（　＾ω＾）ブーンが人形使いになったようです

ニュー速VIPに戻る元のスレッド全部 1- 101- 201- 301- 最新50

1 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 21:59:20.19 ID:fxalm6I80: １２月９日。ニューソクシティーのオフィス街のビルの間の路地で死体が発見された。
朝の通勤時間なので出勤するサラリーマン達がショボン達刑事を横目に歩いていた。

（´･ω･`）「これで今月に入って４人目かあ。」

ショボンは死体から離れてタバコを吸っていた。
肺から吐き出される煙を見ながらボンヤリと考え事をしている。
死体を調べていたモララーがショボンの元に戻ってきた。

(　･∀･)「死亡推定時刻は１２月８日の深夜１時から３時くらいの間ですね。
こんな路地で死んでいたので発見が遅れたようです。
そして、今度の死体は左腕がありません。今までの犯人と同一犯と見てよいかと思います」

（´･ω･`）「まあ、左脚、右脚、右腕とくれば次は左腕だろうしね。」

(　･∀･)「しかし、毎回体の一部を切り取っているのはどういう意味があるんでしょうね？」

（´･ω･`）「さてねえ。サッパリわからないないよ。」

(　･∀･)「猟奇殺人犯の考えはわからないって感じでしょうか？」

（´･ω･`）「猟奇殺人とは言い切れないけどね。」

(　･∀･)「え？なぜですか？」
2 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 21:59:48.12 ID:fxalm6I80: （´･ω･`）「猟奇殺人犯だったら毎回違う場所を丁寧に切り取るなんてするかなあ。
脚フェチや腕フェチだったらずっと脚とか腕とかばっかり切ってそうだけど。」

(　･∀･)「はぁ、そんなもんですかねえ？」

（´･ω･`）「まあ、まだ予想だよ。これからもっと調べて真相を突き止めるのが僕達の仕事さ。
モララー君、もうちょっと調べてきてよ。」

(　･∀･)「はい、では行ってきます。」

モララーが再び被害者の死体を調べに戻った時、ショボンのところに１人の男が現れた。
手には缶コーヒーを２本持っている。

（　＾ω＾）「ショボン刑事。差し入れですおー。」

（´･ω･`）「・・・。」

（　＾ω＾）「あれ？どうしたのかお？熱いうちにどうぞですお。」

（´･ω･`）「大学時代の友人としての差し入れかネタ集め大好きな週刊誌のライターとしての差し入れかどっち？」

（　＾ω＾）「そりゃもちろん週刊誌のライターとしての差し入れですお。」

（´･ω･`）「・・・。」

（　＾ω＾）「うそだお。大学時代の友人としての差し入れだお。」
3 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:01:01.12 ID:fxalm6I80: そういとブーンはショボンに缶コーヒーを手渡した。
ブーンは缶コーヒーの蓋を開けるとグビグビと飲み始めた。

（　＾ω＾）「で、犯人の目星とかはついてるのかお？」

（´･ω･`）「うーん、ついてないねえ。」

（　＾ω＾）「またまたご冗談お。名刑事ショボンさんならもう犯人とかわかってるはずだお。」

（´･ω･`）「うかつなこと言うとまた君の雑誌に書かれるからなあ・・・。」

ショボンは困った顔をした。

（　＾ω＾）「いやいや、僕は読者のニーズに応えているだけだお。で、捜査状況はどんな感じかお？」

（´･ω･`）「いや、今回は真面目なところまだ何もつかめていないんだよ。」

（　＾ω＾）「・・・そうかお。」

（´･ω･`）「ただ、まだ犯行は終わらないだろうね。」

（　＾ω＾）「それは次の犠牲者が出るってことかお。」

（´･ω･`）「いや、それは何としても阻止したい・・・んだけどね。」

ショボンはタバコを携帯灰皿に入れて消すと、ブーンからもらった缶コーヒーを飲みはじめた。
4 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:01:32.76 ID:fxalm6I80: 缶コーヒーを飲んでいるショボンはブーンの横に置いてある、
アタッシュケースとスノーボードが入っているような皮のケースを見つけた。

（´･ω･`）「そういえばブーンは旅行にでも行くの？」

（；＾ω＾）「え？あ、ああこれは缶詰用の準備だお。」

（´･ω･`）「カンヅメ？」

（；＾ω＾）「これから年末進行で原稿を死ぬほど書かなきゃいけないからホテルに篭るんだお。」

（´･ω･`）「そのスノーボードみたいなのは？」

（；＾ω＾）「あ、えと、これはテーブルだお。家にあるテーブルでないと落ち着かないんだお。」

（´･ω･`）「ふーん。そうんなんだ。やけに小さいテーブルだね。」

（；＾ω＾）「ま、まあいいじゃないかお。小さくても。」

ブーンがしどろもどろになりながら説明をしているとモララーがショボンを呼びにきた。

(　･∀･)「ちょっと気になることがあるんですが見てもらえますか？」

（´･ω･`）「わかったよ。じゃ、行こうか。」
5 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:02:38.61 ID:fxalm6I80: ショボンはブーンの顔を見る。

（　＾ω＾）「あ、僕もそろそろ行くお。」

（´･ω･`）「うん、じゃあね。」

ショボンは死体の方へ向かって歩き出そうとしたが、立ち止まりブーンに向かって言った。

（´･ω･`）「ああ、そうだ。１つだけわかってることがあったんだ。
死体の年齢がみんな同じなんだよね。職業とかはフリーターとかＯＬとか主婦とかバラバラだけど。」

（　＾ω＾）「・・・なるほど。ありがとうだお。」

ブーンはポケットから手帳を取り出すとショボンの情報を書き込んだ。

（´･ω･`）「コーヒーありがとう。それじゃまたね。」

ショボンはブーンの元を去っていった。

被害者の死体へ向かって歩くショボンの背中を見ながらブーンは呟いた。

（　＾ω＾）「警察の方はまだ真相は掴んでいないと見てもいいかお。」

その時、ブーンの横に置いてあるアタッシュケースの内側からドンという音がした。

（；＾ω＾）「ちょｗｗｗ。こんなところで騒がないでおｗｗｗ。」

ブーンはアタッシュケースと皮のケースを両脇に抱えると急いでその場を走り去った。
6 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:03:13.45 ID:fxalm6I80: ホテルシベリアの１室に入ったブーンはベッドの上にアタッシュケースを置き、開けた。
中には黒いゴスロリの衣装を着た人形が入っていた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「まったく、いつまでアタッシュケースの中に閉じ込めておくのよ。狭いったらありゃしないわよ。」

人形はブーンに向かって話し始めた。右目が真紅のように赤く、左目がエメラルドブルー。
俗に言うヘテロクロミア（虹彩異色症）だった。人形なのであまり気には止められないが。

（；＾ω＾）「ご、ごめんだお。ちょっとショボンから警察の動向を聞くのに時間がかかったんだお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「で、状況はどうなの？」

（　＾ω＾）「警察の方はまだ何も掴んでいないようだお。だから僕達は今まで通りに動くことにするお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「わかったわ。じゃあ、夜になったらＴ.Ｎ.Ｅ.を探し始めるということね。」

（　＾ω＾）「そうなるお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「今日の索敵は誰かしらね。」

（　＾ω＾）「さあ、まだわからないお。調和機構の方からはまだ何も連絡来てないお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「そう。」

（　＾ω＾）「まあ、夜になるまでは待機だお。」
7 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:04:02.86 ID:fxalm6I80: ブーンはアタッシュケースからノートパソコンを取り出すと電源を入れた。

（　＾ω＾）「さて、今のうちに一気に原稿を仕上げないと年を越せないお。」

ブーンはカタカタと原稿を打ち始める。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「・・・ねえ。」

ブーンは夢中になって原稿を打ち続けている。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ねえってば。」

（　＾ω＾）「ん？何かお？」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「遊ぼうよ。」

（　＾ω＾）「こっちは仕事で忙しいんだお。ＴＶでも見てててお。」

ブーンはツンの方をむかずにひたすらノートパソコンのキーボードを打ち続けている。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「朝やってるＴＶなんて面白いのないんだけど。」

（　＾ω＾）「・・・。」

ブーンはツンを無視して仕事に集中した。
8 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:04:05.22 ID:hSSjt1z90: http://www.gazo-knight.info/
9 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:04:26.19 ID:fxalm6I80: ξﾟ⊿ﾟ)ξ（まあ、しょうがないか・・・。仕事やりつつＴ.Ｎ.Ｅ.退治なんて大変だしね。）

しばらくはＴＶを見ていたツンだがやはり面白くないらしく、暇を持て余しだした。
やがてブーンの横にやってきて、ノートパソコンを覗き見していた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「・・・クリスマスイヴに過ごすならこんなホテルがお勧め・・・。
ホテルシベリア・・・ってこのホテルじゃない。」

（　＾ω＾）「取材も兼ねてこのホテルを予約したんだお。そうでないと経費で落ちないお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「しっかし、こんなクリマスイヴの情報の原稿を書いても空しいわよね。
ブーンにはクリスマスイヴに誘う相手もいないみたいだし。」

（　＾ω＾）「・・・いるお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「え！？」

（　＾ω＾）「僕にだって誘う予定の人くらいいるお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ちょ、ちょっと誰なのよそれは！」

（　＾ω＾）「それは教えられないお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ちょっと！教えなさいよ！」

ツンはブーンの襟首を掴んだ。
10 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:05:06.00 ID:fxalm6I80: （；＾ω＾）「ウグググッ！く、苦しいお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「あ、ご、ごめんなさい。」

ツンは手を離した。ブーンは咽ている。

（；＾ω＾）「ツンは普通の人形じゃないんだからちょっと手加減しないと危ないお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ごめんね。」

ツンは素直に謝った。息を吹き返し落ちついたブーンは言った。

（　＾ω＾）「まあ、もうすぐお昼だしご飯でも食べに行こうかお。
屋上のレストランはおいしくて景色もいいらしいお。」

ξﾟーﾟ)ξ「うん！行きましょう。」

ツンは笑顔で応えた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ（なんかはぐらかされたような気もするけど・・・ま、いっか。）

２人は部屋へ出ると屋上のレストランへ向かった。
11 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:05:22.75 ID:fxalm6I80: その日の夜、ブーンの携帯に連絡が入った。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ（なぜ着信音が走れ正直者？）

（　＾ω＾）「はい・・・はい・・・わかりましたお。
では、Ｔ.Ｎ.Ｅ.を発見次第連絡をお願いしますお。」

ブーンは携帯を切った。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「どうだった？」

（　＾ω＾）「今日の索敵はフサギコさんみたいだお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「じゃあ、クーが索敵するのね。それなら安心かな。」

（　＾ω＾）「まあ、僕達はいつでも出発できるように準備しておこうかお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「そうね。」

ブーンは部屋の壁に立てかけてある皮のケースの側面についているチャックを下ろした。
ケースの中には巨大な大剣が鞘に収めれられていた。
とは言っても人形が持つサイズの大剣なので人間が持つとそれほど大きくは見えない。
ブーンは大剣をツンの背中に装着させた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「燃えてくるわぁああ。」

（　＾ω＾）「あんまりやりすぎないようにだお。」

そう言いながらブーンは手の甲の部分に紋章が描かれている手袋をはめた。
12 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:05:55.54 ID:fxalm6I80: ニューソクシティーのオフィス街にあるビルの屋上にフサギコはいた。
手にしたアタッシュケースを開けると中にはクーが入っていた。

ミ,,ﾟДﾟ彡「さて、索敵をはじめようか。」

川ﾟ -ﾟ)「了解した。」

黒いスーツを着たクーは屋上の真ん中あたりへ移動する。

ミ,,ﾟДﾟ彡「じゃ、ドールコマンド（人形指揮）をはじめるよ。」

フサギコは手の甲の部分に紋章が描かれている手袋をはめた。
そして、精神を統一すると指揮者のように両手を軽やかに動かし始めた。
その途端、クーの体から青いオーラのようなものが溢れ出した。
それはゆらゆらと炎のようにクーのまわりで揺らめいている。

川ﾟ -ﾟ)「索敵を開始する。」

クーのまわりで揺らいでいるオーラが複数の丸い塊となりクーの側から離れて空へ散っていった。
そして、クーはゆっくりと目を閉じた。
それからしばらく時間がすぎたがその間ずっとフサギコは両手で指揮者のような動きを続けていた。

川ﾟ -ﾟ)「ニューソクシティーの１０分の１の索敵が完了した。Ｔ.Ｎ.Ｅ.は確認できなかった。」

しばらくすると丸い塊のオーラがすべてクーの元へ戻ってきた。

ミ,,ﾟДﾟ彡「よし、一旦休憩しよう。」
13 名前：ｺﾝﾋﾟｭｰﾀ法務部だって！sageないと逮捕されるらしいぞｗｗｗｗ ：2006/05/25(木) 22:05:59.96 ID:TnhhQoBB0: ちょｗｗｗｗｗｗｗｗ面白いｽﾚ見つけたｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ今週一番の祭りの予感ｗｗｗ
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

株式会社噂の眞相
http://money4.2ch.net/test/read.cgi/recruit/1147888382/

2 名前：dfjh2446（ｺﾝﾋﾟｭｰﾀ法務部）　投稿日：2006/05/19(金) 14:21:23
　　　　　

　　　　　　【警告】

このスレは絶対にsage進行でお願いします。
あげた人は,刑法361条「勧告無視に関する法律」に抵触するため、
即警察に通報します。
また民法902条の「肖像権の侵害」も適用されます。
個人情報保護法も特別に適用外となりますので、
逆アクセス探知により容疑者を特定します。
（serendr7896）

sageないと逮捕されるらしいぞｗｗｗｗｗｗｗみんなでageに行こうぜｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
14 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:06:27.76 ID:fxalm6I80: フサギコは両手の動きを止めるとその場に座り込んだ。
クーのまわりで揺らいでいるオーラも消えた。

ミ,,ﾟДﾟ彡「もうすぐ０時か。とりあえず０時過ぎたら索敵を再開することにしよう。」

川ﾟ -ﾟ)「了解した。」

空を見上げながらフサギコは言った。

ミ,,ﾟДﾟ彡「それにしても何でＴ.Ｎ.Ｅ.は人間の体の一部を切り取ったりしてるんだろうな。」

川ﾟ -ﾟ)「確かにそこは腑に落ちないな。Ｔ.Ｎ.Ｅ.は無差別に人間を殺しているだけの存在だと思っていたが。」

ミ,,ﾟДﾟ彡「今までにないパターンだけに簡単に終わるとは思えないな。」

川ﾟ -ﾟ)「そうだな。まずはＴ.Ｎ.Ｅ.を見つけないと話が進まない。」

ミ,,ﾟДﾟ彡「ああ。」

腕時計を見たフサギコは立ち上がると再び両手を動かしはじめた。
15 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:07:19.29 ID:fxalm6I80: （　＾ω＾）「どうだお！１０のスリーカードだお！」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「残念。私はＡのスリーカードよ！」

（　＾ω＾）「ま、また負けたお・・・。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「これで明日、私の新しい服を買ってもらうの決定～。」

ツンが嬉しそうにはしゃいでいる。

（　＾ω＾）「ま、まあ約束だからしょうがないお。」

その時、ブーンの携帯の着信音が鳴った。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ（なんで着メロが異邦人？）

（　＾ω＾）「もしもしブーンですお。はい・・・はい・・・わかりましたお。」

ブーンが携帯を切った。

（　＾ω＾）「フサギコさんがＴ.Ｎ.Ｅ.を見つけたそうだお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「場所は？」

（　＾ω＾）「ニューソクシティーの南の方にあるラウンジ商業会館のあたりらしいお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「よし、じゃあ行くわよおお！！」

ブーンとツンはホテルシベリアを出るとラウンジ商業会館に向かった。
16 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:07:47.64 ID:fxalm6I80: ブーンとツンはラウンジ商業会館に到着した。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「さて、どこにいるのかしらね。」

（　＾ω＾）「うーん、とりあえずは地道に探してみようだお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「じゃあ、まずはガレージあたりから調べましょうか。」

ブーンとツンはラウンジ商業会館の隣にあるガレージに向かった。
ガレージは４階建ての立体駐車場だったがツンはその３階あたりの方を見上げると声を上げた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「いたわっ！行っくわよおおお！！」

ツンは立体駐車場に向かって全力で駆け出していく。
人形なのにそのスピードは人間よりも遥かに速い。まるで獲物を狙うライオンかのように。

（　＾ω＾）「ちょ、ちょっと慌てすぎだお。」

ブーンが急いでツンの後を追う。
17 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:08:31.06 ID:fMH8KPbt0: >>1は昨日投下した>>1と一緒？
18 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:09:51.73 ID:fxalm6I80: >>17
同じですよー。落ちたんで昨日の分投下してから今日の分投下します。
19 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:10:07.79 ID:fxalm6I80: ブーンが立体駐車場の３階に行くと既にツンはＴ.Ｎ.Ｅ.と戦っていた。

（　＾ω＾）「あれは・・・ブラックアイ（黒い瞳）かお。」

ツンの戦っているＴ.Ｎ.Ｅ.はブラックアイ（黒い瞳）と呼ばれているＴ.Ｎ.Ｅ.だった。
バレーボールくらいの大きさの真っ黒な球体の表面に巨大な１つ目があり、
背中には鳥の羽が生えている不気味な生物だった。
実際のところ生物かどうかもわからないのだが。
わかっているのはどこからか現れては無差別に人間を殺すことだけ。
そのため、Ｔ.Ｎ.Ｅ.（The　Natural　Enemy：天敵）と人間が勝手に呼んでいる。

（　＾ω＾）（まあ、３、４匹くらいなら僕が何もしなくてもツンなら倒せそうだお。）

ブーンの予想通りツンは自分の体と同じくらいの大きさの大剣をものともせずに、
ブンブンと振り回してＴ.Ｎ.Ｅ.を次々と切り落していく。
ブーンがその様子を黙って見ているうちにツンは最後のブラックアイを横薙ぎに切り落した。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「全然手ごたえないわあ。こいつら弱すぎー。」

（　＾ω＾）「ツンが強すぎるだけだお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「まあねえ。」

ツンはニンマリと笑顔になった。

（　＾ω＾）「じゃあ、フサギコさんにＴ.Ｎ.Ｅ.殲滅完了の連絡するお。」

ブーンは携帯をポケットから取り出した。
その時、ブーンとツンは何か激しい波動のようなものを全身に感じた。
20 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:10:23.49 ID:fxalm6I80: （；＾ω＾）「な、なんだお！この感覚！」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「何か来るわ！」

ツンは立体駐車場の端まで走り寄り、ラウンジ産業会館の屋根の上の方を凝視した。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「な、何あれ・・・？」

ラウンジ産業会館の上空に巨大な黒い球体が浮かんでいた。
大きさ的には一般乗用車程度の大きさであったが、
黒い球体から発せされる禍々しい波動はブーン達にも感じ取れた。
全身が凍りつくような感覚。じっとしているだけでも体中の力を奪われてしまいそうだった。

（；＾ω＾）（こいつはヤバイお！）

ブーンは本能的に危険を察知した。そして、携帯で写真を撮るとすぐさま調和機構に画像を送った。
しばらくするとブーンの携帯に返事が返ってきた。ブーンは焦る気持ちを抑えながら返事を読む。
そこには『照合解析完了。ビッグアイ（巨大な瞳）の可能性９５％。戦闘パターンはデータなし。』と書いてあった。

（；＾ω＾）「ビ、ビッグアイ！mjdk！！！」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ビッグアイって何？」

（；＾ω＾）「ビッグアイって言えば強さ不明のＴ.Ｎ.Ｅ.だお！
ブラックアイの親玉みたいな存在らしいけどまさかほんとにいるとは思わなかったお！」
21 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:10:42.23 ID:fxalm6I80: ξﾟ⊿ﾟ)ξ「へー。そんなのいるんだ。」

（；＾ω＾）「や、やば過ぎるお！に、逃げるお！」

ブーンはツンを小脇に抱えて逃げ出そうとした。
しかし、ツンは大剣の平の部分でブーンの顔を軽く叩いた。

（；＾ω＾）「い、痛っ！何するんだお。」

ブーンは立ち止まった。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「あれ強いんでしょ？私とどっちが強いかしら？」

（；＾ω＾）「いや、だから強すぎて強さがわからないＴ.Ｎ.Ｅ.だお！！
いくらツンでも無理だお！！さっきのブラックアイはアレに比べたら雑魚みたいなもんだお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「やってみないとわからないじゃない。」

（；＾ω＾）「駄目だおっ！一旦退却して調和機構の指示を仰ぐお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ま、それでも私が戦ったらブーンは手を貸してくれるわよね？」

ツンはブーンの顔を眺めると満面の笑みを浮かべた。
22 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:11:00.20 ID:fxalm6I80: ξﾟ⊿ﾟ)ξ「じゃ、よろしくね！」

ツンは立体駐車場の３階から飛び降りるとそのままラウンジ産業会館へと向かって走っていった。

（；＾ω＾）「全くいつも無茶するお。」

ブーンはツンの後を追うために立体駐車場の階段を降りていった。
ブーンがラウンジ産業会館に着くと屋根の上でツンとビッグアイが死闘を繰り広げていた。
屋根の上に上がる手段がないのでブーンは地上でその様子を眺めていた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「どっせぇぇえええいいい！！」

ツンが大剣をビッグアイに向けて突き刺す。しかし、ビッグアイの動きは速過ぎて当たらない。

（　＾ω＾）「ツン！いくお！！」

ブーンがツンに向かって大声を上げた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ドールコマンド（人形指揮）よろしく！」

ブーンは精神を統一すると指揮者のように両手を軽やかに動かし始めた。
その途端、ツンの体から黄色いオーラのようなものが溢れ出した。
それはゆらゆらと炎のようにツンのまわりで揺らめいている。
23 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:12:13.15 ID:fxalm6I80: ξﾟ⊿ﾟ)ξ（力が湧いてくるわ！）

ツンの動きが先ほどよりもさらに速く、そして斬撃には力強さが加わった。
両手を動かしながらブーンはツンの闘いを見ていた。

（　＾ω＾）（すごいお。ビッグアイと互角に戦ってるお・・・。）

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「おおりゃあっ！」

ビッグアイは巨体ながらも高速に移動してツンの攻撃をかわしていたが、
とうとうツンの斬撃がビッグアイを捉えた。
ジャンプしたツンが上空から落下しながら繰り出した斬撃はビッグアイを縦に斬り裂いた。
ように見えた。しかし、その瞬間ビッグアイが消えた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「えっ！？」

（　＾ω＾）「き、消えたお！？」

ツンは着地した後まわりをキョロキョロしていた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「どこにいったのかしら？」

（；＾ω＾）「ツ、ツン後ろだお！」
24 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:12:54.90 ID:fxalm6I80: 突然、ツンの後ろに現れたビッグアイが大きな目を開いた。
すると目から極太のレーザー光線のようなものがツンに向けて発射された。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「・・・しまっ・・・」

光線をかわせないと悟ったツンはとっさに大剣を自分の前に盾代わりに屋根に突き刺した。
夜の闇を切り裂く一筋の極太の光線は数秒間、光を放つとゆっくりと消えていった。
そして、ビッグアイもゆっくりとその巨大な瞳を閉じる。
屋根の上にはボロボロになったツンが片膝を付いていた。
しかし、ツンはやわらかい光に包まれていた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「・・・う・・こ、これは・・。」

（；＾ω＾）（ＤＥＦフィールドの展開が間に合ったお・・・。）

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「そうか・・・ブーンがドールコマンド（人形指揮）で私に防御用のバリアを張ってくれた・・のね。」

片膝を付いて辛うじて踏みとどまっていたツンだったが、やがてその場で崩れ落ちるように倒れた。

（；＾ω＾）「ツ、ツン！」

ブーンはツンを助けたいが屋根の上にいるために行くことができない。
ビッグアイはしばらく浮遊した後、ツンを向けて再び大きな目を開いた。

（；＾ω＾）「ツ、ツン！目を覚ましてだお！」
25 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:13:23.50 ID:fxalm6I80: その時、屋根から１体の人形が降りてきた。その人形はツンを背負っていた。

(*ﾟーﾟ)「何とか間に合ったみたいね。」

（；＾ω＾）「し、しぃ！どうしてここに！・・・ってことは・・・。」

ブーンが後ろを振り向くとジョルジュが立っていた。

（　＾ω＾）「ジョルジュ！」

(　ﾟ∀ﾟ)「話は後だ。まずはここから離脱するぞ。」

（　＾ω＾）「う、うん。」

ジョルジュとブーン、そしてツンを背負ったしぃはラウンジ産業会館から逃げ去った。
ビッグアイはその後、ラウンジ産業会館の上空を浮遊していたが、
突然発生した霧のような靄の中に消えていった。
26 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:21:36.36 ID:bSVhbO1l0: 今北ｗｋｔｋ
27 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:21:54.89 ID:fxalm6I80: １２月１０日。ニューソクシティーのラウンジ商業会館の裏手にある倉庫で死体が発見された。
ショボンが死体に被せてある布を動かすとそこには右目が抜き取られている死体があった。

（´･ω･`）「・・・５人目か。」

死体に被せてある布を死体にかけ直すとショボンは呟いた。
側にいるモララーがショボンに話しかける。

(　･∀･)「死亡推定時刻は１２月１０日の深夜０時から２時くらいの間ですね。
商業会館の管理人の方が死体の第一発見者です。
今朝、倉庫の掃除をしようとしたときに死体を発見したそうです。」

（´･ω･`）「右目がないね。」

(　･∀･)「はい、今回も同一犯と見ていいでしょうね。」

（´･ω･`）「そうだね。」

(　･∀･)「こうなると次は左目でしょうかね。」

（´･ω･`）「・・・。」

ショボンはモララーの側から離れて、タバコに火をつけた。
煙草の煙をボンヤリと眺めながら考え事をしているショボン。
そこにモララーが封筒を手にやってきた。
28 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:24:49.08 ID:fxalm6I80: (　･∀･)「例のものです。」

（´･ω･`）「お、頼んでたヤツだね。ありがとう。」

ショボンはモララーから封筒を受け取ると中の書類に目を通した。
書類には今までの被害者５人の情報がかなり細かく記載されていた。

（´･ω･`）「うーん、被害者の年齢がみんな２４歳で同じってところは間違ってないようだね。」

(　･∀･)「そうですね。今回の被害者も今までの被害者と同じ年齢です。」

ショボンが書類に目を通していくうちにあることに気がついた。

（´･ω･`）「あれ？」

(　･∀･)「どうかしましたか？」

（´･ω･`）「被害者の誕生日が微妙にずれているね。」

モララーが書類を覗き込んだ。

(　･∀･)「あ、ほんとですね。」

（´･ω･`）「１人目の誕生日が１月１８日、２人目が２月１０日・・・。」

(　･∀･)「あ、でも、３人目と４人目が３月生まれですよ。」

（´･ω･`）「うーん・・・３人目が３月３日で４人目が３月２５日か・・・。」
29 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:27:12.00 ID:fxalm6I80: (　･∀･)「まあ、でも誕生日が後ろにずれていく感じですよね。」

その時、ショボンにある閃きが起きた。

（´･ω･`）「あっ！そうか！」

(　･∀･)「どうかしましたか？」

（´･ω･`）「これ星座だよ。」

(　･∀･)「星座？」

（´･ω･`）「被害者の星座が全員違うんだよ。３月３日と３月２５日だとうお座とおひつじ座で星座が違う。」

(　･∀･)「なるほど！そう言えばそうですね。」

（´･ω･`）「まだ憶測の域だけど可能性はある。ニューソクシティーに住む２４歳で６つの目の星座は・・・ふたご座か。
このあたりを調べてみるのはありだね。」

ショボンはモララーの顔を見た。

(　･∀･)「わかりました。急いで調べます！」

モララーはパトカーに乗るとラウンジ産業会館を後にした。
ショボンは煙草を携帯灰皿に入れるとあたりを見回した。

（´･ω･`）（そういえばブーンが来ないな・・・。いつもならそろそろ何処からともなくやってきそうだけど。）
30 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:27:14.42 ID:8XI2DiY/O: なんで同じの投稿してんの？
31 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:28:10.67 ID:fMH8KPbt0: 壁|ω・)＜まとめたりしてもいい？
32 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:29:21.81 ID:fxalm6I80: ホテルシベリアのブーンが借りている部屋。ツンはベッドの上で眠っていた。
ジョルジュが紋章の付いた手袋をはめ、ドールコマンド（人形指揮）を行っている。
しぃは某ファミレスを彷彿させる胸を強調したファミレスの服を着ていた。
そのしぃの体から溢れる緑のオーラがツンの体を包んでいた。
ブーンはツンの横に立ち心配そうにずっとツンを見つめいてる。やがてツンが目を覚ました。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「・・・こ、ここはどこ？」

（　＾ω＾）「ツ、ツン！よかったお！大丈夫かお！」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「あ、ブーン。だ、大丈夫よ。ちょっと疲れただけ。」

ジョルジュはドールコマンド（人形指揮）をやめると側にある椅子に座った。

(　ﾟ∀ﾟ)「ふぅ。大丈夫そうだな。」

(*ﾟーﾟ)「ツン、大丈夫？」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「しぃが私に癒しのオーラを送ってくれてたのね・・・。ありがとう。」

(*ﾟーﾟ)「いえいえ、困ったときはお互い様よ。」

しぃはツンにウィンクしてみせた。
33 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:30:08.42 ID:fxalm6I80: >>30
落ちたんで昨日の分投下してから今日の分投下します。

>>31
まとめていただけるなら喜んでお願いします！（　＾ω＾）
34 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:30:24.60 ID:fxalm6I80: （　＾ω＾）「ツン、ここはホテルシベリアの僕が借りてる部屋だお。
ビッグアイにやられたツンをしぃとジョルジュが助けてくれたんだお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「・・・ビッグアイ・・・ああぁっ！」

ツンは起き上がると壁に立てかけてある大剣を手に取ろうとした。
しかし、足元がふらついて床に尻餅をついてしまった。
ブーンはツンを抱えるとベッドに連れて行き、再び寝かせた。

(　ﾟ∀ﾟ)「あいかわらず元気だなあ。だが、まだ完全に回復はしていない。
もう少し休んでからだな。リベンジは。」

（　＾ω＾）「そうだお。それにまだＴ.Ｎ.Ｅ.の場所もわかっていないお。」

(*ﾟーﾟ)「そう言うこと。私も遊撃の一員だからツンの代わりに闘えるんだし。
まずはゆっくり休んでね。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「みんなありがとう。」

(　ﾟ∀ﾟ)「しかし、ビッグアイに戦いを挑むなんてすごいな。戦闘パターンもデータなしだろ？
どんな攻撃してくるかわからないからいきなりやられてもおかしくなかったぜ。」
35 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:31:07.30 ID:fxalm6I80: （　＾ω＾）「それはツンを止められなかった僕の責任だお。申し訳ないお。」

ブーンはジョルジュに頭を下げた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「・・・。」

(*ﾟーﾟ)「とりあえず次にまた闘う可能性がありそうだからこの前の戦闘データは貴重ね。」

(　ﾟ∀ﾟ)「そうだな。ツンが覚えている範囲でいいからビッグアイの攻撃の特徴とか教えてくれ。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「巨大な体での高速移動からの体当たりと目を開いて光線を出す・・・くらいね。」

（　＾ω＾）「あ、攻撃が当たらなかったのはどんな感じだったのかお？」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ああ、あれは何か変な感じだったわ。確かに目には見えていたんだけど・・・。」

（　＾ω＾）「見えてたけど何だお？」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「最初からそこにいなかったような感じだったの。」

（　＾ω＾）「？？？」

ブーンは首を捻った。
36 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:31:58.94 ID:fxalm6I80: ξﾟ⊿ﾟ)ξ「よくわからないかもしれないけど、何かそんな感じがしたの。
目には見えるけどそこにはいないような感覚・・・。それくらいかしら。」

(　ﾟ∀ﾟ)「なるほど。戦闘の情報は調和機構に送っておくよ。」

ブーンが思い出したかのように言った。

（　＾ω＾）「あ、そうだ。５人目の死体ってあったのかお？」

(*ﾟーﾟ)「・・・あったわよ。ラウンジ商業会館の裏手の倉庫に。今度は右目がなかったそうよ。
ツン達が到着したときにはすでに殺されていたみたい。」

（　＾ω＾）「また、後手を踏まされたのかお・・・。」

(　ﾟ∀ﾟ)「まあ、こっちとしては奴らの活動時間である夜に網を張りまくるしかないな。
今のところＴ.Ｎ.Ｅ.の動きに法則性が見えないから後手になるのはしょうがない。」

(*ﾟーﾟ)「今日もクーが索敵やるみたいだし。待機ってところね。」

(　ﾟ∀ﾟ)「今日、Ｔ.Ｎ.Ｅ.が見つかったら俺達が出るから。ブーン達は休んで体力を温存しておいてくれ。
フサギコさんも言ってたけど今回の件は長期戦になりそうな気がするぜ。」

（　＾ω＾）「ありがとうだお。」

(　ﾟ∀ﾟ)「じゃあ、行くぜ。」

ジョルジュはアタッシュケースの中にしぃを入れると部屋を出た。
37 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:32:30.84 ID:fxalm6I80: ジョルジュ達が部屋を出るとブーンがツンの元にやってきた。

（　＾ω＾）「具合は悪くないかお？」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「大丈夫。」

（　＾ω＾）「ならよかったお。今日は休みだしゆっくりしたらいいお。
僕は原稿の続き書くから何かあったら呼んでお。」

ブーンはノートパソコンの置いてある机に向かった。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「・・あ、あの・・・ごめんね。」

ブーンは立ち止まり、ツンに振り返る。

（　＾ω＾）「ん？どうかしたのかお？」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「私がビッグアイに勝手に突っ込んで行ったのに、
ジョルジュには私を止められなかった自分のせいだって言ってたよね。」
38 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:33:02.37 ID:fxalm6I80: （　＾ω＾）「あーそんなことかお。別に気にしないでいいお。
ツンがそんな酷い目にあったのは僕が止められなかったのが原因だし。
こっちこそごめんだお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「・・・。」

（　＾ω＾）「それに・・・その方がツンらしくていいお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「えっ！？」

（　＾ω＾）「まあ、今はゆっくり休んでだお。次ビッグアイにあったらリベンジだお！ね。」

ブーンはツンに笑顔を見せた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「う、うん。そうよ！そうなのよ！ビッグアイなんて次あったら絶対やっつけるんだから。」

（　＾ω＾）「その意気だお！次はがんばろうだお。」

ブーンはそう言うと原稿の続きを書く作業を始めた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ（次は絶対にビッグアイをやっつけてブーンは、
すごいドールマスターだってことをみんなに知らしめてやるんだから。）
39 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:36:05.31 ID:fMH8KPbt0: 壁|ω・)＜出来たらトリップつけていただけるとうれしいです
40 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/25(木) 22:40:21.64 ID:fxalm6I80: では、トリップつけますね。少し休憩してから今日の分投下します。
41 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:45:21.10 ID:8ebxtgm/0: これって元ネタあるの？
42 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/25(木) 22:46:28.81 ID:fxalm6I80: >>41
元ネタはありません。オリジナルです。ただ、どこかでみたような言葉が出てくるのは仕様です。
43 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:47:15.09 ID:fMH8KPbt0: http://boonsoldier.web.fc2.com/doll.htm
壁|ω・)＜まとめできたおー
44 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:47:45.57 ID:WA8K90PO0: 死亡記念祭り

http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1148564429/
45 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/25(木) 22:48:28.99 ID:fxalm6I80: >>43
まとめありがとうございます！(*´ω｀*)
46 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/25(木) 22:48:51.67 ID:fxalm6I80: では、投下していきますね。
47 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:49:31.40 ID:o/p7rbxt0: >>43乙ー
48 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/25(木) 22:49:32.41 ID:fxalm6I80: １２月１２日になったばかりの深夜。ツンがビッグアイと戦った日以降、
フサギコ達の捜索も空しくＴ.Ｎ.Ｅ.は発見されなかった。
ホテルシベリアのブーンの部屋に集まったジョルジュ、ブーン、ツン、しぃは今日も待機状態にあった。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「いつになったらリベンジできるのかしらね。」

ジョルジュは時計に目を落とした０時１５分と文字盤は刻んでいた。

(　ﾟ∀ﾟ)「まあ、焦るな。俺の予想だとそろそろ出るはずだ。」

（　＾ω＾）「えっ！？なんでわかるのかお？」

(*ﾟーﾟ)「法則のようなものが見えてきたって感じよね。」

しぃがブーンにウィンクした。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「こっちは完全回復してるからいつでもいいわよ。」

ツンは既に背中に装着されている大剣の柄を握った。
49 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/25(木) 22:51:33.22 ID:fxalm6I80: （　＾ω＾）「で、法則のようなものってのは何かお？」

(　ﾟ∀ﾟ)「ああ、それは・・・。」

ジョルジュがブーンに説明しようとしたとき、ブーンの携帯が鳴った。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ（なぜ着信音が赤いスイトピー？）

携帯で話した後にブーンはその場にいる全員にいった。

（　＾ω＾）「Ｔ.Ｎ.Ｅ.が出たらしいお。場所は南の方にある雑居ビルの屋上だお。」

(　ﾟ∀ﾟ)「よし、行くか！」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「燃えてきたわぁ。」

(*ﾟーﾟ)「ツン、私がサポートするから思う存分戦ってね。」

ブーン達はホテルシベリアを出ると雑居ビルへ向かった。
50 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/25(木) 22:53:24.52 ID:fxalm6I80: 雑居ビルに到着したブーン達は外に設置されている非常階段に無断で入り込み、階段を駆け上る。
ツンが１番手でものすごいスピードで階段を上がっていく。
階段の屋上に到着したツンはあたりを見回す。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「さあ、リベンジよ！」

しかし、ツンの視界にいたのはブラックアイだけだった。４匹ほど空中を浮遊している。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「何よ。あんた達の親玉を探してるのに。」

ツンは拍子抜けた顔をしたが鞘から大剣を抜き、正眼に構えた。

(*ﾟーﾟ)「ちょっと待って。こいつらは私達がやるわ。」

屋上に駆け上がってきたしぃがツンに声をかけた。

(　ﾟ∀ﾟ)「ビッグアイがでるかもしれないしな。体力は温存しておいた方がいいぜ。」

（　＾ω＾）「ツン、ここはジョルジュ達にまかせようだお。」

しばらく考え込んでいたがツンは大剣を鞘に収めた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「そうね。ここはお言葉に甘えさせてもらうわ。」
51 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/25(木) 22:55:22.27 ID:fxalm6I80: (　ﾟ∀ﾟ)「ドールコマンド（人形指揮）発動！」

ジョルジュが両手を軽やかに動かし始めた。しぃの体の周りに黄色いオーラが溢れ出す。
しぃは背中に装着されている弓をはずすと腰につけてある矢筒から矢を抜き、構えた。

(*ﾟーﾟ)「えいやっ！」

しぃが掛け声と同時に矢を次々と放つ。
その矢は正確にブラックアイの中心部にある目玉を打ち抜いていった。
最後の１匹に矢が刺さると地面に落ちていった。

（　＾ω＾）「あいからず、すごい腕だお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ありがとう。おかげで体力温存できたわ。」

(*ﾟーﾟ)「どういたしまして。」

しぃがぺこりとお辞儀をする。

(　ﾟ∀ﾟ)「さて、これで終わりだといいんだがな・・・。」

（　＾ω＾）「そうだ。誰かまた殺されてるかもしれないお。探さないと。」

(　ﾟ∀ﾟ)「そうだな。手分けして探そう。屋上はそう広くないからもし何かあったらすぐにわかるだろう。」

ジョルジュ達は屋上の探索をはじめた。
52 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/25(木) 22:57:25.70 ID:fxalm6I80: ブーン達が屋上の探索をはじめてすぐにしぃがみんなに声をかけた。
その表情は悲しみに満ち溢れていた。

(*ﾟーﾟ)「みんな、遅かったみたい・・・。」

しぃは水道タンクの上に覆いかぶさるように倒れている死体を発見した。
そして、死体の左目は抜き取られていた。

（　＾ω＾）「また、後手だったかお・・・。」

(　ﾟ∀ﾟ)「・・・次は何とかしたいところだな。」

ジョルジュが力なく言った。その時、すさまじい波動をブーン達は感じた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「この感覚は・・・！！」

ブーン達の上空で霧のような靄が突然発生したかと思うと、
その中からゆっくりと巨大な黒い球体が現れた。

（　＾ω＾）「ビ、ビッグアイだお！！」
53 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 22:57:28.42 ID:xnQFlhqb0: http://www.doga-doda.com/
54 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/25(木) 22:59:12.72 ID:fxalm6I80: (　ﾟ∀ﾟ)「よしっ！俺達が援護する！ブーン、ツン頼んだぜ！ただし、絶対に無理はするなよ。」

（　＾ω＾）「わかったお！」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「任せなさい！！」

（　＾ω＾）「ドールコマンド（人形指揮）発動だお！」

(　ﾟ∀ﾟ)「ドールコマンド（人形指揮）発動！」

しぃとツンの体に黄色いオーラが溢れ出した。
しぃは屋上のフェンスの上に立ち、弓を構えた。
ツンは地面で大剣を正眼に構え、空から降りてくるビッグアイを待ちかまえている。
屋上の地面スレスレまで降りてきたビッグアイはいきなりその巨大な瞳を開いた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「もうその手は読めてるのよ！」

ツンはビッグアイの目から放たれた光線をかわすとすかさず横から回り込む。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「どっせええええぇえい！！」

大剣をビッグアイの上から振り下ろす。
しかし、ビッグアイは高速で移動し、その攻撃をかわした。
55 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/25(木) 23:00:02.63 ID:fxalm6I80: ξﾟ⊿ﾟ)ξ「あいかわらず、チョコマカと動くわね。だけど、今日は一味違うわよ。しぃ、お願い！」

(*ﾟーﾟ)「はいはーい。」

しぃがビッグアイの移動先を読んで矢を放つ。
しかし、ビッグアイは急停止や逆方向に進むことで矢の攻撃をかわした。

(　ﾟ∀ﾟ)「はー、デカイ玉のわりにはほんと器用に動くな。」

両手を動かしながらジョルジュは感心していた。
一方、闘いをずっと眺めているブーンは何か違和感のようなものを感じていた。

（　＾ω＾）（何かおかしいお・・・。）

その違和感はすぐに現実となる。
しぃがある程度パターン化した方向に矢を放つことでビッグアイの動きは制限されていた。
当然、そのことを理解しているツンはビッグアイの動きを先読みすることができた。
そして、とうとうツンの斬撃がビッグアイを横薙ぎに切り払おうとした。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「もらったああああぁあっ！！！」

しかし、その瞬間ビッグアイは消えた。そして、ツンの真後ろから現れると高速で体当たりしてきた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ウグゥッッ！」

ツンはビッグアイの体当たりをモロにくらい吹っ飛ばされる。
そして、屋上の入り口に激突した。
56 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/25(木) 23:01:07.54 ID:fxalm6I80: （　＾ω＾）「ツ、ツン！」

ブーンは両手の動きが一瞬止まりそうなった。
しかし、ツンは大剣を杖がわりにしてよろめきながら立ち上がる。
そして、ブーンに力強く言った。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ドールコマンド（人形指揮）続行よ！」

（　＾ω＾）「う、うんだお。」

ブーンは戸惑いながらもドールコマンド（人形指揮）を続行した。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「面白くなってきたじゃない。」

満身創痍ながらもツンの顔は笑顔になっていった。

(　ﾟ∀ﾟ)「消えるとは聞いていたけど実際に見るとキツイなこりゃ。」

（　＾ω＾）「あれにはきっと何かカラクリがあるんだお・・・。」

ブーンは両手を動かしながらもずっとビッグアイ攻略を考えていた。
57 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/25(木) 23:04:37.97 ID:fxalm6I80: ツンは先ほどのダメージからか徐々に動きにキレがなくなっていった。
しぃの矢の援護がなければもうやられていたかもしれない。
明らかに手数の減っているツンを眺めていたジョルジュはブーンに言った。

(　ﾟ∀ﾟ)「ブーン、このままで大丈夫か？やばそうだったら退却もありだぜ。」

（　＾ω＾）「・・・。」

ブーンはジョルジュの声も聞こえないくらい集中していた。
ずっとビッグアイを睨んでいる。それこそ瞬きする間も惜しむように。
するとビッグアイが揺らいでいる瞬間がブーンの目に映った。

（　＾ω＾）（ん！？なんだお今のは・・・？そうか！！！）

ブーンはツンとしぃに牽制の攻撃の指示をはじめた。ビッグアイはその攻撃を全てかわす。
しかし、関係のない場所にある屋上のフェンスが微妙に軋んでいるのをブーンは見逃しはしなかった。

（　＾ω＾）（思った通りだお・・・。）
58 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/25(木) 23:09:47.23 ID:fxalm6I80: （　＾ω＾）「ツン！今僕達の目に見えているビッグアイは偽ものだお！
本体は右斜め後ろにいるはずだお！見えないけれどそこに攻撃してみてだお！」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「わかったわ！」

ツンは残っている力を全て振り絞るとビッグアイの右斜め後ろの何も見えない空間を斬りつけた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ（手ごたえがあったわ！！）

何もない空間から血しぶきの様なものが飛び散るとツンの大剣で切りつけられたビッグアイが地面に落ちてきた。

(　ﾟ∀ﾟ)「ええっ！？何で何もないところからビッグアイが落ちてきたんだ？？」

ジョルジュは驚いていた。

（　＾ω＾）「ビッグアイは空間の屈折率を変化させることで僕達の目には見えなかったんだお。
そして、本体が偽物の映像を投射していたみたいだお。」

(　ﾟ∀ﾟ)「じゃ、じゃあ何でそれがわかったんだ？」

（　＾ω＾）「元々ツンが見えるけどそこにはいないような気がするって言ってたのと
さっき偽物のビッグアイのまわりが揺らいで見えたんだお。あれは投射していた映像が揺らいだと思ったんだお。」

(　ﾟ∀ﾟ)「ふむふむ。」
59 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/25(木) 23:11:07.50 ID:fxalm6I80: （　＾ω＾）「で、次に本体がどこにいるかを確かめるために牽制攻撃をしてもらったんだお。
案の定関係ないところにあるフェンスが軋んだりしてたので場所は推測できたお。
偽物が攻撃される瞬間に本体が偽物を消す。
そして、隙が出来たときに本体が攻撃を行うっていうの戦闘パターンだったみたいだお。」

(　ﾟ∀ﾟ)「なるほど。ブーンやるなあ。」

ジョルジュは感心していた。

(*ﾟーﾟ)「ターゲット沈黙確認しました。」

ビッグアイの動向をチェックしていたしぃがブーン達に伝えた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「リベンジ完了！」

仁王立ちで大剣を地面に突き刺すとツンは言った。
60 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/25(木) 23:12:14.58 ID:fxalm6I80: （　＾ω＾）「なんとか勝てたお・・・。」

(　ﾟ∀ﾟ)「それにしてもビッグアイを倒すとはすごいなおまえら。」

（　＾ω＾）「何いってるんだお。ジョルジュとしぃの援護がなかったら勝てなかったお。ありがとうだお。」

(　ﾟ∀ﾟ)「いやー、でも実際に倒したのはおまえらだしなあ。まあ、お疲れさん。」

(*ﾟーﾟ)「調和機構に連絡しておかないといけないわね。これはきっとみんな驚いてるんじゃないかしら。」

(　ﾟ∀ﾟ)「そうだな。連絡は俺がしておくぜ。後始末もやっておくから、ブーン達は先に戻ってゆっくり休んでくれ。」

（　＾ω＾）「ありがとうだお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ありがとう。」

ジョルジュ達と別れたブーン達はホテルシベリアへ戻った。
61 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/25(木) 23:13:11.72 ID:fxalm6I80: 今日はここまです。読んでくれた人たちありがとうございました。(*´ω｀*)
62 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 23:14:50.45 ID:LUfgpoRhO: ブラボー！お疲れ様！
63 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 23:15:01.34 ID:Hmb2/M2T0: 今晩の12時までにエロゲー作るから手伝って
http://ex14.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1148559815/

タイトル｢5月25日の憔悴｣　★　体験版　>>182　★
サイト　144　http://beauty.geocities.jp/vipgamektkr/index.html
方向性 >>81 （作成イメージ）
12時までにつくるのがVIPクオリティー！ストーリーもん無理だから抜きゲー

あらすじ >>19
>>60　（本設定）　　←時間なかったら本文ままプロローグとして採用、そのままエロテキストに繋げればよし。
シナリオ（人手不足）
ヒロイン　 >>129　矢追　愛(やおいあい)
絵（エロ絵が超人手不足）　16 　http://uploaderlink.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/512kb/src/up9546.jpg 　
147　http://uploaderlink.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/512kb/src/up9550.jpg
172　http://rounge.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/1mb/src/up2258.jpg
173 （背景）　廊下　http://up2.viploader.net/pic/src/viploader168776.jpg
教室　http://up2.viploader.net/pic/src/viploader168796.jpg

主人公　>>6　　名前は　「　ガッキー　」　　　>>6のあだ名らしい
・普段は一重だけど、二重にすると池面になる変態
・エロゲ的日々を求めて彷徨う微VIPPER

うぷろだ
ttp://www.1rk.net/

エロ絵中心で募集＆宣伝出来る人はどんどん頼みます。
64 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 23:16:28.92 ID:fMH8KPbt0: >>61
お疲れサマー
65 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 23:16:31.85 ID:Iji2nW3dO: 乙ｗｗｗｗｗ
次回wktkしとくおｗ
66 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 23:26:04.49 ID:wsmaNEXG0: お疲れ～
明日も来るの？
67 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/25(木) 23:27:28.69 ID:fxalm6I80: >>66
少しだけ書いておきたいネタがあるので夜中にちょっとだけ投下します。（　＾ω＾）
明日も投下する予定ですお。
68 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 23:32:57.18 ID:wsmaNEXG0: >>67
乙～
wktkしながら待ってるよｗ
69 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 23:35:58.92 ID:Bsv2EnWS0: 前スレ落ちたのか。作者乙
70 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 23:54:56.81 ID:wFFi5qVM0: ほす
71 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 23:55:08.74 ID:1OZHi7aK0: 面白かったよ～
72 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/25(木) 23:55:39.01 ID:Bsv2EnWS0: 干す
73 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 00:07:53.69 ID:X4/myjdR0: hos
74 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 00:09:34.73 ID:8eJtXWKfO: ブーンがsugeeからほす
75 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 00:21:15.58 ID:ZcwEZXPA0: hosi
76 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 00:34:57.89 ID:ZcwEZXPA0: ホ
77 名前：ゃっ±ω ◆Uzeeeee6to ：2006/05/26(金) 00:47:29.26 ID:aVJwM86vO: 昨日の続きから？
78 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 01:05:14.74 ID:lad2EY2q0: ほ
79 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 01:08:17.13 ID:bSYjxpCV0: ちょっとだけ投下しますね。
80 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 01:09:11.85 ID:bSYjxpCV0: 調和機構の会議室。真っ暗な部屋の中で球状のスピーカーが空中に浮遊している。
それぞれのスピーカーには番号が書かれていた。
（以下、③は３と番号が書かれているスピーカーの発言を意味する。）

③「ブーンとツンがビッグアイを倒したというのは本当かね。」

④「はい、先ほどジョルジュから報告がありました。」

②「レリックを発動したんだろう。それしか考えられん。」

④「いえ、レリックは発動しておりません。それ以前にブーンはレリックを使えません。」

②「何だと！じゃあ、どうやってＳクラスのＴ.Ｎ.Ｅ.を倒したというのだ！」

④「通常のドールコマンド（人形指揮）で倒したようです。」

②「信じられんな・・・。」

③「ツンのドールとしての能力が高いということではないかね。」
81 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 01:10:11.37 ID:bSYjxpCV0: ②「それでもレリックなしでＳクラスのＴ.Ｎ.Ｅ.を倒すのは信じられんが・・・。」

④「ツンは荒巻博士の自慢の作品ですからね。何か秘密があるのではないでしょうか。」

②「荒巻博士か・・・あの変人が・・・余計なものを作りおって。」

③「そういえばツンは片方の目しか赤くないようじゃないか。
ドールマスターと儀式を行ったドールは両目が赤くなるんじゃないのかね？」

④「はい、通常『魂撃ち』と呼ばれるドールマスターとドールを結び付ける儀式を行った場合、
ドールの両目は赤くなります。片目だけが赤いという状況は普通はありえません。
これが何を意味するかは・・・荒巻博士にしかわからないと思われます。」

②「フン、どうせ荒巻がまた余計なことをしただけだろう。」

③「ツンを不良品扱いにして廃棄にはできんのかね。」

④「ＳクラスのＴ.Ｎ.Ｅ.を倒したドールを廃棄にすると他の者が怪しむと思われます。」
82 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 01:11:00.75 ID:bSYjxpCV0: ③「ふむ、これは早々に手を打ったほうがいいかもしれんな。」

②「なら、流石兄弟を使うか・・・。あいつ等ならブーン達の抹殺くらい簡単にやってくれるだろう。」

④「今彼らを使うのはどうでしょうか？」

②「なら他にどうすればいいんだ！このままじゃあ・・・。」

その時、１番のスピーカーの電源がオンになった。

②③④「一之瀬最高司令官殿、おはようございます。」

①「やあ、おはよう～、と言ってもまだ夜中だけどね。遅れてごめんよ。ちょっとヤボ用があってね。
で、会議の内容は何、四谷君？」

④「はい、先ほどブーンとツンがビッグアイを撃破したという報告がありました。」

①「えっ！？ビッグアイ倒しちゃったの？レリック使えるんだっけ？ブーンって。」

②「いえ、ブーンはレリックを使えないようです。
その状態でビッグアイを撃破とは信じられませんが・・・。」
83 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 01:12:02.32 ID:bSYjxpCV0: ③「正直、我々ではどう対処してよいものか困っている次第であります。」

①「弐杉さんと三村さんは技術局長と戦術作戦局長なんだからもうちょっと堂々としちゃってよ。」

②「はぁ。と、言われましても・・・どうしたものか・・・。」

①「まあ、いいよ。この件はしばらく放置で。」

②「えっ！？そ、それはまずいのでは・・・。」

③「私もそれはまずいと思います。」

①「だって、ビッグアイ倒しただけでしょ？あいつがＳクラスなのはその攻撃の特異性だけだからね。
カラクリ見破れば誰でも倒せるじゃん。」

④「いちおう流石兄弟を使おうという意見もあがっておりますが。」

①「そこまでやらなくてもいいよ。それに彼らは今、違う任務やってるし呼び出すのは駄目だよ。」

②③④「・・・。」
84 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 01:12:46.39 ID:bSYjxpCV0: ①「他に意見ある？なければブーンとツンは放置で。」

②③④「・・・。」

①「じゃ、今日の会議はこれまで。解散ね。」

１番のスピーカーの電源がオフになった。

④「では、そういうことになりましたのでこの件はこれで終わります。」

４番のスピーカーの電源がオフになった。

②「・・・納得できんな。」

③「私も同意だ。」

②「では、我々だけでも行動に移すことにするか。」

③「そうだな。うまくいけば一之瀬最高司令官殿も納得してくれるはずだ。」

２つスピーカーはその後、しばらく会話を続けていた。
85 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 01:14:55.30 ID:bSYjxpCV0: 投下はこれでおしまいですお。読んでくれた人ありがとう。（　＾ω＾）
86 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 01:16:55.12 ID:uWFsMqX60: >>◆48/2rTdoiY
乙。
87 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 01:16:55.94 ID:lad2EY2q0: 作者乙
88 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 01:28:18.83 ID:DffAMGxE0: からくりサーカスだと思った俺は負け組みorz
89 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 01:36:02.53 ID:rlXt1XBOO: ヤター！新しくスレたってる(｀･ω･´)
作者さん楽しみにしてますお
90 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 01:39:07.82 ID:fxexHpfrO: 「～復讐者になったようです」の作者？
91 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 01:50:55.99 ID:ce4+S2dY0: ho
92 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 02:09:42.80 ID:lad2EY2q0: ほ
93 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 02:24:47.92 ID:yP5SOMyw0: す
94 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 02:34:24.77 ID:lad2EY2q0: 寝る前の保守
95 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 02:47:36.11 ID:yP5SOMyw0: HO
96 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 03:08:37.44 ID:fxexHpfrO
97 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 03:22:12.89 ID:yP5SOMyw0
98 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 03:37:43.26 ID:EkvqEoT30
99 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 03:52:35.19 ID:EkvqEoT30
100 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 04:13:55.83 ID:fxexHpfrO
101 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 04:31:15.52 ID:rkJACCWN0
102 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 04:32:55.76 ID:raKqDaA40: JKお持ち帰り
http://37514.net/pc/weblog/home/eriblog/
103 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 05:07:39.48 ID:4Kae9QAf0
104 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 06:06:26.93 ID:GCscQsOGO: 保守？
105 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 06:06:45.23 ID:fcAzouuH0: 　　　よお、VIPPER　　　　　　　
　　　 ∧＿∧　　　な、何すんだお　　　∧＿∧
　　　（　´∀｀）　　　／⌒ヽ_　　　　　（´∀｀　）プッ、びびんなよ
　　　（　　　　）　　（；＾ω＾）　　　　　（　　　　）
　　　｜｜　|　　　ﾉつ　つ　　　　　 |　｜｜
　　　（_＿）＿）　　（_ ,､｀^)^) 　　　　（＿（＿_）
　　　　おらあああ！！　　　　　　　　　　　　人のｽﾚ埋めやがってよお！！！
　　　　　　　　　　　　　　　　ﾌﾞ…!!　　　　　　　∧＿∧ 散々調子に乗りやがって！！
　―＝≡三 ∧＿∧ 　　　　　＼从从//／　（´∀｀　）　三≡＝―
―＝≡三と（　´∀｀）つ''"´"　⌒_ﾉ；*;''"´"''::;:,（　　　つ　三≡＝―
　―＝≡三　ヽ　　　　￣￣⌒)>ｗ(;;;((⌒￣￣￣＿　）　三≡＝―
　―＝≡三　/　 /￣￣´"'''⊂;;；#':*,'´''::;;;;::'''"´￣ヽ　＼　三≡＝―
　―＝≡三　＼__）;　／／／（_ ,､｀^)^) ＼＼＼　　（_＿）　三≡＝―
　　　　ぎゃはははは！！！「ﾌﾞ…」だってよ！！！
　　　　　　　　　　　　　(⌒∧＿∧ 　　　　　　　　 ,//∧＿∧ 　ひゃははは！！おもしれえなあ！！
　　　　　　　　　　　ﾊﾞｷｨ!ヽ(　´∀｀)　　:（⌒ﾐ（　　//（´∀｀　）
　　　　　　　　　　　　ﾊﾞｷｨ!!ヽ　　l| |l（:;;:(　ﾄﾞｶﾞｧ!!///ヽ、　　_｀ヽｺﾞｽｯ!!
　　　　　　　　　　　('⌒;ヾ　／　'/ lｉ| ｌ!ｸﾞｼｬｧ!!＼从从//／'ﾐ_／ヽﾄﾞｺﾞｯ!!
　　　　　　　　　　　 (⌒）y'⌒;ヾ从从（⌒～∵；）´⌒｀つ,;(´（´⌒;"'ﾎﾞｷﾎﾞｷﾎﾞｷｯ
　　　　　　　　　　　（´⌒ｰ-　　　;:#∧_>::;ｗ彡(:::゜｀）｡(;;;)､⌒从;;ﾉ・`⌒）;
　　　　　　　　　(´;⌒（´⌒;;' ~ヽと;;;；　#;;､ミ,,:,,;;；ヽ/ﾉ:#｀""^ヾ⌒）);
￣￣(´⌒;,(　,（ﾞﾞﾞ'゛""ﾞﾞ）ﾞ'';"(´⌒;,(´,（´⌒;）ｷﾞｬｧｧｧｧｧｯ！！！
⊂;:;∴：:・;:;:;:;∴：:;;,::⊃ 　　　　　　　　　いたいお・・・やめてお、くるしいお・・・
　ﾌﾞ･･ﾌﾞーﾝ･･･　.　　　∧＿∧　死んじゃえよお前　　　　∧＿∧止めとけよ
　　　　　,;;⌒,;,､,　..ﾍﾟｯ（∀｀　）　　　　　　　　　　　　　　　（´∀｀　）ツバがもったいねえよ（藁
　　　:;ノ(:ﾒ,^;w;:ζ ｡´.　（　　　）　　　　　　　　　　　　　　（　　　　）
106 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 06:19:33.34 ID:knUrK8S/0: ホス
107 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 06:35:06.24 ID:knUrK8S/0: hosyu
108 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 06:37:15.64 ID:fxPWqg10O: 公安９課
109 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 06:55:59.54 ID:GCscQsOGO: 保守＆保守
110 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 07:31:28.35 ID:GCscQsOGO: 保守＆補佐
111 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 07:52:55.02 ID:GCscQsOGO: 通学前保守
112 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 07:53:28.74 ID:S9exxGBsO: 保守＆おやすみ・・・
113 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 07:56:24.10 ID:S9exxGBsO: （　＾ω＾）ゲームボーイお
114 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 08:34:15.17 ID:TmEnQMLVO: 会話の台詞見てたらエヴァ連想した罠
115 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 08:59:09.46 ID:yaBatyWpO: もす
116 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 09:40:42.97 ID:fcouw8eI0: ほす
117 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 10:05:58.07 ID:9UEZRuod0: hosu
118 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 10:23:27.31 ID:dxXnj6HYO: あ
119 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 11:09:59.12 ID:4kySize60: ほしゅ
120 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 11:11:27.94 ID:i2abMqSXO: え？黒賀村は？
121 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 11:41:27.73 ID:tZYmqqkV0: ほしゅ
122 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 12:30:55.03 ID:GdscqXTeO: ξ#ﾟ⊿ﾟ)ξ保守しなさいよ！
123 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 13:07:12.21 ID:6FmAVVug0: 保守するよ！
124 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 13:18:15.39 ID:rlXt1XBOO: ほ
125 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 13:29:06.07 ID:WlLsLfvi0: し
126 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 13:35:33.59 ID:yaBatyWpO: ほす(´・ω・｀)
127 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 13:55:29.60 ID:Z99EvQ3YO: 攻殻機動隊
128 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 14:27:27.07 ID:5Xmt12YW0: 保守
129 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 14:27:49.56 ID:e9jYoNx+0: 保守の王子さま
130 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 14:32:56.47 ID:KDXYutDA0: 壁|ω・)＜帰るまで保守されてるといいな保守
131 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 14:51:47.40 ID:5Xmt12YW0: ほ
132 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 14:55:36.43 ID:Mfk7Kjx2O: まんこする件
133 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 15:18:36.22 ID:9qfNt8Tf0: ホッスル
134 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 15:19:42.12 ID:raKqDaA40: JKお持ち帰り
http://37514.net/pc/weblog/home/eriblog/
135 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 15:42:19.51 ID:e9jYoNx+0: ホス
136 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 15:52:16.50 ID:15SgZaTS0: ほほほほほしゅ
137 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 16:11:34.19 ID:9qfNt8Tf0: ほほほほほほほほほほ守
138 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 16:32:33.43 ID:GBCG9+t20: ほ
139 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 16:46:57.22 ID:9qfNt8Tf0: mmts
140 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 16:58:34.99 ID:jo/R33ZK0: 保守
141 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 17:29:38.10 ID:yaBatyWpO: モスバーガー食べたい
142 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 17:36:58.55 ID:9qfNt8Tf0: もすもす
143 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 17:40:39.90 ID:rd8YB81mO: ふもふも
144 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 17:46:31.61 ID:jo/R33ZK0: ふもっふ
145 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 17:58:38.95 ID:9qfNt8Tf0: もふもふ
146 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 18:11:24.84 ID:xxZzBQcsO: もふふも
147 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 18:20:36.99 ID:jo/R33ZK0: ふももふ
148 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 18:31:39.25 ID:GCscQsOGO: 流れを読まずに保守
149 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 18:49:11.32 ID:XREV7nKqO: ポニポニポニー
150 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 18:49:53.04 ID:gfY5ZAXO0: 保守して下った方ありがとうございます。投下します。(｀・ω・´)
151 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 18:50:39.24 ID:gfY5ZAXO0: １２月１３日。待機状態のブーンはホテルシベリアで原稿作業を行っていた。
冬の昼は短い。窓から見えていた明るい空はいつの間にか真っ暗になっていた。

（　＾ω＾）「いくら書いても終わらないお。年末進行はほんと地獄だお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「私も何か手伝ってあげようか？」

（　＾ω＾）「ほんと！助かるお！」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「で、何すればいい？」

（　＾ω＾）「じゃ、ちょっと缶コーヒー買ってきてお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「パシリかい！！」

（　＾ω＾）「喉乾いたんだけど、ちょっと今手が離せないんだお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「はいはい、わかりましたよ。」

（　＾ω＾）「あっ。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「わかってますよ。一般人には見つからないようにコッソリ買ってきますよ。」

ツンは部屋を出て行った。
152 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 18:51:32.83 ID:gfY5ZAXO0: ツンがホテル内にある自動販売機で缶コーヒーを買って部屋に戻ると、
ブーンが電話をしていた。表情の真剣さからＴ.Ｎ.Ｅ.関係であることがうかがえた。
やがて携帯を切るとブーンはツンに言った。

（　＾ω＾）「Ｔ.Ｎ.Ｅ.が出たそうだお。場所は北にある建設中のビルのあたりだお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「えっ！じゃあ、急がないと。」

（　＾ω＾）「うんだお。準備しようだお。」

ブーンとツンは準備をするとすぐにホテルシベリアを出た。
建設中のビルに着いたブーン達はあたりを見回す。
まだ、工事が始まったばかりで鉄柱の骨組みしか出来ていない状態である。

（　＾ω＾）「もう真っ暗だから誰もいないお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「そういえば、誰から連絡あったの？」

（　＾ω＾）「兄者さんだお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「あら？索敵は今日もクーじゃなかったっけ？」

（　＾ω＾）「何か急用でシフトが変わったそうだお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「でも、兄者ってクーのいる索敵でも私としぃのいる遊撃でもないわよね。」

（　＾ω＾）「うん、兄者さんは隠密だお。でも、急用だから出ることになったって言ってたお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ふーん。」
153 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 18:52:16.38 ID:gfY5ZAXO0: その時、鉄柱の影から兄者が現れた。手にはアタッシュケースを持っている。

（　＾ω＾）「あ、兄者さん、こんにちはですお。」

（　´_ゝ`）「・・・。」

挨拶はしたがブーンの頭に疑問が浮かぶ。

（　＾ω＾）「あれ？何でここにいるんですかお？あとは遊撃の僕達がやりますお。」

兄者はアタッシュケースを開けると黒装束を着た人形を取り出す。
その人形はまるで忍者のような格好だった。
アタッシュケースの中から出てきた弟者はブーンに言った。

（´<_｀　）「残念ながらここにはＴ.Ｎ.Ｅ.はいない。」

（　＾ω＾）「えっ？」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「・・・。」

（´<_｀　）「おまえ達を抹殺するためにここに呼んだ。」

（；＾ω＾）「ええっ！？」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「そんなことだろうと思ったわよ。隠密が無意味に動くわけないわよね。」
154 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 18:52:55.12 ID:gfY5ZAXO0: （；＾ω＾）「ちょ、ちょっと、抹殺って意味がわからないお？それは、調和機構の指示ってことかお？」

（　´_ゝ`）「・・・。」

（´<_｀　）「まあ、そういうことになるな。」

（；＾ω＾）「！」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「穏やかじゃないわね。まあ、返り討ちにすれば問題はないわよね？」

ツンは弟者を睨みつけた。

（´<_｀　）「安心しろ、すぐに終わらせてやる。」

弟者は兄者を見た。兄者は紋章の描かれている手袋をはめた両手を軽やかに動かし始めた。
弟者に黄色いオーラが宿る。弟者は腰に装着されている２本の小太刀を両腕に持つとツンに突っ込んできた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ブーン、ドールコマンドよろしく！」

ツンはそう言うと大剣を鞘から抜き、弟者の小太刀の攻撃を受け止めた。
ガチンという金属音が鳴る。ブーンはその様子を見ながらすかさずドールコマンドを発動させた。
ツンの体から黄色いオーラが溢れ出す。
155 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 18:53:47.73 ID:gfY5ZAXO0: ξﾟ⊿ﾟ)ξ「一回ドール同士でガチで闘ってみたかったのよね。」

ツンの顔が笑顔になっていった。
ツンは小太刀の攻撃を受け止めていた大剣を振り回した。
弟者は後ろにジャンプすると空中でくるくると回転して着地した。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「身軽さが売りってわけね。」

ツンは着地した弟者に突っ込み、連続して大剣で突きを放つ。
しかし、弟者はその攻撃を全て紙一重でかわす。

（´<_｀　）（ビッグアイを倒しただけのことはあるな・・・。）

バックステップでツンとの距離をとった弟者は手裏剣を投げつけた。
しかし、ツンは大剣を盾がわりにしてすべて防ぐ。
そして、再び間合いを詰めたツンの斬撃が弟者の左腕を切りつけた。

（´<_｀　）（は、速い！）

黒装束が破れ、左腕の表面の部分も切れていた。
切れた隙間からは導線のようなものが少し見える。

（´<_｀　）「・・・。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「どうしたの？すぐに終わらせるんじゃなかったの？」
156 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 18:54:43.05 ID:gfY5ZAXO0: （´<_｀　）（これは予想以上だ。長引かせると面倒だな。）

弟者は兄者に言った。

（´<_｀　）「兄者、レリック発動だ！一気に終わらせる！」

（　＾ω＾）「レリック？」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「レリックって何よ？」

（´<_｀　）「すぐにわかる。そして、すぐに終わる。」

兄者は指揮者のような両手を動かす動きをやめ、
パソコンのキーボードを叩くような動きに変えた。
その瞬間、弟者のオーラが赤くなった。そして、ブーン達にすさまじい波動が伝わる。

（；＾ω＾）「な、なんだお、この感覚は・・・。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「さっきとは全く別人のような強さを感じるわ・・・。」

（；＾ω＾）「ああっ！こ、これはビッグアイの時の感覚かお？？」

（´<_｀　）「さて、行くぞ。」
157 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 18:55:55.49 ID:gfY5ZAXO0: 弟者がツンに向かって突っ込んでいく。そのスピードは先ほどとは比べ物にならない。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ（は、速い！）

ツンは咄嗟に大剣を盾代わりにする。

（´<_｀　）「遅い。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「えっ！？」

弟者はツンの後ろにいた。そして、小太刀でツンの背中を斬る。
ツンはすかさず前方に飛び込み前転をして地面をゴロゴロと転げまわった。
すぐに立ち上がったツンの背中は斬られていた。背中から血のようなものが流れている。

（；＾ω＾）「ツン！」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「大丈夫よ。かすっただけ。」

（´<_｀　）（あれをかわしたか。このまま接近戦でちょこまかと逃げられるのは面倒だな・・・。
ツンはパワータイプだけにうっかり一撃もらうのもまずい。確実にいくか。）

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「どうやらレリックっていうのは単に能力が爆発的に上がるだけってみたいね。」

（´<_｀　）「それだけではないがな。」

（；＾ω＾）（弟者のあのすさまじい波動はビッグアイのものと似ていたお。
つまり、それほど弟者の能力が上がっているってことだお。このままではまずいお。）
158 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 18:56:26.94 ID:gfY5ZAXO0: 弟者はツンと距離をとると手裏剣で牽制攻撃をはじめた。
ツンは手裏剣の攻撃を全て大剣で弾き飛ばした。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「フン、何よ。急に攻撃がしょぼくなったわよ。」

（　´_ゝ`）「・・・。」

無言でキーボードを叩く動きをしている兄者。

（´<_｀　）「・・・。」

牽制攻撃を続行している弟者。

（；＾ω＾）（なんだかわからないけど遠距離から手裏剣投げるだけならなんとかなるお。
接近戦はあっちの方が分がある感じだお。今のうちに打開策を考えるお。）

ブーンは急に消極的になった弟者の攻撃に不安を抱きながらも打開策を考えていた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「イライラするわね！こっちから行くわよ！」

ツンが牽制攻撃に耐えられずに弟者に突っ込んでいった。

（´<_｀　）（そろそろだな。）
159 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 18:58:26.51 ID:gfY5ZAXO0: 弟者は動かずにツンの攻撃を待っていた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「もらったあああ！！！！」

ツンは弟者の頭上から大剣を振り下ろそうとした。
しかし、その瞬間ツンの全身にオモリが付けられた様な感覚が生じた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「え！？」

ツンは大剣を振り下ろすことができず、その場に立ち尽くすと大剣を落としてしまった。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「か、体が重くてう、動けない・・・。」

（；＾ω＾）「ツ、ツン！」

（´<_｀　）「ＯＫＯＫ、終わりだな。」

（　´_ゝ`）「・・・。」

無言でうなづく兄者。

（；＾ω＾）「な、なんだお！？何が起こったんだお？？？」

弟者は何もしていないのにツンは体が動かせないようだった。
ブーンには何が起こったのかわからない。
160 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 18:59:43.78 ID:gfY5ZAXO0: （´<_｀　）「これが我ら流石兄弟のレリック『流石なる兄弟の絆(ブラザービート)』だ。
これは、兄者と弟者である俺を結んだ直線上に存在している物体に対する重力を変化させることができる。
重力変化の度合いは直線上に存在する時間に比例する。今、ツンの体は鉛のように重いはずだ。」

（；＾ω＾）「？？？」

（´<_｀　）「レリックとは単に能力が爆発的に上がるだけではない。
ドール固有の能力を発動することができるのだ。」

（；＾ω＾）「ぼ、僕はそんなの使えないお。」

（´<_｀　）「それはおまえがまだ未熟なだけだ。」

（；＾ω＾）（そ、そうか。だから牽制攻撃をして距離を稼いで兄者と弟者を結ぶ直線上に、
ツンがいるようにしてたのかお。）

（´<_｀　）「さて、では終わるとしよう。」

弟者は小太刀を構える。動けないツンは弟者を睨みつけている。

（´<_｀　）「さらば。」

弟者はツンの左胸に小太刀を突き刺そうとした。
しかし、ツンは力を振り絞り微妙に動いて心臓への一撃はかろうじてかわした。
小太刀はツンの左腕にぐさりと刺さる。
ツンの左腕を貫通した小太刀の刃から血のようなものが滴り落ちる。
161 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 19:01:16.48 ID:gfY5ZAXO0: ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ウグゥッ！」

（；＾ω＾）「ツ、ツン！」

ブーンは思わずツンの側に駆け寄ろうとした。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「来ないで！ドールコマンド続行よ！」

（´<_｀　）「まだ動けるのか。驚いたよ。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「こんなものハンデよ。ハンデ。」

痛みに顔を歪めながらもツンは言った。

（´<_｀　）「だが、これで本当に終わりだ。」

弟者はツンの左腕に刺さった小太刀を抜くと、ツンの肩を左手で抑えた。
そして、左胸に小太刀を突きつける。

（´<_｀　）「強がりもここまでだな。これでもう逃げられまい。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「くっ。」

（；＾ω＾）（くそお！！！僕に力があれば、僕にもっと力があれば！！！レリックが僕にも使えればこんな奴ら！！！！）
162 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 19:02:54.14 ID:gfY5ZAXO0: ブーンがレリックの力を心の底から欲したとき、ブーンは無意識のうちに両手を水平に伸ばしていた。
その瞬間、ツンの体から赤いオーラが溢れ出した。

（´<_｀　）「こ、これは！」

ツンは急に自由になった体に戸惑いながらも小太刀を持っている弟者の腕を掴むと、
もう片方の手で弟者を殴りつけた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「どっせええええいいいい！！」

吹っ飛んだ弟者は建設中のビルの鉄柱に激突した。
ゆっくりと立ち上がると弟者はツンを凝視する。

（´<_｀　）「極限状態の中でブーンがレリックに目覚めてしまったのか・・・。」

（　´_ゝ`）「・・・。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ（すごい！自分の体じゃないみたいに力が溢れているわ・・・。）

ツンは地面に落とした大剣を拾うと弟者に向かって構えた。

（　＾ω＾）「ツンの体から弟者と同じ赤いオーラが出てるお・・・。これがレリックの力かお・・・。」

（´<_｀　）「兄者！ブーン達がレリックの力を使いこなす前にこいつらを片付ける！」
163 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 19:03:20.49 ID:/x6l8iHi0: おまえらのこのスレにブーンしてコイヤバーローwwwwwwwwww
http://ex13.2ch.net/test/read.cgi/tvd/1094450917/
164 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 19:03:58.92 ID:gfY5ZAXO0: （　´_ゝ`）「・・・。」

兄者は無言でうなづき、パソコンのキーボードを叩くような動きをしている。
弟者は無数の手裏剣をツンに投げつけた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「そんなもの痛くも痒くもないわよ！」

ツンは手裏剣をすべてかわすと弟者に突っ込む。

（　＾ω＾）「ツ、ツン！弟者と兄者の間に入っちゃ駄目だお！」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「わかってるわよ！」

ツンは兄者と弟者を結んだ直線上には移動しないように弟者との距離を詰めた。

（´<_｀　）（我々のレリックはネタがばれてしまうと対策されてしまうのが弱点の１つ。まずいな。）

弟者は距離を離して戦いたいがレリックを発動したツンの動きが速すぎて距離を離すことが出来ない。
逃げる弟者と追うツンという構図になっていた。しかし、ツンは徐々に弟者を追い詰めていった。
フェイントなどを混ぜていったツンはとうとう壁際に弟者を追い詰めた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「もらったあぁああ！！」

（´<_｀　）「くっ。ここまでか。」

ミ,,ﾟДﾟ彡「やめろ、ツン！」

突然現れたフサギコが叫んだ。
165 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 19:05:40.15 ID:gfY5ZAXO0: ξﾟ⊿ﾟ)ξ「えっ！？」

ツンは動きを止めるとフサギコの方を見た。
そこにはフサギコに拳銃を突きつけられたブーンがいた。

ミ,,ﾟДﾟ彡「残念だよ。まさか君たちが調和機構のメンバーを襲っていた犯人とは・・・。」

フサギコは悲しそうな顔をした。

（；＾ω＾）「フ、フサギコさん！ち、違いますお！僕達が襲われたんですお！」

ミ,,ﾟДﾟ彡「ブーン、話は三村戦術作戦局長から全て聞いているよ。
最近、調和機構のメンバーを襲っている者がいるらしいとね。
そこで私が調査するように三村戦術作戦局長に頼まれたんだ。まさか君達が犯人だったとは・・・。」

（；＾ω＾）「だ、だから違いますお！」
166 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 19:06:12.38 ID:gfY5ZAXO0: ξﾟ⊿ﾟ)ξ「何言ってるのよ！私達は襲われたんだって！こいつらに！あんたらも何か言いなさいよ！」

ツンは弟者と兄者に言った。

（　´_ゝ`）「・・・。」

（´<_｀　）「ブーンにここに呼び出されて来たら、いきなり襲われたんでびっくりしたよ。」

（；＾ω＾）「ちょｗｗｗ。あんたらヒドスｗｗｗ。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「だから私達の話を聞いてっていってるでしょ！」

ミ,,ﾟДﾟ彡「詳しい話は調和機構で聞こう。全員来てくれ。」

フサギコの乗ってきた車に全員が乗ると車は調和機構へ向かった。
167 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 19:07:16.42 ID:UDIJr5kA0: めっちゃおもろいわｗｗｗｗｗｗｗｗ
168 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/26(金) 19:10:27.95 ID:gfY5ZAXO0: 投下はここまです。読んでくれた人ありがとうございました。(｀・ω・´)

>>88 からくりサーカス５巻くらいまでしか読んでナス。完結してから読みます。(｀・ω・´)

>>90 違いますよー。(｀・ω・´)

>>114 エヴァっぽいのも仕様です。(｀・ω・´)
169 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 19:13:56.67 ID:GDdJN70o0: これは期待
170 名前：ｺﾝﾋﾟｭｰﾀ法務部だって！sageないと逮捕されるらしいぞｗｗｗｗ ：2006/05/26(金) 19:14:01.05 ID:zrT7rsvX0: ちょｗｗｗｗｗｗｗｗ面白いｽﾚ見つけたｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ今週一番の祭りの予感ｗｗｗ
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

株式会社噂の眞相
http://money4.2ch.net/test/read.cgi/recruit/1147888382/

2 名前：dfjh2446（ｺﾝﾋﾟｭｰﾀ法務部）　投稿日：2006/05/19(金) 14:21:23
　　　　　

　　　　　　【警告】

このスレは絶対にsage進行でお願いします。
あげた人は,刑法361条「勧告無視に関する法律」に抵触するため、
即警察に通報します。
また民法902条の「肖像権の侵害」も適用されます。
個人情報保護法も特別に適用外となりますので、
逆アクセス探知により容疑者を特定します。
（serendr7896）

sageないと逮捕されるらしいぞｗｗｗｗｗｗｗみんなでageに行こうぜｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
171 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 19:32:03.28 ID:N1+wKSG90: age
172 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 19:37:46.46 ID:N1+wKSG90: もふもふ
173 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 19:39:02.33 ID:EUr47v68O: おもろいぞよ
174 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 19:43:05.62 ID:EyApnmHo0: 続きが気になる保守
175 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 19:53:45.01 ID:6FmAVVug0: 面白～
176 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 20:09:56.35 ID:S9exxGBsO: （　＾ω＾）今日も面白かたお保守お
177 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 20:22:47.69 ID:bE/RqPS80: ほしゅ
178 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 20:37:32.15 ID:S9exxGBsO: 出勤前保守
179 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 20:42:53.78 ID:jo/R33ZK0: 今頃出勤て仕事何してんの?ｗｗｗｗ
180 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 20:48:31.37 ID:QRYQxByC0: 深夜勤じゃね？
181 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 21:07:34.84 ID:jo/R33ZK0: そっか
182 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 21:12:21.52 ID:aOC7Xemy0: （　´_ゝ`）保守
183 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 21:18:20.65 ID:jo/R33ZK0: （´<_｀　）保守
184 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 21:38:52.14 ID:jo/R33ZK0: ξﾟ⊿ﾟ)ξ保守
185 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 21:45:55.84 ID:aOC7Xemy0: ミ,,ﾟДﾟ彡保守
186 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 21:54:53.21 ID:e9jYoNx+0: 保守
187 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 21:59:20.53 ID:9Nvwy50hO: 追い付いた
久々に良い作品ｋｔｋｒ！
ガンガレ作者ガンガレ
188 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 22:08:01.09 ID:bE/RqPS80: hosyu
189 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 22:21:00.58 ID:jo/R33ZK0: 保守
190 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 22:34:06.33 ID:aOC7Xemy0: （　＾ω＾）保守するお
191 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 22:53:40.46 ID:aOC7Xemy0: （´･ω･`）保守
192 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 22:55:44.60 ID:jo/R33ZK0: （´･ω･`）保守
193 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 23:03:12.79 ID:NkFRLIR00: ほ
194 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 23:13:41.79 ID:6FmAVVug0: 保守
195 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 23:31:01.86 ID:aOC7Xemy0: （；＾ω＾）ほ・・
196 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 23:37:44.09 ID:e9jYoNx+0: ホス
197 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 23:45:07.94 ID:e9jYoNx+0: 堕ちるながんばれ
198 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 23:47:16.98 ID:lI2v54PY0: まだまだ
199 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/26(金) 23:56:07.30 ID:OoPiwsKd0: ホス
200 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 00:11:45.18 ID:QWWwUbaF0: ほしゅ
201 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 00:21:15.40 ID:6awi/d+W0: ほしゅ
202 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 00:32:43.98 ID:5v33T04t0: 寝る前に保守
203 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 00:45:49.64 ID:BE3LveGJ0: ほゅ
204 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 00:47:35.79 ID:qa/kVMzL0: ヒント：http://bloog-ranking.com/2ch_view/
205 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 00:49:36.21 ID:dSE1cflhO: ふもっふ、ふも
206 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 01:02:19.98 ID:Nbz7q9eW0: ほ
207 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 01:18:58.84 ID:itMl0TW20: 保守してくれている皆様ありがとうございます。･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･
ちょっとだけですが、１時３０分くらいに続きを投下します。(｀・ω・´)
208 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 01:19:44.28 ID:S82ftBIg0: 　+　　☆　　+　　☆　　　☆　
+　　　+ 　　+　　☆　　　
　 ∧＿∧ 　+ 　　+　　+
☆（0ﾟ・∀・）+　ﾜｸﾜｸﾃｶﾃｶ　☆
　（0ﾟつ旦O +
　と＿_）__）　+
209 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 01:20:49.41 ID:CvjrMBNf0: 保守！！！
210 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 01:25:03.62 ID:5aXyIHiwO: >>168
亀レスだが

違うのか(;・ω・)
こんなにクオリティの高い人達が居るとは
　あ　な　ど　れ　ん
211 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 01:31:03.91 ID:itMl0TW20: では、投下始めます。(｀・ω・´)
212 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 01:32:12.06 ID:itMl0TW20: １２月１３日。調和機構の査問室。
真っ暗な部屋の中で球状のスピーカーが空中に浮遊している。
そのスピーカーに向かってブーンが立っている。両手には手錠をはめられていた。
（以下、②は２と番号が書かれているスピーカーの発言を意味する。）

③「ブーン、貴様が調和機構のメンバーを襲う理由及び貴様の仲間は誰だ？」

（；＾ω＾）「だから、さっきから言ってるように僕は何もしてませんお！」

②「強情な奴だな・・・。黙っている間はお前の拘束が解けることはないぞ。」

（；＾ω＾）「だから、僕ははめられたって言ってるお・・・。」

③「誰にはめられたというのだ？」

（；＾ω＾）「兄者さんと弟者さんだお。何で僕だけ査問室にいるんだお！
兄者さんと弟者さんはどうしたんですかお！」

③「彼らは元々重要な任務を遂行している最中だったんで任務に戻ってもらった。」
213 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 01:33:20.36 ID:itMl0TW20: （；＾ω＾）「なんで僕だけ・・・。」

②「そもそも貴様が任務で忙しい流石兄弟を無理矢理呼び出したんだろう？
彼らには任務に戻ってもらうのが当たり前だ。」

（；＾ω＾）「ヒドス・・・。」

③「これ以上話し合っても有効な情報は得られそうにないな。今日はここまでにしよう。」

②「最後にもう一度言っておくが、貴様が全てを白状しない限り拘束が解かれることはない。
死ぬまで独房に入っていてもらってもいいんだぞ。」

（；ω；）「うう・・・。」

査問室のドアが開くとフサギコが部屋に入ってきた。

ミ,,ﾟДﾟ彡「今日の査問会が終わりらしいのでブーンを独房に連れて行きます。」

③「ご苦労。くれぐれも逃がさぬように。」

②「ブーンは重要な情報を持っているはずだからな。」

ミ,,ﾟДﾟ彡「はい、了解しました。」

フサギコはブーンを連れて査問室を出た。
214 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 01:34:21.70 ID:itMl0TW20: ブーンが出て行った後の真っ暗な査問室で２つのスピーカーは会話を続ける。

③「これでブーンの方は問題ないな。」

②「そういえばツンはどうなっているんだ？」

③「流石兄弟との戦いで負傷したらしく、荒巻が修理しているそうだ。」

②「フン、修理などしなくてもいいものを。」

③「まあ、ブーンさえ抑えておけばツンの方は何とかなるだろう。」

②「そうだな。」

③「では、明日の査問会も今日と同じように進行するということで。」

②「うむ。」

２番と３番のスピーカーの電源がオフになり、査問室に静寂が訪れた。
215 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 01:35:01.94 ID:itMl0TW20: 調和機構のラボ（研究室）。

/ ,' 3「これでよし。」

荒巻はツンの左腕の包帯を巻き終えた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ありがとう博士。」

/ ,' 3「それにしてもまた暴れたもんじゃな。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「そうなのよねえ。弟者って結構強かったからちょっと危なかったわよ。」

/ ,' 3「しかし、弟者と戦ってよくこれだけで済んだのう。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「まあ、私とブーンは最強のコンビだからね。それにレリックも使えるようになったし。」

/ ,' 3「なにっ！？レリックじゃと？」

荒巻の眉がピクリと動いた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「うん、そうよ、レリック。赤いオーラがばーっと出てきてすごいんだから。」
216 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 01:37:01.88 ID:itMl0TW20: / ,' 3「それでツン、おまえは何ともなかったのか？」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「え？うん、何ともないわよ。」

/ ,' 3「ふむ、そうか。ならいいんじゃが。」

荒巻はフゥとため息をついた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「で、ブーンは何処にいるの？私の体を触らせたら教えてくれるって約束だったじゃない。」

/ ,' 3「ちょｗｗｗ。そんな言い方をするなｗｗｗ。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「だってそーじゃない。」

/ ,' 3「違うじゃろう。負傷したおまえを治療しようと思ったのにおまえが、
ブーンに会わせろ会わせろうるさいから治療が済んだら教えてやると言っただけじゃ。
治療は済んだ。約束どおりブーンの居場所は教えてやる。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「で、何処なの？」

/ ,' 3「独房室に入れられておるよ。」
217 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 01:37:57.99 ID:itMl0TW20: ξﾟ⊿ﾟ)ξ「独房室？何でブーンがそんなところにいるの？」

/ ,' 3「おまえとブーンが調和機構の仲間を襲っているらしいから、
その背後関係を調べようとしているんじゃろう。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「博士までそんなこと言うの？」

/ ,' 3「ワシはそんなことは思っておらん。おまえ達は何もしておらん。目を見ればわかる。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「さすが博士、話がわかるわね。」

/ ,' 3「だが、助けに行くのはまだやめておけ。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「えっ？どうして？」

/ ,' 3「どうもおまえ達ははめられたような気がするのじゃ。
うかつに動くよりもまずは黒幕を探した方がよさそうじゃぞ。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「うーん、黒幕ねえ。そーいう小難しい話はブーンにまかせたいんだけど。」

/ ,' 3「まあ、とにかくしばらくはじっとしておれ。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ（どうしようかなあ。ブーンに何もなければいいんだけどさ。）
218 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 01:39:36.13 ID:itMl0TW20: 調和機構の独房室エリア。ずらりと並んだ独房の１つにブーンはいた。
独房と言っても普通の１ルームマンションのような部屋で快適な生活をすることはできる。
しかし、独房という名前がある以上精神的な苦痛はかなり大きかった。

（；＾ω＾）「まいったお・・・。明日も査問会あるみたいだし・・・。
どうせ明日も今日と同じような展開にしかならないお・・・。」

ブーンは椅子に座ってうな垂れていた。

（　＾ω＾）「ツンはどうしてるんだお？無事だといいんだけど・・・。」

その時、ドアをゴンゴンと叩く音がした。

（　＾ω＾）「あれ？何だお？晩ご飯は査問会の前にあったお？」

ブーンはドアの方に近づいた。しかし、ドアは開かない。
何かあったのなら守衛がドアを開けて事情を説明してくれるはずだ。

（　＾ω＾）「守衛さんじゃないのかお？」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「あたしよ、あたし。」

ドアの向こうからツンの声がした。
219 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 01:41:08.10 ID:itMl0TW20: （　＾ω＾）「ツ、ツン！どうしたんだお！」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「荒巻博士に治療してもらってたのよ。私の方はもう大丈夫よ。」

（　＾ω＾）「そ、そうかお。それはよかったお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「まあ、荒巻博士にはもうちょっと様子を見てから行動しろって言われたんだけどさあ。
ブーンが心配だから来ちゃったわよ。そっちはどう？大丈夫？」

（　＾ω＾）「うーん、完全に犯人扱いだお。参ったお・・・。
全部白状するまで死ぬまでここに閉じ込めるって言ってたお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ふーん、穏やかじゃないわね。」

（　＾ω＾）「まあ、無実が証明できるまではもうしばらくはここにいることになりそうだお。
ツンは荒巻博士のところで待っててお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「待つのってあんまり生に合わないのよねえ。」

（　＾ω＾）「まあ、そう言わずに待っててお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ねえ、このドアぶっ壊して逃げない？」

（　＾ω＾）「なんですと？」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「だからこのドアぶっ壊して逃げないかって。」

（　＾ω＾）「うーん、このドアは特殊合金でできてるからドールじゃ壊せないお。」
220 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 01:43:38.30 ID:itMl0TW20: ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ドールコマンド使えばいけるでしょ？レリックだって使えるようになったんだし。」

（　＾ω＾）「コマンドグローブ(甲の部分に紋章の入っている手袋のこと)はとっくに取り上げられてるお。
だからドールコマンドは使えないお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「えっ、コマンドグローブ持ってないの？」

（　＾ω＾）「そりゃ普通に取り上げられるお。それにこのドアには隙間も穴もないし、部屋にも窓とかないお。
だからツンがコマンドグローブ持ってきたって僕に渡すことはできないお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「あ、じゃあ守衛から鍵を奪うのはどう？」

（　＾ω＾）「そもそもこのドアには鍵はないお。中央管理室でドアの制御がされているんだお。
守衛さんはただ独房を監視するだけの人だお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「うーん、それは困ったわね。」

ツンは両手を組んで考え込んだ。

（　＾ω＾）「まあ、とりあえずしばらくはおとなしくしているしかないお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「そうねえ。じゃ、また来るわね。」

ツンはそう言うとブーンの部屋の前から去っていった。

（　＾ω＾）（あれ？そういえば守衛いるはずだお？なんでツンがここに普通に来たんだお？）

ちなみに守衛はツンにボコられて気絶していた。
221 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 01:45:09.69 ID:itMl0TW20: ちょっとだけ投下はこれでおしまいです。
読んでくれた皆様ありがとうございました。(｀・ω・´)
222 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 01:46:42.53 ID:S82ftBIg0: 作者乙！
223 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 01:47:00.81 ID:BE3LveGJ0: 乙ーｗ
なんかツンがかなり頭の足りない子に見えてきたｗ
224 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 02:01:34.88 ID:QiIm3usc0: ふもっふ
225 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 02:02:56.51 ID:qoqOqU5yO: 何となく話はわかるんだけど細部の設定が見えてこないところがおもしれぇｗｗ
226 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 02:12:55.89 ID:K25EiOEy0: 寝る前の保守
227 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 02:19:18.78 ID:QiIm3usc0: mohumohu?
228 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 02:26:20.09 ID:CvjrMBNf0: 保守
229 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 02:50:14.22 ID:QiIm3usc0: ふもふも
230 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 02:52:42.95 ID:D+V9MaiIO: http://etc4.2ch.net/test/read.cgi/kouri/1142355139/
231 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 03:19:23.26 ID:WTBr+FbVO: ブーンが脱ヒキ墜ちた・・・仕事中に・・・
あ～～＼(^o^)／ｵﾜﾀﾖ-
232 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 03:22:16.09 ID:vK3BSwXM0: やあ（´・ω・｀)
ようこそ、バーボンハウスへ。
このテキーラはサービスだから、まず飲んで落ち着いて欲しい。

うん、「また」なんだ。済まない。
仏の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

実は君に一生ｾｸﾛｽもｵﾅﾆｰもできなくなる呪いをかけたんだ。
http://bbs6.cgiboy.com/2R0333252/
↑の掲示板に「VIPからきますた」と書き込めば呪いは消える。
健闘を祈るよ（´・ω・｀)

じゃあ、注文を聞こうか。
233 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 03:24:15.41 ID:QiIm3usc0: もっふる？
234 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 03:45:55.51 ID:QiIm3usc0: もふもふ？
235 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 03:46:28.61 ID:EnvepuR90: お前たちがバカにされてるぞ！　　VIPPERの力をみせてやれｗｗｗ

754名前：名無し戦隊ナノレンジャー！投稿日： 2006/05/27(土) 03:42:41
おまえらのバカさはVIPPRE並み

755名前：名無し戦隊ナノレンジャー！投稿日： 2006/05/27(土) 03:43:33
つか荒らしてたのってカスVIPPRE共だろ？
いい加減くたばれよVIPPREは。マジでうぜよ

【岡田ジャパン】岡スレ３４【ワールドカップ】
http://tmp6.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1147952254/l50
236 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 03:54:21.39 ID:QiIm3usc0: もふもふ
237 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 04:21:32.40 ID:s+AdvCni0: 保守
238 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 04:37:30.80 ID:WTBr+FbVO: 仕事後保守!!
239 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 05:02:46.23 ID:Tpj+6jND0: なんだか眠れないので何か書きます。続きの投下じゃないです。(´･ω･`)
240 名前：ｺﾝﾋﾟｭｰﾀ法務部だって！sageないと逮捕されるらしいぞｗｗｗｗ ：2006/05/27(土) 05:02:50.24 ID:qr6HGPGP0: ちょｗｗｗｗｗｗｗｗ面白いｽﾚ見つけたｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ今週一番の祭りの予感ｗｗｗ
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

株式会社噂の眞相
http://money4.2ch.net/test/read.cgi/recruit/1147888382/

2 名前：dfjh2446（ｺﾝﾋﾟｭｰﾀ法務部）　投稿日：2006/05/19(金) 14:21:23
　　　　　

　　　　　　【警告】

このスレは絶対にsage進行でお願いします。
あげた人は,刑法361条「勧告無視に関する法律」に抵触するため、
即警察に通報します。
また民法902条の「肖像権の侵害」も適用されます。
個人情報保護法も特別に適用外となりますので、
逆アクセス探知により容疑者を特定します。
（serendr7896）

sageないと逮捕されるらしいぞｗｗｗｗｗｗｗみんなでageに行こうぜｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
241 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 05:07:45.77 ID:Tpj+6jND0: >>225
そのあたりは意図的に書いています。
１つ１つの話はわかるけど全体が見えないというかなんというかっていう感じですね。
エヴァっぽいですよね。(´･ω･`)

ｍ９っ｀Д´）結局、ドールって何なのよ！っていうところに回帰したりして。

伏線が異常に増えてきたような気がして自分でもアッーっていう感じです。
でも、まだ伏線というか謎は増えるような気がします。回収がきびしくなれば
最後に「おめでとう！」って書いて拍手すればＯＫ。(ヽ´ω`)
242 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 05:11:26.96 ID:Tpj+6jND0: と、言いつつも伏線回収楽しいのでがんばります。(`･ω･´)ゞ

細かい設定は別で書こうかとも思うんですが、
本編の内容と密接に絡む可能性があるので書けないのが現状です。
調和機構に関して誰からも「パクリすぎだろ！」っていう突込みがないのがちょと悲しい。(ヽ´ω`)
243 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 05:16:33.01 ID:Tpj+6jND0: からくりサーカスは見てないんですがなんとなく言われるとは思っていました。
攻殻機動隊？っていう意見の意味がちょとわからないんですよね。攻殻機動隊
見てないので。ローゼンメイデンというのも見てないです。

>>223
そんなことないよ！って思って読み直したらほんとアホっぽいですねｗ。
ただ、ワガママというか真っ直ぐというかそういう感じに捉えていただければいいなあと思います。
244 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 05:23:27.11 ID:Tpj+6jND0: ちょっとニューＡＡのテストです（気にしないでください）

从ﾟ⊿ﾟ)从
川ﾟ⊿ﾟ)川
‡ﾟ⊿ﾟ)‡
†ﾟ⊿ﾟ)†
┫ﾟ⊿ﾟ)┣
245 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 05:23:42.61 ID:Tpj+6jND0: それでは、そろそろおいとまします。
保守して下っている方、まとめてくださる方いつもありがとうございます。
とってもうれしいです。･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･
246 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 06:38:49.78 ID:ialo5UrhO: 保守！
247 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 07:00:58.52 ID:R6DHP1p6O: 亜種
248 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 07:02:53.33 ID:qa/kVMzL0: ちょｗｗｗお持ち帰りコワスｗｗｗｗｗ
http://37514.net/pc/weblog/home/eriblog/
249 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 07:24:09.21 ID:2+o3u/0r0: 下手な漫画よりストーリや世界観が面白いｗ
マジで作者ＧＪ！！
250 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 07:35:43.72 ID:dSE1cflhO: これは絵にしたいな。かけんけど
251 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 08:23:18.27 ID:X+mxzG6e0: >>250
俺も一回絵にしようとしたがまだまだ練習中のヘタレには無理でした・・・(ﾉД`)
252 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 09:00:33.53 ID:qoqOqU5yO: >>241
完結すればＧＪだｗｗｗｗ
ｇｄｇｄにならないようにガンガレ！！！！１１１１１
253 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 09:32:40.75 ID:5aXyIHiwO: 落とすなよｗ
254 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 09:50:36.83 ID:qoqOqU5yO: ほしゅ
255 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 10:20:41.07 ID:XvdYbYBFO: ぽしゅ
256 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 10:54:46.58 ID:pC+1eqgt0: 今追いついた
久しぶりにかなりのwktk
257 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 11:25:31.61 ID:3g7i9gwNO: 読みおわった
続き期待ほしゅ
258 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 11:34:04.82 ID:ppViAYWt0: 今追いついた保守
259 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 11:34:50.24 ID:4+Ek/qjp0: >>242
ブギーポップの「統和機構」ですよね
260 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 12:00:15.57 ID:3g7i9gwNO: お昼だほっしゅ＼(^O^)／
261 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 12:21:53.67 ID:qoqOqU5yO: ホッシュ
262 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 12:23:32.05 ID:PDWiYlwG0: 6http://momomo12345.hp.infoseek.co.jp/newpage1.html
263 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 12:41:02.07 ID:R6DHP1p6O: 蟹食いてぇ
264 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 13:06:05.42 ID:R6DHP1p6O: 蟹ぃ～
265 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 13:23:27.00 ID:5aXyIHiwO: 何でも良いから食いたい
266 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 13:25:01.35 ID:VdCp7Xh40: 保守
267 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 13:58:45.34 ID:3g7i9gwNO: 三度目の保守
268 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 14:07:43.33 ID:0GKYdSvL0: 保守
269 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 14:25:24.65 ID:aawCU2IC0: ほす
270 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 14:26:21.33 ID:yqEQdJLE0: >>259
君とは仲良くなれそうだ

ホッシュ
271 名前：ｺﾝﾋﾟｭｰﾀ法務部だって！sageないと逮捕されるらしいぞｗｗｗｗ ：2006/05/27(土) 14:26:30.10 ID:qr6HGPGP0: ちょｗｗｗｗｗｗｗｗ面白いｽﾚ見つけたｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ今週一番の祭りの予感ｗｗｗ
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

株式会社噂の眞相
http://money4.2ch.net/test/read.cgi/recruit/1147888382/

2 名前：dfjh2446（ｺﾝﾋﾟｭｰﾀ法務部）　投稿日：2006/05/19(金) 14:21:23
　　　　　

　　　　　　【警告】

このスレは絶対にsage進行でお願いします。
あげた人は,刑法361条「勧告無視に関する法律」に抵触するため、
即警察に通報します。
また民法902条の「肖像権の侵害」も適用されます。
個人情報保護法も特別に適用外となりますので、
逆アクセス探知により容疑者を特定します。
（serendr7896）

sageないと逮捕されるらしいぞｗｗｗｗｗｗｗみんなでageに行こうぜｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
272 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 14:51:46.63 ID:aawCU2IC0: hosu
273 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 15:06:35.76 ID:7E9MmSuFO: ( ＾ω＾)ほっ( ＾ω＾)ほっ( ＾ω＾)ほっ
274 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 15:12:49.97 ID:aawCU2IC0: ふぁっしゅ
275 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 15:13:54.07 ID:qa/kVMzL0: おっぱい？
ほれ　|つhttp://37514.net/pc/hatena/keyword/data59650.html
276 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 15:14:11.25 ID:hHjNHvOL0: (◎д◎)素子～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～！！
277 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 15:28:19.91 ID:yMQ5zbAd0: 保守して下っている方、まとめてくださる方ありがとうございます。
投下します。(｀・ω・´)
278 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 15:30:00.90 ID:zWE34hcZ0: (｀・ω・´)ｗｋｔｋ！
279 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 15:30:25.65 ID:yMQ5zbAd0: １２月１４日。調和機構の独房室エリア。ブーンのいる独房の特殊合金のドアが開く。
拳銃を持った２人の守衛がブーンを前と後ろから挟んで査問室へ連れて行く。

（；＾ω＾）（はぁ、これから査問会かお・・・。今日は朝ごはん抜きなのかお。）

ブーンの腹がぐぅと鳴った。

（；＾ω＾）（とりあえず適当に話して早めに部屋に戻してもらうようにするしかないお。）

その時、ゴッという音がし、背後でバタンと人が倒れる音がした。。

（　＾ω＾）「ん？」

ブーンが後ろを振り返ると守衛が倒れていた。
そして、前を向くと前にいたはずの守衛も倒れていた。

（　＾ω＾）「あれっ！？」

そして、また後ろを振り向くとツンがいた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「さあ、逃げるわよ。」
280 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 15:31:36.84 ID:yMQ5zbAd0: （　＾ω＾）「ツ、ツン！」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ブーンを助ける方法を色々考えたんだけど、
これが１番手っ取り早そうなんで実行してみたわ。」

（　＾ω＾）「ありがとうだお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「あと、これ。荒巻博士に新しいのもらってきたわ。」

ツンはブーンにコマンドグローブを渡した。

（　＾ω＾）「おお！これさえあればなんとかなるお。」

ブーンは両手にコマンドグローブをはめた。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「じゃあ、さっさと逃げて真犯人を探すとしましょうか。」

（　＾ω＾）「うんだお。」

ブーンとツンは廊下を走り出した。
281 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 15:33:03.02 ID:yMQ5zbAd0: （　＾ω＾）「えーと、正面入り口は多分ガードが堅いお。だから裏口から出ようだお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「わかったわ。」

ブーン達は裏口の方へ向かって走った。

（　＾ω＾）「あそこを右に曲がれば裏口だお。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「りょーかい！」

ブーン達は廊下を右に曲がった。
しかし、裏口のドアの前にはフサギコとクーが立っていた。

（　＾ω＾）「！」

ミ,,ﾟДﾟ彡「ブーン、何も言わずに独房室に戻ってくれ。
そうでなければ君達を力づくで止めないといけない。」

川ﾟ -ﾟ)「ツン、逃げるなんてやめたほうがいいぞ。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「私達何もしてないのよ。ちょっと真犯人を探しにいくだけよ。」
282 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 15:34:35.85 ID:yMQ5zbAd0: ミ,,ﾟДﾟ彡「とにかくここで君達が逃げると逃亡者という扱いになる。
そうなるともう俺達でもフォローできなくなる。例え君達が犯人でないとしても、だ。」

（　＾ω＾）「・・・。」

ミ,,ﾟДﾟ彡「無実ならそれを主張すればいい。そして、堂々と釈放されればいいじゃないか。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ブーンの話を聞いてると無実を主張しても釈放されそうにないけどね。」

ツンは背中に装着されている大剣の柄を握った。

川ﾟ -ﾟ)「ツン！」

ミ,,ﾟДﾟ彡「ツンの気持ちはわかった。ブーン、君はどうなんだ？」

（　＾ω＾）「ツンの言うとおりですお。僕達は確実に何者かにはめられているんですお。
ここにいる間はきっと釈放なんてされないですお。」

ミ,,ﾟДﾟ彡「そうか・・・なら仕方ないな。こちらも全力で君たちを止めさせてもらう。」

川ﾟ -ﾟ)「・・・。」

ミ,,ﾟДﾟ彡「クー。やるぞ。」

川ﾟ -ﾟ)「・・・了解した。」

ブーンとフサギコがドールコマンドを発動させようとした時、裏口のドアがギィと開いた。
283 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 15:36:06.11 ID:yMQ5zbAd0: 白いゴスロリの服を来た人形がゆっくりとドアの向こうからやってきた。
左目が真紅のように赤く、右目がエメラルドブルー。
そして、驚くべきことにツンと全く同じ顔だった。
違うのは髪形だけであり、それすらも同じならおそらく見分けはつかないだろう。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「誰、あなた？」

（　＾ω＾）（ツンと全く同じ顔だお・・・。）

从ﾟ⊿ﾟ)从「私はデレ。お姉様、会いたかったわ。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「はぁ？お姉様？私には妹なんていないわよ。人形なんだし。」

从ﾟ⊿ﾟ)从「つれない台詞ね。私とあなたは姉妹なのよ。荒巻に聞いてみたら？」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「・・・まあ、いいわ。あなたのことよりもここを出るほうが重要なのよ。
ちょっとあっち行っててよ。」

从ﾟ⊿ﾟ)从「嫌よ。もっとお姉様とお話したいの。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「あっちいってないと怪我するわよ。」

ツンはデレを無視して大剣を鞘から抜こうとした。しかし、抜けなかった。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「？」
284 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 15:37:02.24 ID:yMQ5zbAd0: いつの間にかツンの背後にまわったデレが大剣の柄を掴んでいるツンの手首を掴んでいたのだ。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「ちょっと、あなた離しなさいよ。」

从ﾟ⊿ﾟ)从「離したらお姉様、闘っちゃうじゃない。つまんなーい。私とお話しましょ。」

デレはほっぺたをプッと膨らました。

ξﾟ⊿ﾟ)ξ（それにしてもいつの間に後ろに回りこんだのかしら・・・。かなりデキルわね。）

ツンとデレのやりとりを眺めているフサギコはため息をついた。

ミ,,ﾟДﾟ彡「参ったな・・・。」

川ﾟ -ﾟ)「完全に空気がおかしくなってしまったな。」

ブーンもこのおかしな空気に戸惑っていた。

（　＾ω＾）（ツンに妹がいるなんて話聞いたことないお。）
285 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 15:38:28.78 ID:yMQ5zbAd0: その時、調和機構の壁に設置されているスピーカーから声が聞こえた。

スピーカーの声「あー、あー、みんなちょっと聞いて。あ、私は一之瀬最高司令官だ。
調和機構内で仲間を襲っている者達がいるっていう話の件だけど、
真犯人が見つかったんでこの件はもうおしまいね。
ブーンとツンは無実だから、すぐに釈放してあげて欲しい。
すまなかったと私から謝罪する。そして、今後も調和機構での活躍を期待している。
では、放送終わります。」

一方的な独白のような放送が流れるとスピーカーの電源は切れた。

ミ,,ﾟДﾟ彡「・・・。」

川ﾟ -ﾟ)「・・・。」

（　＾ω＾）「・・・。」

ξﾟ⊿ﾟ)ξ「・・・。」

从ﾟ⊿ﾟ)从「お姉様ぁ。遊ぼうよぉ。」

デレはツンの袖を引っ張っていた。
286 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 15:39:42.33 ID:yMQ5zbAd0: 調和機構内の最高司令官室。空中に球状のスピーカーが浮かんでいる。
それぞれのスピーカーには番号が書かれていた。
（以下、①は１と番号が書かれているスピーカーの発言を意味する。）

①「全く、あのおっさん達はほんと勝手なことするなぁ。ブーンとツンは放置しろって言ったのに。」

④「一之瀬最高司令官殿、大変申し訳ありません。
私からも彼らに余計なことはしないようにと釘を刺しておくべきでした。」

①「いやいや、四谷君は悪くないよ。悪いのは弐杉さんと三村さんのおっさんコンビだから。
おかげで尻拭い放送までするはめになっちゃったよ。」

④「今後は彼らの監視を厳しくしておきます。」

①「そうだねえ。今は大事な時期だし、四谷君にまかせるよそのあたりは。」

④「はっ。」

その時、最高司令官室のインターフォンが鳴った。

①「ん？誰だろ。荒巻博士か。じゃあ、この件はこれでおしまいね。」

④「わかりました。」

４番スピーカーの電源がオフになった。
287 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 15:41:04.98 ID:yMQ5zbAd0: ①「入っていいよ～。」

ドアが開くと荒巻が入ってきた。その表情は怒りに満ちていた。

/ ,' 3 「一之瀬最高司令官殿！なぜ、勝手にデレと『魂撃ち』の儀式をしたのですか！」

①「だって、荒巻博士がデレを私にくれないからじゃない。」

/ ,' 3 「あれはまだ完成しておりません。と言ったじゃないですか。
完成していないドールは誰にも渡せません。」

①「ほんとは完成してたんでしょ。知ってるよ。」

/ ,' 3 「・・・。」

①「私にデレをとられるのが嫌だから嘘ついてたのはもうわかってるよ。」

/ ,' 3 「・・・。」

①「沈黙は肯定とみなすよ。まあ、『魂撃ち』の儀式は済んだしもうしょうがないよね。」

/ ,' 3 「・・・それでデレは今どこにいるのでしょうか？」

①「ああ、何かお姉様のところに遊びに行くって言ってたよ。」
288 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 15:42:03.54 ID:yMQ5zbAd0: / ,' 3 「そうか・・・。」

①「とりあえず、デレは僕のドールだから何かあったらまたよろしく頼むよ。」

/ ,' 3 「・・・しょうがないな・・・。」

荒巻は歯切れの悪い返事をした。

①「これで２人のプリンセスが揃ったってことになるわけなんだしもっと喜びなよ。」

/ ,' 3 「！」

①「じゃあ、私はいろいろと忙しいからもう行くよ。」

/ ,' 3 「あっ。」

１番のスピーカーの電源がオフになった。

/ ,' 3 （奴はどこまで知っておるんじゃ・・・。）

荒巻は誰もいない最高司令官室を後にした。
289 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 15:43:05.83 ID:yMQ5zbAd0: 投下はここまです。読んでくださった人達ありがとうございました。(｀・ω・´)

そして、どうみてもディーヴァです。ありがとうございました。(｀・ω・´)
290 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 15:44:06.59 ID:zWE34hcZ0: 作者乙！
291 名前： ◆48/2rTdoiY ：2006/05/27(土) 15:45:40.18 ID:yMQ5zbAd0: >>259
ｍ９っ｀Д´）正解！
ほんとの統和機構みたいに存在すらもなぞっぽい風にしたかったのですが展開的に無理でした。orz
上遠野浩平の本はほとんど読んでいます。(*´ω｀*)
292 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 15:54:50.89 ID:zWE34hcZ0: （　＾ω＾）ブギーブーン
293 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 16:05:01.77 ID:BE3LveGJ0: 作者乙ｗ
デレかわいいな
294 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 16:25:55.18 ID:zWE34hcZ0: (ヽ´ω`)
295 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 16:50:36.01 ID:h/YusVITO: 乙
296 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 17:02:13.77 ID:kwns7kATO: ほーっしゅ
297 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 17:20:58.13 ID:ZsXYeKcJO: ほ
298 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 17:22:10.28 ID:dcCgY2koO: ６時までに↓のスレ1000まで埋めれたらなんでもうｐします＞＜

[FOMA]♪♪♪DSソフトの着うた♪♪♪[au]
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/handygame/1148318313/
299 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 17:50:21.85 ID:W94ioqle0: ほしゅ
300 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 17:50:35.95 ID:R6DHP1p6O: 蟹食いてぇ
301 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 18:01:11.41 ID:RhZta/NZ0: 果肉いてぇ
302 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 18:07:40.17 ID:Nbz7q9eW0: 星油
303 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 18:11:17.94 ID:5v33T04t0: 保守
304 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 18:23:01.83 ID:5v33T04t0: 保守人
305 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 18:36:09.97 ID:5v33T04t0: 保守備
306 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 18:46:59.29 ID:ik7AYacQO: ほっしゃん

うどん

鼻イタ
307 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 18:56:37.13 ID:lVv9slVj0: hi
308 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 19:00:34.58 ID:0xbCAPCrO: ほーしゅー
309 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 19:04:24.62 ID:RhZta/NZ0: デレがディーバにしか見えない件について
310 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 19:29:02.25 ID:BqePYIt4O: ほしゅ
311 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 19:44:01.48 ID:NakPXrN00: ホス
312 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 19:52:26.83 ID:NakPXrN00: フオオオ！！
313 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 20:03:19.13 ID:8e7Fi9c8O: 何故かスレタイを言葉使いと読み違えた俺がいる
314 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 20:17:39.93 ID:pC7VnsV6O: 保守
315 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 20:36:24.17 ID:NakPXrN00: フオオオオオ！！！！
316 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 20:46:42.19 ID:3g7i9gwNO: ほし　ゅ
317 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 20:47:49.10 ID:qVh+2l9s0: hosu
誰かまとめ作らないかなぁ
318 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 20:49:04.23 ID:RhZta/NZ0: ここにありますよ
http://boonsoldier.web.fc2.com/
319 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 20:53:54.14 ID:gzdswvRx0: >>244はデレの髪形テストだったんだな
320 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 20:54:39.82 ID:nyFW1jq4O: 一之瀬司令官がフェイスレスっぽい。
321 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 20:55:12.72 ID:RhZta/NZ0: >>320
言い回しとか?
322 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 20:58:01.20 ID:gzdswvRx0: ほ
323 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 21:00:57.66 ID:qoqOqU5yO: 続き気になるな
ｗｋｔｋ
324 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 21:13:57.72 ID:RhZta/NZ0: ほっしゅ
325 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 21:20:31.67 ID:WTBr+FbVO: （　＾ω＾）ｗｋｔｋお仕事中保守お
326 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 21:37:33.88 ID:5v33T04t0: 保守
327 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 21:49:50.48 ID:RhZta/NZ0: 保守
328 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 21:50:24.33 ID:F7p8EFV7O: ほしゅ
329 名前：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします ：2006/05/27(土) 22:02:26.00 ID:CyiWwcgg0: ほ

ニュー速VIPに戻る全部最新50

DAT2HTML 0.32j Converted.