!?」
マト「ダディは…ダディは元気かい…?」

( ^ω^)「……」
('A`)「……」
(´・ω・`)「……」


70 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:19:06.54 ID:uDrXi0Zh0
三人はテーブルを囲み、椅子に腰掛けた。

そして、ブーンが光の戦士であることと、コーネリアでの事件を説明し、ダディはガーランドに殺害されたことを伝えた。
そしてドクオとショボは、あの世でダディに助けられたことも話した。

マト「…そうかい…。ダディは死んじまったのかい…」
ξ゚听)ξ「………」
('A`)「…俺がこうやって生きてるのも、ダディさんのおかげです。あの人には感謝しきれません…」
マト「…そうかい。ダディは立派になってたんだねぇ…」


71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/21(金) 01:21:30.96 ID:YzRl/nWE0
くっ・・・駄目だ、笑う場面じゃないのに・・・・っ!

72 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:22:22.74 ID:uDrXi0Zh0
ξ )ξ「…私、疲れちゃったから先に寝るわね」
ツンはひょいと席を立つと、ふらふらとした足取りで居間から出ていった。
マト「…かわいそうにねぇ。あの子も…」
( ^ω^)「まさか、ツンって…」
マト「ああ。その通りさ。あの子はダディの娘さ」
(;'A`)「ダディさんには悪いが…信じられん…」
( ^ω^)「複雑だお…。こんな形でダディさんの家族に会うなんて…」


73 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:23:32.33 ID:uDrXi0Zh0
マトーヤは、ダディの過去をぽつりぽつりと語り始めた。
マト「ダディは昔から血気盛んな子でねぇ、『これからの時代は剣術だ。魔法なんか古い』ってしょっちゅう言ってたよ」

マト「それで、ここを出たのが20年前。ダディが15歳の時さ。
   どうしてもコーネリアで兵士になるって聞かなくてね。私の反対を押し切って出て行っちまったのさ」

マト「それから10年後さね。ツンを連れてふらっと帰ってきたのは。『この子の面倒を見て欲しい』だなんてさ。
   私が『母親はどこの誰だ』って聞いても、あの子は『答えられない』って言うきりさ」


74 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:24:42.74 ID:uDrXi0Zh0
マト「わたしゃ何か理由があるんだろうと思ってそれ以上のことは聞かなかった。
   いずれわかる時が来る。そう思ってね。でも…」

マトーヤは大きなため息をついた。

マト「それから半年後のことさ。コーネリア大陸との連絡橋が倒壊したって知らせを聞いたのは」
( ^ω^)「……」
マト「どうやら、魔物に壊されちまったらしい。詳しいことは知らないがね。
   その頃からだよ。魔物が人を襲うようになったのは」
('A`)「……」

マト「とにかく、コーネリアからこちらに来る手段がなくなっちまった。あの頃から船も出なくなっちまったからね。
   でも、いずれ会えることを信じていた。私もツンも…」
( ^ω^)「……」


75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/21(金) 01:24:43.98 ID:71zAKUzGO
おもしろいwがんがれw

>>71
不覚にも私も婆でコーンスープ吹きかけた

76 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:25:28.11 ID:uDrXi0Zh0
マト「まあそんな訳さ。すまなかったね。老人の長話なんかに付き合わせちゃって」
( ^ω^)「いえ…そんなことはないですお」
マト「さ、もう遅い時間だ。朝早く出るんだろ?ホウキに部屋を案内させるよ」
待ってましたとばかりに、マトーヤの隣置かれていたホウキ、ほっちゃんが動き出した。
ほっ「アンナイシマス。ツイテキテクダサイ」
( ^ω^)「…それじゃ、失礼しますお」
マト「ああ…」

ブーンがドアを開けようとしたその時。


77 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:27:20.27 ID:uDrXi0Zh0
ξ゚听)ξ「待ちなさい」
ツンが居間に入ってきた。
マト「ツン…」
ツンの目は先程より赤く腫れている。恐らくは部屋で泣いていたのだろう。

ツンは口を開いた。
ξ゚听)ξ「あんた達、世界を救うために旅をしてるって言ったわよね」
( ^ω^)「…?」

ξ゚听)ξ「その旅に私も連れていきなさい」
('A`)「え?」
マト「…?」
(;^ω^)「ツ…ツン?」


78 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:31:46.07 ID:uDrXi0Zh0
ξ゚听)ξ「勘違いしないで。私はそのガーランドって奴に父の復讐をしたい訳じゃない」


ξ゚听)ξ「父はガーランドと戦い、そして死んだ…
      ま、父は兵士よ。それだけを見れば仕方ないかもしれない。でも」
ξ゚听)ξ「あんた達の話によれば、そのガーランドって奴、前まではまともだったんでしょ?」
('A`)「ああ…」
ξ゚听)ξ「その男の突然の暴走。そして光の戦士、ブーンの登場。これは偶然な気がしないの」
ξ゚听)ξ「そのガーランドって奴の謎を解けば、歪んでしまった世界は救われる。そんな気がするの」

ツンは一呼吸を置いた。
ξ゚听)ξ「それに何より、この歪みのせいで、私みたいに家族が離ればなれになったって人が絶対にいると思うの」
ξ゚听)ξ「そういう人たちを私は助けたい。手遅れになる前に……」


マト「ツン…」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/21(金) 01:35:49.08 ID:YzRl/nWE0
ツンかっこいいよツン

80 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:36:36.81 ID:uDrXi0Zh0
ξ゚听)ξ「ま、それが理由ね。文句ある?」

(´・ω・`)「異議あり!!」
(´・ω・`)「被告人は致命的な嘘をついている!それは」
('A`)「文句なんかあるわけがねー。な?ブーン」
( ^ω^)「もちろんだお!これから宜しくお!」
ξ゚ー゚)ξ「ええ。こちらこそ」
ツンは、ブーン達と固い握手をした。
ξ゚听)ξ「おばあちゃん…」
マト「ああ。もちろん止めはしないさ。気をつけるんだよ…」
ξ゚听)ξ「うん!」

( ^ω^)「さ、明日も朝は早いお。今夜はもう寝るお!!」
('A`)「ああ」
ξ゚听)ξ「フフ、そうね」
ほっ「サア、オヘヤヲアンナイシマスヨ」

皆、それぞれの寝室へ向かった。居間の明かりは消され、真っ暗になった。



そして、その誰もいなくなった部屋に、一人(?)の男が佇んでいた。

81 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:37:36.52 ID:uDrXi0Zh0
(´・ω・`)「ちょっとー。俺の扱いひどくない?」


第七話 終




82 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:42:24.35 ID:uDrXi0Zh0
これで第七話は終わりです。
第八話も貼る予定でしたが、今日は疲れたんで明日にします。

ってな訳で明日また同じくらいの時間に来ます。
今日も読んでくださった方、ありがとうございました。また明日お会いしましょう。

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/21(金) 01:42:40.66 ID:q7DztT3/0
乙!
いやぁ、かなり読み応えがあってよかったよ!

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/21(金) 01:50:27.80 ID:YzRl/nWE0

できれば、頑張って保守するぜ。

85 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 01:53:34.99 ID:8vR4LIb8O
よーしパパも保守しちゃうぞー

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/21(金) 01:56:25.53 ID:8vR4LIb8O
所々にツンの目がないのは気にしないで欲しい。


ぶっちゃけただのミス

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/21(金) 01:59:56.34 ID:q7DztT3/0
>>86
目無いから>>61とかツンが悪い奴かと思っちゃったよww
修正する?

88 名前: ◆0q32MjEv.A :2006/07/21(金) 02:03:40.44 ID:8vR4LIb8O
ほんとだwww悪い人っぽいwwwww

うん、修正する

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/07/21(金) 02:07:32.97 ID:q7DztT3/0
>>88
おk、任せておけ!


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